メルキオール・ホフマン

ドイツの神学者

メルキオール・ホフマン(Melchior Hofmann、1500年 - 1543年)は、16世紀のドイツ人の宗教家。再洗礼派の一派であるメルキオール派の指導者で平和主義の終末論者。

メルキオール・ホフマン
メルキオール・ホフマンの行動経路

シュヴァーベンのハルで生まれた。毛皮商だったが、ルター派の影響を受け、1532年からルター派説教者として北ドイツ、スカンディナヴィア、デンマークを毛皮取引の傍ら訪れたが、独自の終末論を説いたため、当局、ルター派と衝突した。1530年初めにストラスブールに訪れ、1533年に終末が訪れ、この地に再臨のキリストが出現すると預言したが外れ、その威信は失墜した。この頃にはヤン・マティウスの武力によって千年王国を築こうとする思想が広がっており、その後、逮捕されたためメルキオール派の信徒の多くはマティウスに従い、ミュンスターを目指した。10年間の監獄生活をおくったが、1534年から翌年にかけてミュンスターの反乱が発生し、アナバプテストの評判は失墜した。1543年にストラスブールで獄死。

死後、その著書の半数は消失し、メルキオール派も信徒が他の再洗礼派に移るなどして消滅した。

関連作品編集

参考文献編集