ライン=ルールSバーンドイツ語: S-Bahn Rhein-Ruhr)はドイツノルトライン=ヴェストファーレン州の大都市圏を結ぶSバーン交通網である。

ライン=ルールSバーン
ロゴマーク
X-wagen客車(ケルン中央駅)
X-wagen客車(ケルン中央駅
基本情報
ドイツの旗 ドイツ
所在地 ライン=ルール大都市圏
ライン=ジーク運輸連合範囲
種類 都市近郊鉄道(Sバーン
運営者 ドイツ鉄道アベリオレギオバーンケオリス
詳細情報
総延長距離 676 km
路線数 16系統
駅数 124駅
軌間 1,435 mm
電化方式 交流15000V 16.7Hz
通行方向 右側通行
路線図
路線図
2016年現在の路線図
テンプレートを表示
Schriftzug der Linien im VRR
Schriftzug der Linien im VRS

路線網はデュッセルドルフデュースブルクエッセンドルトムントオーバーハウゼンヴッパータールのほか、隣接するケルンSバーンドイツ語: S-Bahn Köln[1]と一体化してケルンボンの各都市もカバーしており、ドイツで最大級のSバーン網を有している。本稿ではケルンSバーンについても併せて記載する。

歴史編集

ライン=ルールSバーンは1967年に開業。既存の一般鉄道の線路を活用したSバーンの最初の事例となった。ライン=ルール運輸連合に加盟している。

最初に開業した系統はラーティンゲンデュッセルドルフを結んだS6系統で、1967年にラーティンゲン東駅デュッセルドルフ・ガラート駅の間で開業した。その後の延伸でラーティンゲンからはエッセンまで、デュッセルドルフからはランゲンフェルトを経てケルンまで通じている。

1974年には、S1系統がボーフムとデュースブルク(グローゼンバウム)の間で、S3系統がオーバーハウゼンハッティンゲンの間で開業した。1975年のS11系統はケルンのホルヴァイラーとベルギッシュ・グラートバッハの間で開業し、後にデュッセルドルフへ延伸された。

1984年開業のS4系統はドルトムントのリュートゲンドルトムント駅とウンナを結び、1993年のリュートゲンドルトムント駅の延伸移転により旧リュートゲンドルトムントがゲルマニア駅に改称された。

1991年にS12系統がケルン・ニッペスとアウの間で開業、現在はケルンから延伸でデューレンまで通じている。1998年にはS9系統がハルターンとエッセンのシュテーレの間で開業し、現在は延伸でヴッパータールまで運行されている。

2002年にデューレンとケルン・メッセ/ドイツ駅の間で開業したS13系統は、ケルン・ボン空港駅を経由してトロイスドルフまで延伸された。

2019年9月VRRSNCF系列のケオリスドイツ法人とS1系統及びS4系統に関する契約を締結した[2]。同年12月15日VRRはS1、S2、S3、S4、S9及び三つの近郊列車系統RB32、RB40、RE49を15年契約で入札した[3]

路線編集

系統一覧編集

路線は大半がドイツ鉄道により運行されている。S2、S3、S7、S9系統はアベリオ社、S28系統はレギオバーン社が運営する。

系統 運行経路 距離 開業日[4]
S 1 ドルトムント - ボーフム - エッセン - ミュールハイム - デュースブルク - デュッセルドルフ空港 - デュッセルドルフ - ヒルデン - ゾーリンゲン 97 km 1974年5月26日
S 2 ドルトムント - ドルトムント=ドルストフェルト - ドルトムント・メンゲデ - ヘルネ - ゲルゼンキルヒェン - エッセン
ドルトムント - ドルトムント=ドルストフェルト - ドルトムント・メンゲデ - ヘルネ - レックリングハウゼン
42 km
33 km
1991年6月2日
S 3 オーバーハウゼン - ミュールハイム - エッセン - エッセン-シュテーレ – ハッティンゲン (ルール) ミッテ 33 km 1974年5月26日
S 4 ドルトムント-リュートゲンドルトムント - ドルトムント–ドルスフェルト - ウンナ-ケーニヒスボルン - ウンナ 30 km 1984年6月3日
S 5 ドルトムント – ヴィッテン – ヴェッター(ルール) ハーゲン 31 km 1994年5月29日
S 6 エッセン – ラーティンゲン東 デュッセルドルフ – ランゲンフェルド (ラインラント) ケルン – ケルン=ニッペス 78 km 1967年9月28日
S 7 ヴッパータール中央駅 - レムシャイト中央駅 - ゾーリンゲン 41km 2013年12月15日
S 8 ハーゲン – ヴッパータール - ヴッパータール=フォービンケル – デュッセルドルフ – ノイス – メンヒェングラートバッハ 82 km 1988年5月29日
S 9 ハルターン・アム・ゼー - グラートベック西 - ボトロップ – エッセン – エッセン-シュテーレ – フェルバート-ランゲンベルク – ヴッパータール-フォーヴィンケル – ヴッパータール 90 km 1998年5月24日
S 11 デュッセルドルフ空港ターミナル駅 – デュッセルドルフ – ノイス – ケルン=ニッペス – ケルン – ベルギッシュ・グラートバッハ 74km 1975年6月1日
S 12 デューレン – ホルレム – ケルン – トロイスドルフ – ジークブルク・ボン駅 – アウ (ジーク) 105km 1991年6月2日
S 13 (日中1往復のみアーヘン中央駅) - デューレン - ホルレム - ケルン - ケルン・ボン空港駅 - トロイスドルフ 45km 2002年12月15日
S 19 ホルレム – ケルン・ハンザリング駅 – ケルン – ケルン・ボン空港駅 - トロイスドルフ– ジークブルク・ボン駅 – ヘンネフ (ジーク) km 2014年12月14日
S 23 オイスキルヒェン – ラインバッハ – メッケンハイム – ボン 47km 2014年12月14日
S 28 メットマンシュタットヴァルト - デュッセルドルフ - ノイス - カールスター・ゼー 34 km 1999年9月26日
S 68 ヴッパータール-フーヴィンケル - デュッセルドルフ - ランゲンフェルド (ラインラント) 39 km 2009年12月13日

戸籍上の路線編集

近郊鉄道列車路線編集

系統 運行経路 運営機関 運行間隔 関連鉄道路線
RB 25 ケルン・ハンザーリング - ケルン - オーバーラト - グンマースバッハ - マイナーツハンゲン ドイツ鉄道 30/60分[5] ケルン - オーバーラト線、アガー谷線、フォルメ谷線
RB 32 ドルトムント - ヘルネ - ゲルゼンキルヒェン - エッセン・アルテンエッセン - オーバーハウゼン - デュースブルク アベリオ 60分[6] デュースブルク - ドルトムント線
※S2の旧区間運行
RB 40 エッセン - ボーフム - ヴィッテン - ハーゲン アベリオ 60分[6] ドルトムント - デュースブルク線、ヴィッテン - ボーフム線、エルバーフェルト - ドルトムント線
RE 49 ヴェーゼル - オーバーハウゼン - ミュールハイム - エッセン - フェルベルト=ランゲンベルク - ヴッパタール アベリオ 60分[6] アルンヘム - オーバーハウゼン線、ドルトムント - デュースブルク線、ヴッパタール - エッセン線

車両編集

車両は複数形式が使用され、車種も電車、気動車、電気機関車と客車のプッシュプル編成と多岐にわたる。

開業当初は141形電気機関車とステンレス車体のn-Wagen客車(1959年-1980年製、通称「ジルバーリンゲ」)が導入された。1970年代に一部が420形電車に置き換えられたが、トイレがなく長距離運用に不向きとしてライン=ルールから撤退し、n-Wagenとともに111形機関車とSバーン用のプッシュプル客車であるx-Wagenに置き換わった。ドイツ鉄道発足後は使用機が143形に変更されている。

2000年からは423形電車の導入が開始され、2004年には420形電車が他都市からの転属により再導入された。2008年には422形が運用を開始している。48両の422形はケオリス社が引き取る予定である。2010年には430形の導入計画があったが2011年に中止され、代わって2014年にアルストム製コラディア・コンチネンタルの1440.2形が導入されている。

レギオバーン社が運行するS28系統では、ボンバルディア製「タレント」の643形電気式気動車が導入された。アベリオ社が運行するS7系統では、アルストム製「コラディア・リント」の1648形が使用されている。S2、S9系統にはシュタドラー製FLIRT3XL電車が導入された。

脚注編集

[ヘルプ]
  1. ^ 2005年にライン=ジークSバーン(ドイツ語: S-Bahn Rhein-Sieg)より改称
  2. ^ VRR kündigt S-Bahn-Vertrag mit Keolis. Pressemitteilung. Verkehrsverbund Rhein-Ruhr, 2019年9月18日, 2019年9月18日閲覧
  3. ^ Auftragsbekanntmachung Ausschreibung S1, S2, S3, S4, S9, RB3, RB40, RB41. In: Tenders Electronic Daily. 7. Oktober 2015年10月7日, 2015年10月7日閲覧
  4. ^ S-Bahn Rhein-Ruhr-Sieg - Geschichte” (German). www.indusi.de. 2011年8月25日閲覧。
  5. ^ RB25系統の時刻表: ドイツ鉄道の資料
  6. ^ a b c アベリオ社所属Sバーンの時刻表: アベリオ社の資料

参考文献編集

  • Kursbuchstrecken 450.x (x is equivalent to the number of the line), as of 13 December 2009.

外部リンク編集