ユークトバニア連邦共和国

ユークトバニア連邦共和国(ユークトバニアれんぽうきょうわこく、: Союз Юктобанийских Республик、: Union of Yuktobanian Republics )は、ナムコ(後のバンダイナムコゲームス)のプレイステーション2フライトシューティングゲームACE COMBAT 5 THE UNSUNG WAR』及び『ACE COMBAT ZERO THE BELKAN WAR』に登場する架空の国家。略称はユーク(Yuke)。「Югтованиа」はスラブ語「南の民の土地」を意味する。

ユークトバニア連邦共和国
Союз Юктобанийских Республик
ユークの国旗
国旗
国の標語:なし
国歌不明
公用語 ユーク語
首都 シーニグラード
最大の都市 不明
政府
元首等 不明
首相 セリョージャ・ヴィクトロヴィッチ・ニカノール
面積
総計 xxx,xxxkm2???位
水面積率 不明
人口
総計(xxxx年 xxx,xxx人(???位
人口密度 xxx人/km2
GDP(自国通貨表示)
合計(xxxx年 xxx,xxx(通貨不明)
GDP(MER
合計(xxxx年 xxx,xxxドル(???位
GDP(PPP
合計(xxxx年xxx,xxxドル(???位
1人あたり xxxドル
建国不明
通貨 不明(???
時間帯 UTC 不明(DST:不明)
ISO 3166-1 不明
ccTLD 不明
国際電話番号 不明

概要編集

ユークトバニア連邦共和国は、エースコンバットシリーズストレンジリアル世界に存在する国家のひとつである。『エースコンバット5』で主人公のブレイズが所属するオーシア連邦の敵国として登場する。

ベルーサ大陸の北東部を中心に広大な範囲を領土としている。世界最大の国土面積を持ち、周辺列強の中でも際立った軍事力を持つ。オーシア連邦と並んで世界的に強い影響力を持つ超大国のひとつである[1]。東は太平洋やセレス海、北はフォスカム海、北西はユージア洋に面する。南東はベルーサと国境を接しており、南から西にかけて様々な国と接する。

国家体制としては連邦制共和制を採用しており、国家元首首相が務める。いくつかの構成国が存在しておりロムヌイ共和国はそのひとつである[2]

歴史編集

オーシアとの冷戦編集

長年に渡って、ユークトバニア連邦共和国はオーシア連邦と全面戦争状態にこそならなかったものの、冷戦状態にあった。両国間のイデオロギーの差異、お互いの国力と軍事力の強大さが結果として両国を冷戦へと誘引していき、両国は諸外国との同盟締結や軍拡競争によって国際社会でしのぎを削った。こと両国が核保有国となって以降、軍拡競争はますます激しさを増していくことになる。

1980年代に入ると、両国は「核戦略構想」に基づいて軍拡を行う。ICBM等の戦略兵器の性能向上のみならず、早期警戒衛星や偵察衛星、迎撃手段という広範囲を対象にした高レベルなプラットフォームの整備を進めた結果、レーザー兵器や運動エネルギー兵器を搭載したASAT(攻撃衛星)の宇宙配備によって、弾道ミサイルに対する索敵・迎撃システムは大幅な進化を遂げた。これにより、弾道ミサイルは多層的な迎撃を受けうることとなり、ミサイルや弾頭の高性能化や索敵網から逃れる為の工夫が必要となった。

こうした事態にユークトバニアは攻撃型潜水艦を中心とした、ミサイル発射プラットフォームのステルス化・高性能化による核攻撃構想を打ち出す。ただでさえ隠密行動力の高い潜水艦にユークトバニアはさらに磨きをかけ、質的にも量的にも優れた潜水艦隊を保有するに至った。その中でも最大の成果は潜水艦としての隠密性のみならず、イージス艦以上の制圧力と軽空母クラスの艦載機運用能力を有するシンファクシ級潜水空母の建造である。

ベルカ戦争編集

ベルカ連邦が経済危機によって1987年にベルカ連邦法を改正したのをきっかけにオーシアは経済援助を必要としていた当時のベルカ政府と共同歩調を取り、1991年には両国共同で設立した五大湖資源開発公社の配当比率をベルカ側に大きく有利とする条件で五大湖南北帯と北方諸島を割譲させた。しかし、実際には長年五大湖南北帯の領有権をめぐってベルカと争っていたオーシアが領土拡大政策を進めるために採算割れを隠蔽しており、事が発覚した結果、当時ベルカの最大野党であった極右政党「ベルカ民主自由党」はオーシアを激しく糾弾。党の支持者を中心とするベルカ国民も大規模なデモを行った。

この情勢に対して1991年におけるユークトバニアの国家元首サマノフ首相は同年9月2日に首都シーニグラードにて行われたユークトバニア中央党最高大会にて、ベルカ情勢がオーシアの身勝手な介入によるものだと批判し、このままでは両国国民と周辺諸国が害悪を被ると発言。その上でユークトバニアによる指導性を発揮することが必要と述べた。これに対し、オーシアのハワード外相は同日出演したニュース番組内でベルカの旧権益を手にするチャンスを窺い始めていると発言し、ユークトバニアを批判した。

こうしてベルカ情勢においてもユークトバニアとオーシアは対立姿勢にあったが、ベルカにおいてベルカ民主自由党が政権を握って以降、状況は一変する。極右政権下のベルカは前政権時代とは一変してオーシアとの対立姿勢を強める。さらにベルカは軍備の増強を開始し、国家防衛構想「ペンドラゴン計画」によって科学レーザー砲「エクスキャリバー」や、戦術核兵器「V1」、戦略核兵器「V2」の開発を行い、核保有国となりつつあった。

そして1995年3月25日、ベルカによるオーシアやウスティオ共和国そしてサピン王国に対する侵攻によってベルカ戦争が開戦。ユークトバニアはオーシアを中心に各国軍が連合軍を形成しつつある中、自らはオブザーバーとして参加することを打診。各国がこれを了承した為、正式にオブザーバーとして参加することになる。その後、連合軍はベルカの侵攻下にあった地域を解放し、ベルカ国内へと侵攻。バルトライヒの決戦とバルトライヒ山中の7つの核爆発、ベルカ暫定政権成立を経て同年6月20日に停戦が成立し、ベルカ戦争は終結した。

その後、同年12月25日のルーメン空爆から始まった「国境無き世界」のクーデターにおいては、反オーシア感情の持ち主であるユークトバニア空軍所属のユーリ・ダシコブ等複数の軍関係者がクーデターに参加。クーデター後、ユークトバニアを含む連合軍当局によって逮捕された。一部の者はクーデター軍の情報提供を条件に司法取引によって服役を免れた者がいる他、「証言者安全保護法」(現実における証人保護プログラムに相当)によって保護されている者もいる。

融和と軍縮への方針転換編集

ベルカ戦争後の1995年以降はオーシアとの対立も緩和し、1999年には冷戦が終結する[3]。2000年代には首相ニカノールによる「グラスノスチ」が行われるなど体制の刷新が図られた他、更なるオーシアとの融和も進んでいった。

環太平洋戦争編集

環太平洋戦争後編集

2010年12月に環太平洋戦争が終結し、翌年2011年4月にニカノールが首相に再任される。ニカノールは「ユークトバニアとオーシアの完全なる関係修復」を目指し、アークバード宣言以来となる本格的な核兵器と戦略兵器群の削減であるSTART-3(第3次戦略兵器削減条約)をオーシア連邦と締結。原子力潜水艦「アリコーン」をゼネラルリソース社に引き渡すがこれが後に事件を引き起こすこととなる。

地理編集

ユークトバニアの地名のほとんどはロシア語の名詞に由来する。

都市編集

シーニグラード(Cinigrad)
ユークトバニアの首都。1999年にシーニグラード芸術祭が開催された。
オクチャブルスク(Okchabursk)
シーニグラードの東に位置するユークトバニアの大都市。アークバードによる核攻撃の目標地点となったがラーズグリーズ隊により核攻撃は未然に阻止された。造船業が盛んで、シンファクシやリムファクシ、アリコーンはここで建造された。
「5」で用いられた航空写真から、モデルはサンクトペテルブルクである。
ドレスデネ(Dresdene)
カラスカに位置する街。古くからある工科大学とそれを囲うようにして街が形成されている[4]

施設編集

クルイーク要塞(Cruik Fortress)
シーニグラードを守るためユークトバニア軍が建造した要塞。周囲は山岳地帯で、南からシーニグラードに至る唯一のルート上に位置しており、そのルート上にも無数のトーチカが設置されている。要塞内部は円形で、周辺の山には8基のバンカーが存在する。戦車などを収容するゲートが4ヶ所存在するほか、掩体壕が各所に存在する。要塞を横断する様に南西から北東にかけて滑走路となる高架橋がある[5]
ムルスカ空軍基地(Murska Air Base)
オクチャブルスクから南の半島に存在する空軍基地。環太平洋戦争の開戦初期にはここから多数の戦闘機、攻撃機が飛び立ったものと見られている。

地域編集

ウラジミール山脈(Vladimir Mountains)
ユークトバニアを南北に縦断する山脈。標高8000mの山が10個以上存在しており、厳しい気候も相まって未踏の地が多数存在する。ユーク山脈という表記も見られる[4]
カラスカ
バストーク半島の北西に位置する緑豊かな地域。ミネラルを豊富に含む鉱泉が多く存在しており、観光の名所となっている[4]
グルビナ(Glubina)
地中海性気候温暖湿潤気候西岸海洋性気候に属する地域。山岳が多く内陸性気候の特徴も併せ持つ。冬の平均気温は0度で、夜にはマイナス20度にまで低下し、人の定住を阻んでいる[4]。捕虜収容所が設置されている。
ジラーチ砂漠(Jilachi Desert)
グルビナの南西、ユークトバニア領中央部に位置する砂漠地帯。地下水脈を利用したセンターピボット灌漑農業設備があり、そのアーム半径は最大2kmに達する[4]。砂漠の南部では東西を走るシミヤ川に沿って石油関連施設が存在する[6]
ソーンツァ(Sonza)
ドレスデネの北西、リィバ湖の北東に位置する乾燥地帯。複数のレーダー施設に守られた兵器生産施設がある[7]
ドゥガー(Duga)
ドレスデネの西、ダーマ湖の北に位置する密林地帯。イグラ川が北西から南東にかけて通る。ユークトバニア軍の武器弾薬を備蓄した秘密基地が存在する[8]
パイヴリェーニヤ渓谷(Payavlenie Ravine)
シーニグラードの北東に位置する渓谷地帯。切り立った崖が複雑に入り組んでいる。かつて大陸同士が衝突してできた変成岩地帯で、多様な鉱石が採掘されている[4]。川は潜水艦が移動できるほど深い。
バストーク半島(Bastok Peninsula)
南東部に位置する太平洋に突き出した半島。赤道に近く高温多湿地帯であることから、海岸線まで木々が生えている。オーシアに最も近いため、ヴォルナビーチを見下ろす丘には要塞が建設され、海岸線には砲台が設置されている[4]
パビエーダ半島(Pobeda Peninsula)
オクチャブルスクの北東に位置する半島。クルーオ飛行場やシチーリ収容所が存在する[9]

軍事編集

ユークトバニア陸軍、海軍、空軍ともにオーシアと対抗できるほどの軍事力を有しており、国内各地に無数の軍事基地を建設している。

陸軍編集

大規模な戦車部隊(T-80T-90など)を有し、空挺戦車部隊、対空部隊などかなりの戦力を保有している。1980年代中盤、地上軍はおおよそ222個師団からなり、そのうち半分が狙撃師団で、残りが戦車師団であった。また、多数の砲兵師団、独立戦車旅団、工兵部隊、戦闘支援部隊などが存在する。

空軍編集

MiG-21Su-27[10]Su-32[11]YF-23[12]F-35X-02A[13]等、各世代の多種多様な戦闘機を保有する。その他、早期警戒管制機および電子戦機としてE-767[11]を運用し、偵察機、爆撃機等も多数保有している。砂漠地帯が多い事からか、砂漠迷彩を施された機体が多い。

環太平洋戦争当時、敵国だったオーシア連邦が信託統治していたノースオーシア州の企業から航空機を密輸し、密輸船をオーシア海軍に拿捕された。[14]また、撃墜されたX-02Aにもノースオーシア・グランダーI.G.のロゴが記載されていた。同時期に国内4箇所の工場で新型戦闘機ADF-01 FALKENの開発も行っていたが、完成前に終戦を迎えている。

部隊名が判明している部隊として「第703飛行隊」、「第172爆撃中隊」がある。コールサインには、環太平洋戦争時代は「クワント」「ゴリゾント」「ゼニート」「ボスホート」といったソ連ロシアが打ち上げた人工衛星・宇宙ステーションモジュールの名が用いられる他、Gripenで編成されるクルイーク要塞の「ヴィスナ」、ベルカ軍から招き入れたアグレッサー部隊「オヴニル戦闘隊」の「オヴニル」、第172爆撃中隊のAWACS「オーカ・ニェーバ[15]」が確認できる。

海軍編集

フリゲート駆逐艦、そして潜水艦隊が主力である。潜水艦隊には潜水空母機能と戦術ミサイルプラットフォームを有した超大型潜水艦シンファクシ級2隻(1番艦シンファクシ、2番艦リムファクシ)を含んでおり、環太平洋戦争開戦初期にオーシア海軍第3艦隊を壊滅させる大戦果をあげている。水上艦についても保有数は少なくなく、空母アドミラル・ツァネフを中核とする機動部隊の他、イージス艦巡洋艦、更には戦艦も保有。空母艦載機としてF-35UAV等も運用する。

また、3軍のいずれかに所属するかは不明な特殊コマンド部隊も存在しているようで、戦争中期のオーシア軍のユーク本土侵攻初期にオーシアのオーレッド近辺でテロ事件を引き起こしている。

脚注編集

[脚注の使い方]
  1. ^ エースコンバット5公式サイト、WORLD、WORLD NEWS、FRONT LINE April,2004”. バンダイナムコゲームス. 2020年9月7日閲覧。
  2. ^ 『ACES at WAR A HISTORY 2019』、140頁。
  3. ^ https://ace7.acecombat.jp/clm/column04.php
  4. ^ a b c d e f g エースコンバット5公式サイト、WORLD、WORLD NEWS、FROM ABOVE Spring,2009” (日本語). バンダイナムコゲームス. 2020年6月11日閲覧。
  5. ^ 『ACES at WAR A HISTORY 2019』、50頁。
  6. ^ 『エースコンバット5』、ミッション16B、ブリーフィング。
  7. ^ 『エースコンバット5』、ミッション12B、ブリーフィング。
  8. ^ 『エースコンバット5』、ミッション12A、ブリーフィング。
  9. ^ 『エースコンバット5』、ミッション25、ブリーフィング。
  10. ^ ユーク第703飛行隊など。
  11. ^ a b ユーク第172爆撃中隊など。
  12. ^ 確認できるのはベルカ戦争時代(エースコンバット・ゼロ)のビクター・メトレフのみ。
  13. ^ ムービー中のみ。
  14. ^ なおプレイヤーが拿捕した機体を使用する場面でも、特に使用機体がユーク運用機に限られる事はない。
  15. ^ 作中ではオーシアの言語で「スカイアイ(空の目)」を意味するとされる。実在の言語ではポーランド語に近い読みとなっている。

関連項目編集