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この名前は、ポルトガル語圏の人名慣習に従っています。第一姓(母方の)はダ・シルバ第二姓(父方の)はゴームズです。
この記事の項目名には以下のような表記揺れがあります。
  • ヤン・ゴームス
  • ヤン・ゴメス

ヤン・ダ・シルバ・ゴームズYan da Silva Gomes, ポルトガル語発音: [ˈɐ̃w̃ ɡˈɔmes][1], 1987年7月19日 - )は、ブラジルサンパウロ州サンパウロ出身のプロ野球選手捕手内野手)。右投右打。MLBワシントン・ナショナルズ所属。

ヤン・ゴームズ
Yan Gomes
ワシントン・ナショナルズ #10
Yan Gomes 2017 (cropped).jpg
クリーブランド・インディアンス時代
(2017年8月27日)
基本情報
国籍 ブラジルの旗 ブラジル
出身地 サンパウロ州サンパウロ
生年月日 (1987-07-19) 1987年7月19日(32歳)
身長
体重
6' 2" =約188 cm
215 lb =約97.5 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 捕手一塁手三塁手
プロ入り 2009年 MLBドラフト10巡目
初出場 2012年5月17日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム ブラジルの旗 ブラジル
WBC 2013年予選

ブラジル出身で初のMLB選手である[2]。愛称はブラジリアン・ボンバーのほか、オビ・ヤンヤニマルなど、オビ・ワン、アニマル(動物)を捩ったものとなっている。クリーブランド・インディアンス時代の監督のテリー・フランコーナが名付けたゴーマーという愛称もあるが、本人曰く、この愛称で呼ぶのはフランコーナだけである[3]

目次

経歴編集

プロ入り前編集

1987年ブラジルサンパウロで生まれ、12歳の時に家族と共にアメリカ合衆国へ移住する[4]

2008年MLBドラフト39巡目(全体1192位)でボストン・レッドソックスから指名を受けるが、契約には至らなかった。

プロ入りとブルージェイズ時代編集

 
トロント・ブルージェイズ時代
(2012年8月19日)

2009年MLBドラフト10巡目(全体310位)でトロント・ブルージェイズから指名を受け入団[4]

2012年5月17日、アダム・リンドに代わってAAA級ラスベガス・フィフティワンズから昇格し、ブラジル人初のメジャーリーガーとなった。同日のヤンキース戦でデビューを果たし、フィル・ヒューズからブラジル人として史上初の安打を放った[5]

インディアンス時代編集

2012年11月3日にエスミル・ロジャースとのトレードで、マイク・アビレスと共にクリーブランド・インディアンスへ移籍した[6]。また、パナマで開催された第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)予選のブラジル代表に選出された。パナマ代表との本大会進出決定戦では決勝適時打を放ち、予選突破に大きく貢献した[7]。本戦への出場も期待されたがシーズンに専念するため辞退した。

2013年3月11日にインディアンスと1年契約に合意。3月25日にAAA級コロンバス・クリッパーズへ異動[8]。4月9日にメジャーへ昇格した[9]。4月24日にAAA級コロンバスへ降格したが、28日に再昇格した[10]。この年は88試合に出場して打率.294、11本塁打、38打点、2盗塁を記録した。また、7月30日にはMLB史上初のブラジル人投手であるアンドレ・リエンゾと初のブラジル人対決をした。

2014年3月10日にインディアンスと1年契約に合意した。3月31日にインディアンスと総額2300万ドルの6年契約(2020年・900万ドル、2021年・1100万ドルの球団オプション付き)に合意した[11][12]。シーズンでは、21本塁打を放つなど活躍。ブラジル人として、初めて捕手のシルバースラッガー賞を獲得した。

2015年は離脱もあり、95試合の出場に留まった。打撃面では打率.231・出場試合数を超える104三振を喫するなど、ミート面で不振だったが、3シーズン連続二桁本塁打となる12本塁打を放った。

2016年7月に右肩を故障して故障者リスト入りした[13]。更に、復帰直前にマイナーリーグの試合で右手首に死球を受けて骨折し、引き続き戦線離脱する羽目になった[14]。最終的には74試合に出場したが、打率.167・9本塁打・34打点という成績に留まり、全体的に低調だった。守備面では73試合でマスクを被り、3失策、守備率.995、DRS0ー盗塁阻止率37%という安定した成績だった。

2017年1月20日に背番号を7に変更した[15]。この年は105試合に出場し、打率.232、14本塁打、56打点という成績で、打率はあまり高くないものの出塁率と長打率が大きく上がり、OPSは.708になった。

2018年は前半戦に打率.247、10本塁打、32打点を記録し、オールスターに選出された。オールスターゲームにブラジル人選手が選出されるのは史上初のことである[16]。最終成績は112試合に出場し打率.266、16本塁打、48打点、OPS.762であった。守備面は111試合で捕手を務め、DRS +4と4年ぶりにプラスに転じた。

ナショナルズ時代編集

2018年11月30日にジェフリー・ロドリゲスダニエル・ジョンソン英語版とのトレードで、ワシントン・ナショナルズへ移籍した[17]

プレースタイル編集

パワーのある打撃が魅力の攻撃型捕手で、通算の長打率やOPS・二塁打数・本塁打数などの打撃指標はインディアンス時代、アメリカンリーグの捕手の中でも有数であった[18]。また、守備も高いレベルにあり、「Baseball Prospectus」はフレーミング、送球、ブロッキングなどすべての測定可能なプレーで強いポジティブな結果が出ており、高い評価をつけている[19]

詳細情報編集

年度別打撃成績編集

















































O
P
S
2012 TOR 43 111 98 9 20 4 0 4 36 13 0 0 1 3 6 0 3 32 3 .204 .264 .367 .631
2013 CLE 88 322 293 45 86 18 2 11 141 38 2 0 0 4 18 0 7 67 12 .294 .345 .481 .826
2014 135 518 485 61 135 25 3 21 229 74 0 0 0 6 24 3 3 120 13 .278 .313 .472 .785
2015 95 389 363 38 84 22 0 12 142 45 0 0 0 6 13 1 7 104 11 .231 .267 .391 .659
2016 74 264 251 22 42 11 1 9 82 34 0 0 0 2 9 0 2 69 7 .167 .201 .327 .527
2017 105 383 341 43 79 15 0 14 136 56 0 0 1 2 31 0 8 99 9 .232 .309 .399 .708
2018 112 435 403 52 107 26 0 16 181 48 0 0 0 3 21 2 8 119 4 .266 .313 .449 .762
MLB:7年 652 2422 2234 270 553 121 6 87 947 308 2 0 2 26 122 6 38 610 59 .248 .295 .424 .719

年度別守備成績編集



捕手(C) 一塁(1B) 三塁(3B) 左翼(LF)
























































2012 TOR 9 35 0 0 0 1.000 0 0 0 .000 20 106 7 1 7 .991 8 7 12 0 2 1.000 4 0 0 0 0 .000
2013 CLE 85 663 65 3 1 .996 4 29 20 .408 1 6 0 0 0 1.000 - -
2014 126 1052 73 14 9 .988 6 66 31 .320 - - -
2015 91 746 56 3 8 .996 6 39 19 .328 - - -
2016 73 539 32 3 3 .995 4 19 11 .367 - - -
2017 103 938 60 9 5 .991 4 33 24 .421 - - -
2018 111 994 49 9 6 .991 6 49 20 .290 - - -
MLB 598 4967 337 41 32 .992 30 235 125 .347 21 112 7 1 7 .992 8 7 12 0 2 1.000 4 0 0 0 0 .000
  • 2018年度シーズン終了時

表彰編集

記録編集

背番号編集

  • 68 (2012年)
  • 10 (2013年 - 2016年、2019年 - )
  • 7 (2017年 - 2018年)

代表歴編集

脚注編集

  1. ^ ポルトガル語の発音記号変換ツール(ブラジル)”. easypronunciation.com. 2018年12月29日閲覧。
  2. ^ http://toronto.bluejays.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20120517&content_id=31545568
  3. ^ Explaining Indians Players Weekend names MLB.com (英語) (2017年8月26日) 2017年9月15日閲覧
  4. ^ a b The Brazilian Bomber- Interview With Yan Gomes
  5. ^ http://mlb.mlb.com/mlb/gameday/index.jsp?gid=2012_05_17_nyamlb_tormlb_1
  6. ^ Blue Jays acquire Esmil Rogers in trade with Cleveland Indians ESPN
  7. ^ ブラジルが初の本大会進出/WBC予選 nikkansports.com
  8. ^ “Indians announce roster reductions & Opening Day roster structure” (プレスリリース), MLB.com (Cleveland Indians), (2013年3月25日), http://cleveland.indians.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20130325&content_id=43290396&vkey=pr_cle&c_id=cle 2014年3月16日閲覧。 
  9. ^ “Indians Make a Series of Roster Moves; Gomes & Santos Promoted, Marson on DL” (プレスリリース), MLB.com (Cleveland Indians), (2013年4月9日), http://cleveland.indians.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20130409&content_id=44314446&vkey=pr_cle&c_id=cle 2014年3月16日閲覧。 
  10. ^ “Indians recall LHP Scott Barnes and CA Yan Gomes; Lou Marson placed on the 15-Day DL” (プレスリリース), MLB.com (Cleveland Indians), (2013年4月28日), http://cleveland.indians.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20130428&content_id=46027784&vkey=pr_cle&c_id=cle 2014年3月16日閲覧。 
  11. ^ “Indians, catcher Yan Gomes agree to long-term contract” (プレスリリース), MLB.com (Cleveland Indians), (2014年3月31日), http://cleveland.indians.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20140331&content_id=70538506&vkey=pr_cle&c_id=cle 2014年4月1日閲覧。 
  12. ^ Yan Gomes signs six-year deal”. ESPN MLB (2014年3月31日). 2014年4月1日閲覧。
  13. ^ Jordan Bastian (2016年7月17日). “Gomes exits with right shoulder injury” (英語). MLB.com. 2016年10月23日閲覧。
  14. ^ 【MLB】インディアンス、Y.ゴームズが戦列復帰直前で右手首骨折”. iSM (2016年9月17日). 2016年10月23日閲覧。
  15. ^ MLB公式プロフィール参照。2017年1月21日閲覧。
  16. ^ Yan Gomes announced as an American League All-Star before before ninth-inning at-bat Saturday” (英語). Cleveland.com (2018年7月15日). 2018年12月1日閲覧。
  17. ^ Nationals acquire catcher Yan Gomes” (英語). MLB.com (2018年12月1日}). 2018年12月1日閲覧。
  18. ^ Nationals acquire catcher Yan Gomes” (英語). MLB.com. 2018年12月1日閲覧。
  19. ^ Nationals Acquire Yan Gomes” (英語). MLB Trade Rumors. 2018年12月1日閲覧。

関連項目編集

外部リンク編集