ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ
ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ(EUROPEAN LE MANS SERIES、通称:ELMS)は、ヨーロッパを中心に世界各国を転戦して行われるスポーツカーレースのシリーズ。
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カテゴリ | |
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国・地域 | ヨーロッパ |
開始年 | 2004年 |
ドライバー |
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チーム |
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タイヤ サプライヤー | |
公式サイト | European Le Mans Series |
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概要編集
2004年にル・マン耐久シリーズ (LMES) としてスタートし、2006年からル・マン・シリーズ (LMS) と改称。2012年に名称を現在の名称に改めた[1]。なお、ELMSのシリーズ名では、2001年、1年間だけ開催されたが、エントリーが少なく1年で消滅したことがある。
ル・マン24時間レースを主催するフランス西部自動車クラブ(ACO)のレギュレーションに従って争われる。シリーズ上位車にはル・マン24時間のシード権が与えられることもあり、毎レース40台以上を集める盛況なシリーズに発展した。そして2010年にはインターコンチネンタル・ル・マン・カップ開始へと繋がり、これがFIA 世界耐久選手権 (WEC) 復活の足がかりとなった。
発足当初はLMP1、LMP2、LM-GT1、LM-GT2の4クラス制だったが、世界耐久選手権発足後の2012年からはLMP2、FLM(Formula Le Mans)、LM GTE Pro、LM GTE Am、GTCの5クラス制となった。
ただし、2012年は世界耐久選手権の発足、欧州の景気低迷によるエントラント減少などの影響を受けた結果、第2戦がエントラント不足でキャンセルとなったほか、第4戦以降も参加者が見込めないことから、主催者は同年7月に残るシリーズ戦を全てキャンセルすると発表した[2]。なお代わりに、同年10月に行われるアメリカン・ル・マン・シリーズ (ALMS) のプチ・ル・マンにELMSのエントラントが参戦できることになっており、ELMSについては同レースのポイントを2倍で計算した。その後は世界経済回復とともにエントラントを取り戻している。
2015年からはLMP2よりさらに安価なLMP3規定が導入された。また2016年からGTCクラスは「ミシュラン・ル・マン・カップ」として独立し、別シリーズとなっている。
日本勢の参戦は稀だが、2016年にLMP2クラスのティリエ・バイ・TDS、2017年にG-ドライブから平川亮が参戦し、計3勝を挙げている。
歴代チャンピオン編集
脚注編集
- ^ A new logo for a new start - ELMS・2011年12月12日
- ^ ELMS、今季残りのレース開催をキャンセルへ - オートスポーツ・2012年7月21日