ユーチン・ツェン
ユーチン・ツェン(曾 宇謙 / Yu-Chien Tseng、1994年8月24日 - )は、台湾のヴァイオリニスト。
ツェン ユーチン | |
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基本情報 | |
出生名 | 曾 宇謙 |
生誕 | 1994年8月24日 |
出身地 | 台湾 新北市 |
学歴 | カーティス音楽院 |
ジャンル | クラシック音楽 |
職業 | ヴァイオリニスト |
担当楽器 | ヴァイオリン |
公式サイト | 公式サイト |
略歴
編集1994年、台湾の新北市生まれ。5歳でヴァイオリンをはじめ、6歳で台北市交響楽団にデビュー。台湾では、林柏山、沈英良、李宜錦、陳沁紅に師事する。 2008年以来、カーティス音楽院でIda KavafianとAaron Rosand教授に師事する。2009年に第10回サラサーテ国際ヴァイオリン・コンクールで1位[1]、サラサーテ演奏賞を史上最年少で受賞。2010年第53回パガニーニ国際コンクールで最優秀演奏賞を受賞[2]。2011年ユン・イサン国際ヴァイオリン・コンクール第1位[3]。2015年チャイコフスキー国際コンクールではヴァイオリン部門最高位[4]。以後、世界各国の多くのオーケストラと共演している。
来日公演
編集2019年3月に初来日公演[5]。現在、台湾をはじめ、アメリカ、ヨーロッパ、アジアの各都市でリサイタルを行っている。ロンドン・フィル、ミュンヘン・フィル、マリインスキー管、チェコ・フィル、フィラデルフィア管弦楽団、フィルハーモニア管弦楽団、ロシア・ナショナル管弦楽団等とゲルギエフ、ビエロフラーヴェク、サロネン、プレトニョフ等の指揮で共演。
録音
編集ドイツ・グラモフォンと契約、2枚目のCDでプレトニョフ指揮ロシア・ナショナル管とヴァイオリン協奏曲を含むチャイコフスキー作品集を録音[6]。
主な受賞歴
編集- 2006年、ユーディ・メニューイン国際コンクール、ジュニア部門で第3位。
- 2009年、パブロ・サラサーテ国際ヴァイオリン・コンクールで第1位。
- 2010年、パガニーニ国際コンクール、エンリコ・コスタ博士記念賞、パガニーニ友の会賞を受賞。
- 2011年、チャイコフスキー国際コンクールで審査員特別賞を受賞。
- 2011年、イサン・ユン国際コンクールで第一位、Isang yun特別獎。
- 2012年、エリザベート王妃国際音楽コンクールで第四位。
- 2015年、シンガポール国際ヴァイオリンコンクールで第一位[7]。
- 2015年、チャイコフスキー国際コンクールヴァイオリン部門最高位。
脚注
編集- ^ “2009 contest. Winners - navarra.es”. www.navarra.es. 2019年3月31日閲覧。
- ^ “Premiopaganini”. www.premiopaganini.it. 2019年3月31日閲覧。
- ^ Herald, The Korea (2011年11月7日). “Taiwanese violinist tops Isang Yun Competition” (英語). www.koreaherald.com. 2019年3月31日閲覧。
- ^ “Results of the XV International Tchaikovsky Competition in the Violin category have been announced!”. tchaikovskycompetition.com. 2019年3月31日閲覧。
- ^ “東京フィルハーモニー交響楽団”. 東京フィルハーモニー交響楽団. 2019年3月31日閲覧。
- ^ “チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 [直輸入盤[CD] - ユーチン・ツェン - UNIVERSAL MUSIC JAPAN]”. ユーチン・ツェン. 2019年3月31日閲覧。
- ^ migration (2015年1月22日). “Singapore International Violin Competition: Winner Tseng Yu-Chien was once thought to be tone-deaf” (英語). The Straits Times. 2019年3月31日閲覧。