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メロディIC(電子発音装置とも)とは、集積回路の一種で、アラーム音やメロディ音等の旋律のある電子音を発生するための電子部品である。

目次

概要編集

1987年7月、セイコーエプソンにより世界初のメロディIC「SVM7910」が開発された。このICは同月に発売された「セイコークオーツアラーム電子メロディア」に搭載された[1]。その後も同社は多数の製品を開発・製造していたが、現在は生産終了となっている。現在は中国製と思われるノーブランドのメロディICが流通している。

電子音を鳴らすものの他に、サンプリングされたPCMが記憶された効果音発生用のICがあり、動物の鳴き声や銃声、警報音、鉄道の音などのICも存在する。

主要製品編集

OEMやカスタムとしてここに記載以外の製品も存在しているが、データシートに記載されているものを記述した。

セイコーエプソン編集

[2][3]

7910編集

「SVM7910」とも[1]。2曲のメロディICと、チャイム音及びアラーム音が入っている。7910Cや7910CE、7910CFなどの製品が存在し、電話の保留音やPATLITE製の警報機、鉄道の接近警告音、遊園地の遊具等に採用された。鉄道では、JR東日本横浜線などで7910CQの「メリーさんの羊」が聴ける。

7920編集

店舗では「SVM7920」とも販売されている。1曲のみで単音。電話の保留音に使用されている。

7930編集

店舗では「SVM7930」とも販売されている。仕様は7920と同じだが、アンプを内蔵しトランジスタ回路でスピーカーを駆動可能。

SVM7940編集

最大8曲を内蔵する。音色は単音で、エンベロープもついていない。

SVM7950編集

SVM7940と仕様が似ているが、1曲のみ内蔵されている。

SVM7960編集

7910の新製品として1983年4月に開発された[1]。最大4曲が入り、電話の保留音のほかにドアチャイム(秩父鉄道の車両でSVM7962C0Nと同じ音が鳴った)、インターホン等に採用された。

SVM7970編集

最大11曲が入り、からくり時計「セイコーファンタジア」に採用された。床屋に設置されているサインポール時計からもSVM7975C0Bと同じ音が流れる。

SVM7990編集

最大8曲が入り、単音でエンベロープがついている。インターホンに採用された。

SVM7800編集

SVM7820編集

SVM7850編集

SVM7860編集

2和音、エンベロープ付きで1曲のみが入る。電話保留音に採用された。

SVM7900編集

SVM7500編集

SVM7560編集

SVM7561編集

SVM7570編集

3つの異なる波形とノイズの計4和音が鳴らせる[4]。SVM7571はパトライトの警報機や鉄道の接近メロディ、ホームドア開閉音、信号開通メロディなどに採用された。現在でも工場や鉄道駅でよく聞くことができる。

SVM7100編集

シャープ編集

LR3461編集

1.5V動作、8曲入り。

LR3463編集

3V動作、8曲入り。パトライトの警報機や北陸本線の接近音、遊園地などの遊具や自動販売機に採用された。

脚注編集

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  1. ^ a b c 電子発音装置(メロディIC)「SVM7910」 | マイルストンプロダクツ | 企業情報 | エプソン” (日本語). www.epson.jp. 2019年3月1日閲覧。
  2. ^ EPSON Melody ICs(pdf)”. 2019年3月1日閲覧。
  3. ^ standard melody list(pdf)”. 2019年3月1日閲覧。
  4. ^ SVM7570C/M Series(pdf、英語)”. 2019年3月1日閲覧。