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モクレン(木蓮、木蘭、Magnolia quinquepeta もしくは Magnolia liliiflora、中国では紫玉蘭と表記するが木蘭辛夷木筆望春女郎花とも呼ばれる)は、モクレン目モクレン科モクレン属の落葉低木。花が紫色であることから、シモクレン(紫木蓮)の別名もある。ハネズモクレンゲと呼ばれることもある。昔は「木蘭(もくらん)」と呼ばれていたこともあるが、これは花がランに似ていることに由来する。今日では、ランよりもハスの花に似ているとして「木蓮(もくれん)」と呼ばれるようになった。

モクレン(シモクレン)
Magnolia liliiflora2.jpg
モクレンの花
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : モクレン亜綱 Magnoliidae
: モクレン目 Magnoliales
: モクレン科 Magnoliaceae
亜科 : モクレン亜科 Magnolioideae
: モクレン属 Magnolia
: モクレン M. quinquepeta
学名
Magnolia quinquepeta
(Buc’hoz) Dandy

もしくは Magnolia liliiflora
Desr.

和名
モクレン(木蓮、木蘭)、シモクレン
ハネズ、モクレンゲ
英名
Mulan magnolia
Tulip magnolia
Lily magnolia
モクレンは民家の庭に植えられることも多いが、脇芽の伸びが早いためこまめな剪定が必要。

目次

特徴編集

原産地編集

中国南西部(雲南省四川省)が原産地である。英語圏に紹介された際に、Japanese magnolia と呼ばれたため、日本が原産国だと誤解されている場合がある。

形態編集

小型で樹高3-5m程度。は互生で、広卵型、長さ8-10cm、先は尖る。花期は春(4-5月頃)。花は濃い紅色から桃色で、花弁は6枚、がくは3枚、雄しべ雌しべは多数が螺旋状につく。上品な強い芳香を放つ。ハクモクレンとは異なり、花びらは舌状で長い。実は赤い。

利用編集

庭木、公園樹として中国、日本だけでなく、北米ヨーロッパ諸国で広く栽培されている。移植は困難であり、株分けによって殖やす。朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)では国花に指定されている。

近縁種編集

ハクモクレン編集

 
ハクモクレンの大木。

ハクモクレン(白木蓮、学名Magnolia heptapetaシノニムMagnolia denudata)はモクレンの仲間で白色の花をつける。しばしば、「モクレン」と混同され、そう呼ばれることがある。

モクレン属の中では大型の種類で樹高は10-15m程度まで成長する、春、葉に先立って大形で白色の花が開く。

サラサモクレン編集

モクレンとハクモクレンの雑種サラサモクレン(更紗木蓮、Magnolia × soulangeana)と呼ばれ、やはり街路樹などに用いられる。樹高は6-10mと変化に富む。花の形はハクモクレンに似て丸い。花の色は両種の中間に相当するピンク色が基本だが、やはり白から紫までの変化に富む。開花時期はハクモクレン、サラサモクレン、モクレンの順である。

交雑種編集

シモクレンとシデコブシの交雑種もあり、花の外観は細めのシモクレンに見える。

モクレン属編集

ギャラリー編集

関連項目編集

参考文献編集

  • 林弥栄編 『山溪カラー名鑑 日本の樹木』 株式会社山と溪谷社、1985年、ISBN 4-635-09017-5

外部リンク編集