ライフ・ウィズ・ミュージック

ライフ・ウィズ・ミュージック』(Music)は、2021年アメリカ合衆国の音楽映画。シンガーソングライターのシーアの映画初監督作品で、出演はケイト・ハドソンマディ・ジーグラーなど。ロサンゼルスを舞台に、元ドラッグディーラーで更生を目指す女性が自閉症の異母妹らとの交流を通じて成長していく姿を描いたヒューマンドラマ[4]

ライフ・ウィズ・ミュージック
Music
監督 シーア
脚本 シーア
ダラス・クレイトン英語版
原案 シーア
製作 ヴィンセント・ランディ英語版
シーア
製作総指揮 ジョナサン・ダニエル
レン・ブラヴァトニック
ダニー・コーエン
ジュリー・グリーンウォルド
クレイグ・コールマン
ウィル・ワイスク
出演者 ケイト・ハドソン
マディ・ジーグラー
レスリー・オドム・Jr
音楽 クレイグ・ドレオン
主題歌 シーア
Together
撮影 セバスティアン・ウィンテロ
編集 マット・チェシー英語版
カーティス・クレイトン
デイナ・コンドン
製作会社 ハンウェイ・フィルムズ英語版
配給 イギリスの旗 ハンウェイ・フィルムズ
日本の旗 フラッグ
公開 オーストラリアの旗 2021年1月14日
アメリカ合衆国の旗 2021年2月12日
日本の旗 2022年2月25日
上映時間 107分[1]
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $16,000,000[2]
興行収入 世界の旗 $645,949[3]
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ストーリー 編集

アルコール依存症のリハビリテーションプログラムを受け、孤独に生きるズーは、祖母の急死により長らく会っていなかった自閉症の妹・ミュージックと暮らすことに。頭の中ではいつも音楽が鳴り響く色とりどりの世界が広がっているが、周囲の変化に敏感なミュージックとの生活に戸惑い、途方に暮れるズー。そこへアパートの隣人・エボが現れ、優しく手を差し伸べる。次第に3 人での穏やかな日々に居心地の良さを覚え始めたズーは、孤独や弱さと向き合い、自身も少しずつ変わろうとしていく。

キャスト 編集

主題歌 編集

Together」 - シーア

日本版カバーソングをELAIZAが担当[5]

作品の評価 編集

映画批評家によるレビュー 編集

Rotten Tomatoesによれば、55件の評論のうち高評価は7%にあたる4件で、平均点は10点満点中3.5点、批評家の一致した見解は「自閉症の描き方は不快で、そして本質的にあらゆる点で痛々しいほど間違っている『ライフ・ウィズ・ミュージック』は、ボツになることを懇願している虚栄のプロジェクトである。」となっている[6]Metacriticによれば、18件の評論のうち、高評価はなく、賛否混在は6件、低評価は12件で、平均点は100点満点中23点となっている[7]

受賞歴 編集

授賞式開催日 部門 対象者 結果 参照
ゴールデングローブ賞 2021年2月28日 映画部門 作品賞(ミュージカル・コメディ部門) ノミネート [8][9]
映画部門 主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門) ケイト・ハドソン ノミネート
ゴールデンラズベリー賞 2021年4月24日 最低作品賞 シーアヴィンセント・ランディ英語版 ノミネート [10][11]
最低監督賞 シーア 受賞
最低主演女優賞 ケイト・ハドソン 受賞
最低助演女優賞 マディ・ジーグラー 受賞

出典 編集

  1. ^ Croot, James (2021年1月29日). “Music: Sia's manipulative, schmaltzy, tone-deaf drama hits plenty of bum notes” (英語). Stuff. https://www.stuff.co.nz/entertainment/film/300216208/music-sias-manipulative-schmaltzy-tonedeaf-drama-hits-plenty-of-bum-notes 2021年2月3日閲覧。 
  2. ^ Dinges, Gary (2020年10月28日). “Sia discusses long-anticipated feature film, 'Music,' asking Kate Hudson to shave her head” (英語). USA Today. https://www.usatoday.com/story/entertainment/music/2020/10/28/sia-reveals-why-she-turned-her-first-film-music-into-musical-drama/3757844001/ 2020年10月28日閲覧。 
  3. ^ Music” (英語). Box Office Mojo. 2021年3月27日閲覧。
  4. ^ ライフ・ウィズ・ミュージック”. WOWOW. 2022年8月28日閲覧。
  5. ^ ELAIZA、シーア初監督映画の主題歌を日本語でカバー”. 音楽ナタリー (2022年1月27日). 2022年4月1日閲覧。
  6. ^ "Music". Rotten Tomatoes (英語). 2022年8月28日閲覧
  7. ^ "Music" (英語). Metacritic. 2022年8月28日閲覧。
  8. ^ Horton, Adrian (2021年3月1日). “The full list of Golden Globes 2021 winners” (英語). The Guardian. オリジナルの2021年3月1日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210301092805/https://www.theguardian.com/film/2021/feb/28/golden-globes-2021-winners-full-list-tv-film 2021年3月1日閲覧。 
  9. ^ 2020年 第78回 ゴールデン・グローブ”. allcinema. 2022年8月29日閲覧。
  10. ^ “Razzies: Singer Sia named 'worst director' for controversial film Music” (英語). BBC News. (2021年4月24日). オリジナルの2021年4月24日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210424090940/https://www.bbc.com/news/entertainment-arts-56856540 2021年4月24日閲覧。 
  11. ^ 2020年 第41回 ラジー賞(ゴールデン・ラズベリー賞)”. allcinema. 2022年8月29日閲覧。

外部リンク 編集