メジャーエンブレム

日本の競走馬

メジャーエンブレムは、日本競走馬である。主な勝ち鞍は2015年阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)、2016年NHKマイルカップ(GI)、クイーンカップ(GIII)。

メジャーエンブレム
2015年阪神JF
品種 サラブレッド
性別
毛色 栗毛
生誕 2013年3月26日[1]
抹消日 2017年1月4日
ダイワメジャー[1]
キャッチータイトル[1]
母の父 オペラハウス[1]
生国 日本の旗 日本北海道
生産者 ノーザンファーム[1]
馬主 (有)サンデーレーシング[1]
調教師 田村康仁美浦[1]
競走成績
タイトル JRA賞最優秀2歳牝馬(2015年)
生涯成績 7戦5勝[1]
獲得賞金 2億4310万7000円[1]
勝ち鞍
GI 阪神JF 2015年
GI NHKマイルC 2016年
GIII クイーンC 2016年
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経歴 編集

2歳(2015年) 編集

 
阪神JF パドックにて

スタートから好位を追走し、直線入り口から先頭に立つとそのまま押し切るというレーススタイルでデビューから2連勝を飾る。重賞初挑戦となったアルテミスステークスでは、直線でデンコウアンジュにクビ差かわされ初の敗戦を喫したものの、阪神ジュベナイルフィリーズでは抜群のスタートダッシュをみせると、終始楽な手応えのまま2着に2馬身の差をつけ快勝。自身初の重賞制覇をGI勝利で飾った。この勝利によりJRA賞最優秀2歳牝馬を満票で受賞。

3歳(2016年) 編集

3歳初戦となったクイーンカップは5馬身差の圧勝。迎えた桜花賞でも断然の1番人気に支持されたが、スタートをやや失敗しハナを切ることが出来ず、中団からの競馬になってしまったことが災いし4着に敗れる。次走にはオークスではなくNHKマイルカップを選択。好スタートからハナに立つ本来の競馬に回帰し、ロードクエストの追撃を完封。2つ目のGIタイトルを手にした。

その後、秋に備えて福島県ノーザンファーム天栄へ放牧に出されたが、左後肢の筋肉に痛みが出たため、復帰戦に予定していた紫苑ステークスを回避。北海道のノーザンファーム空港牧場に移動後も懸命に調整を続けたものの、左前肢の蹄も痛めるなどアクシデントが続いたため、結局2017年1月4日に現役を引退することがサンデーサラブレッドクラブのホームページで発表された。引退後はノーザンファームで繁殖牝馬となる[2][3]

競走成績 編集

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量 1着馬(2着馬)
2015.06.14 東京 2歳新馬 芝1800m(良) 14 7 12 002.60(1人) 01着 01:50.0(33.8) -0.2 C.ルメール 54kg (プランスシャルマン)
0000.09.12 中山 アスター賞 500万下 芝1600m(良) 09 2 2 001.20(1人) 01着 01:36.5(34.5) -0.4 C.ルメール 54kg (マテラアリオン)
0000.10.31 東京 アルテミスS GIII 芝1600m(良) 15 8 15 002.20(1人) 02着 01:34.1(34.2) -0.0 C.ルメール 54kg デンコウアンジュ
0000.12.13 阪神 阪神JF GI 芝1600m(良) 16 1 2 002.50(1人) 01着 01:34.5(35.8) -0.3 C.ルメール 54kg (ウインファビラス)
2016.02.13 東京 クイーンC GIII 芝1600m(良) 16 3 6 001.30(1人) 01着 01:32.5(34.7) -0.8 C.ルメール 55kg (フロンテアクイーン)
0000.04.10 阪神 桜花賞 GI 芝1600m(良) 18 3 5 001.50(1人) 04着 01:33.8(34.2) -0.4 C.ルメール 55kg ジュエラー
0000.05.08 東京 NHKマイルC GI 芝1600m(良) 18 2 4 002.30(1人) 01着 01:32.8(35.1) -0.1 C.ルメール 55kg (ロードクエスト)

繁殖成績 編集

生年 馬名 毛色 馬主 厩舎 戦績
初仔 2018年 プレミアエンブレム 鹿毛 ルーラーシップ (有)サンデーレーシング 美浦・田村康仁 10戦2勝(引退)
2番仔 2019年 ホーリーエンブレム ロードカナロア 13戦1勝(現役)
3番仔 2020年 スワッグチェーン 4戦0勝(引退)
4番仔 2021年 ロールオブアームズ 3戦0勝(現役)
5番仔 2022年 メジャーエンブレムの2022 サートゥルナーリア デビュー前
6番仔 2023年 メジャーエンブレムの2023 栗毛 レイデオロ デビュー前
  • 2024年2月16日現在

血統表 編集

メジャーエンブレム血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 サンデーサイレンス系
[§ 2]

ダイワメジャー
2001 栗毛
父の父
*サンデーサイレンス
1986 青鹿毛
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
父の母
スカーレットブーケ
1988 栗毛
*ノーザンテースト Northern Dancer
Lady Victoria
*スカーレットインク Crimson Satan
Consentida

キャッチータイトル
2003 栗毛
*オペラハウス
1988 鹿毛
Sadler's Wells Northern Dancer
Fairy Bridge
Colorspin High Top
Reprocolor
母の母
*タイトルド
1996 鹿毛
Rainbow Quest Blushing Groom
I Will Follow
Her Ladyship Polish Precedent
Upper Strata
母系(F-No.) Lavant系(FN:B3) [§ 3]
5代内の近親交配 Northern Dancer 4×4 [§ 4]
出典
  1. ^ JBISサーチ メジャーエンブレム 5代血統表2016年7月19日閲覧。
  2. ^ 競馬ラボ メジャーエンブレムの繁殖牝馬情報2020年4月7日閲覧。
  3. ^ [4]
  4. ^ JBISサーチ メジャーエンブレム 5代血統表2016年7月19日閲覧。


出典 編集

  1. ^ a b c d e f g h i メジャーエンブレム”. netkeiba.com. 株式会社ネットドリーマーズ. 2019年12月16日閲覧。
  2. ^ 15年2歳女王メジャーエンブレムが競走能力喪失で引退”. デイリースポーツ online (2017年1月4日). 2024年4月1日閲覧。
  3. ^ メジャーエンブレム号が競走馬登録抹消[リンク切れ]日本中央競馬会、2017年1月4日閲覧
  4. ^ 平出貴昭 (2019年9月18日). “『覚えておきたい世界の牝系100』掲載牝系一覧”. 競馬“血統”人生/平出貴昭. 2020年4月7日閲覧。

外部リンク 編集