ライオン事務器
日本の東京都中野区にある事務用品メーカー
株式会社ライオン事務器(LION OFFICE PRODUCTS CORP.)は、東京都中野区東中野に本社を置く事務用品および文房具等並びにオフィス家具の製造販売をおこなう企業である。
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
![]() 〒164-0003 東京都中野区東中野二丁目6番11号 |
設立 | 1921年10月1日(株式会社福井商店) |
法人番号 | 1122001014313 |
事業内容 | 事務用品、文房具、オフィス家具の製造販売 |
代表者 | 代表取締役社長 髙橋 俊泰 |
資本金 | 26億7,700万円 |
発行済株式総数 | 2万9,900万株 |
売上高 | 315億1000万円 |
営業利益 | 4億6300万円 |
経常利益 | 5億7100万円 |
純利益 | 5億3300万円 |
純資産 | 57億7200万円 |
総資産 | 187億2700万円 |
従業員数 | 413名(平成30年1月1日現在) |
決算期 | 9月 |
主要株主 | 株式会社大塚商会(40.47%) |
主要子会社 |
福井商事株式会社 株式会社サンライテック 株式会社ライオンロジスティクス 株式会社サンワブロードビジネス |
外部リンク | http://www.lion-jimuki.co.jp/ |

ライオンのミスノン

ライオンの2穴パンチ
概要編集
1792年(寛政4年)大阪・平野町(現在の大阪市中央区平野町)にて創業。もとは筆墨商「今津屋」に端を発しており、長い歴史を持つ企業としても知られる。
やがて明治期に入り、欧米から輸入した文具や、輸入品の取扱いを始め、舶来物品商組合に加入するとともに、同社が扱う製図器に、商標として「獅子印」を登録し販売する。このマークが現在まで続く社名の由来になっている。
1990年代まで創業地の大阪に本社を置いていたが、2001年に本社を東京へ移した。
取り扱う商品は学童向けの小物文具から、オフィス向けのOA機器など、多数にのぼる。
沿革編集
- 1792年:創業者の福井小八郎が「今津屋」の商号の下、大阪にて筆墨商を営む。
- 1877年:福井庄次郎が事業を軌道に乗せ、今日の基礎を築き上げる。
- 1881年:石盤、石筆など事務用品の輸入取扱を始め、商標に「獅子印」を採用する。
- 1921年:資本金100万円を用意し、福井商店を創業。当時は事務用品卸が中心であった。
- 1931年:業界初の多穴式バインダー「ドンコ帳簿」を開発、発売。
- 1932年:製図器部を設け、「獅子印」の商標を使う。後に製図器の代表的ブランドとして知られることになる。
- 1933年:東京に進出。後の東京本社の前身となる東京出張所を開設。
- 1940年:有限会社で「ライオン製図器製作所」を設ける。
- 1945年:戦禍により、大阪、東京の両本社を焼失。戦災を免れた大阪倉庫を活用して再建を図る。また社名を「福井商事」に改める。
- 1948年:戦後初のヒット商品「シグマボールペン」発売。
- 1957年:現在のFAXの先駆けとなる「トーシャファックス」を発売。
- 高度経済成長期:広島、福岡、札幌、金沢、京都など各地に支店進出。資本金を増大させる。
新聞広告編集
1970年代は高度経済成長期の折に、全国紙に数々の広告を掲載している。 この当時掲載された広告でよく知られているものに、当時の主力製品であったライオンファイルの「十歳にして愛を知った。[1]」「うちの息子は厳父と岳父の違いも知らない、愚息だ。」といったものがある。
これらの広告文案はコピーライターで、当時博報堂に所属し、その後、フリーとなり『AERA』(朝日新聞社)の名称を考案し、他にも『恋を何年、休んでますか。』(1989年の伊勢丹のキャンペーン広告のキャッチコピー。のちに2001年10月から12月にかけてTBS系で放映された、ドラマのタイトルに起用されてもいる)などのコピーを書いた眞木準の手によるものである。かつては、毎月20日の読売新聞の朝刊1面にも広告を掲載していた。
脚注編集
- ^ 当用漢字で「愛」は小学4年生で習うことから