メインメニューを開く

メガロ (Megalon) は、『ゴジラ対メガロ』『ゴジラアイランド』に登場する架空の怪獣。別名「昆虫怪獣」。

目次

概要編集

ドリルのような腕と、カブトムシのような角を持つ昆虫型怪獣である。デザインにはカブトムシだけでなく、セミなど複数の昆虫の特徴が取り入れられている[1]

地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』では、検討用台本に新怪獣としてメガロの名が使われているが、その描写は「体からスモッグのようなガスを放射し敏捷に動く」「触覚の先端に目がある」など、本作とはまったく異なるものであった[2]。なお、メガロの原案は元々『オール怪獣大進撃』に登場させる予定であったケラ怪獣「ゲバラ」の転用となる[3]

登場作品編集

  1. 映画『ゴジラ対メガロ』(1973年公開)
  2. テレビ番組『ゴジラアイランド』(1997年放映)

『ゴジラ対メガロ』のメガロ編集

  • 身長:55メートル
  • 体重:4万トン

シートピア海底王国の守護神。飛行時にはを使用する(戦闘中の飛行は除く)。両腕はそれぞれ縦半分に割ったドリルのような形状となっており、左右を合わせることでドリルとして使用できる。ドリルはそのまま武器になるほか、地中を高速で移動して奇襲するなどの方法にも使われる。口からは地熱ナパーム弾、角の先端からはレーザー殺獣光線を放つ(どちらも、発射前には角が発光する)。ジェットジャガーにいきなり巨大化されて唖然とする、尻を叩いてゴジラたちを挑発するなど、感情豊かな面をもつ。

人類の地下核実験によってシートピア海底王国の北地区が全滅するなどの被害を受けたため、シートピア人はメガロを先兵として地上へ送り込むと、伊吹吾郎から強奪したジェットジャガーに案内させながら破壊活動を行うが、彼らの活躍によってジェットジャガーが奪還されたため、メガロは一時的に暴走する。

その後、自我を持って巨大化したジェットジャガーと戦い始めたメガロは、やや形勢不利となったところへ応援に来たガイガンとの2頭がかりでジェットジャガーを追い詰める。しかし、ゴジラの出現によってタッグマッチ戦となった激闘の末に敗れ、シートピア海底王国へ退散する。

  • スーツアクター:伊達秀人[4][注 1]
  • 造形は安丸信行小林知己。背中の羽根は風呂マットに使うハードスポンジ、角・歯・両手のドリルはFRPで作られた。チャックは腹についている。1サイズの飛び人形も制作された。

『ゴジラアイランド』のメガロ編集

X星人の操る昆虫怪獣。

ややコミカルな演出がなされており[注 2]デストロイアの子分のような立ち回りを演じている。武器は角からの殺獣レーザー光線と口からの地熱ナパーム。

最初はバトラと共に飛来し、モスララドンモゲラメカゴジラと空中戦を展開する。続いてゴジラジュニアをマタンゴ島に誘拐するが、モゲラにより一時息の根を止められる。その後、Gガードの科学技術班によって再生され、「怪獣刑務所」に収監されるが、脱獄した後はデストロイアとタッグを組むことが多くなる。

その他の作品編集

  • 漫画『怪獣王ゴジラ』では、悪の科学者であるマッド鬼山がかつてのメガロを改造した設定で登場。
  • 小説『GODZILLA 怪獣黙示録』では、人類がアフリカ大陸を失う最後の一手を突きつけた怪獣として登場。2012年にアフリカ西海岸から初上陸して大陸を横断し、無数の小国を壊滅に追いやって海中へ姿を消す。その後、2022年には南アフリカ共和国に出現して壊滅させた[5]2029年には核戦争から復興中のインドパキスタンに現れて両国を蹂躙し、フィリピンで暴れ回って北上した後、日米共同の防衛線を突破して日本の沖縄のブルービーチに上陸するも、万座毛から出現したキングシーサーと相打ちになって倒れる[6]

脚注編集

[ヘルプ]

注釈編集

  1. ^ ただし、薩摩剣八郎の著書『ゴジラが見た北朝鮮』では、自身がメガロを演じたと記述しており、薩摩がメガロの着ぐるみに入っている写真も存在する[1]
  2. ^ ラドンと取っ組み合って墜落し、運悪くデストロイアに激突」「ミサトのタルトクープの動きに翻弄されて目を回して倒れる」など。

出典編集

  1. ^ a b 東宝特撮映画大全集 2012, p. 159.
  2. ^ 東宝特撮映画大全集 2012, p. 154.
  3. ^ ゴジラ・クロニクル 1998, p. 285.
  4. ^ 中野昭慶、染谷勝樹『特技監督 中野昭慶』ワイズ出版〈ワイズ出版映画文庫〉、2014年7月25日、453頁。ISBN 978-4-89830-280-4
  5. ^ 怪獣黙示録 2017, pp. 19-111, 第1章『出現』
  6. ^ プロジェクト・メカゴジラ 2018, pp. 53-85, 第6章『長征』

参考文献編集