ライヴ・イン・サンフランシスコ (ジョー・サトリアーニのアルバム)

ジョー・サトリアーニのアルバム

ライヴ・イン・サンフランシスコ』(Live in San Francisco)は、アメリカ合衆国のギタリスト、ジョー・サトリアーニ2000年に録音・2001年に発表したライブ・アルバム

ライヴ・イン・サンフランシスコ
ジョー・サトリアーニライブ・アルバム
リリース
録音 2000年12月 サンフランシスコ フィルモア・オーディトリアム
ジャンル ハードロックインストゥルメンタル・ロック
時間
レーベル エピック・レコード
プロデュース ジョー・サトリアーニ
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 69位(フランス[2]
  • ジョー・サトリアーニ アルバム 年表
    エンジンズ・オブ・クリエーション
    (2000年)
    ライヴ・イン・サンフランシスコ
    (2001年)
    ストレンジ・ビューティフル・ミュージック
    (2002年)
    テンプレートを表示

    背景 編集

    サンフランシスコのフィルモア・オーディトリアムにおける公演を収録しており、当初はテレビ番組『Live! at the Fillmore』に3曲分の映像を提供する目的でビデオ・シューティングが行われたが、最終的には全編をCDおよびDVDとしてリリースすることになった[3]。デビュー作『ノット・オブ・ディス・アース』(1986年)から当時の最新作『エンジンズ・オブ・クリエーション』(2000年)に至るまでの全アルバムから選曲されている[3]。なお、本作のクレジットには厳密な録音年月日が記載されていないが、サトリアーニの公式サイトによれば、『エンジンズ・オブ・クリエーション』のリリースに伴うツアーのうち2000年12月28日および29日の2日連続でフィルモア公演が行われている[4]

    反響・評価 編集

    母国アメリカではBillboard 200入りを果たせなかったが[5]、フランスでは2週連続でトップ200入りし、最高69位を記録した[2]

    第44回グラミー賞では、本作からの「オールウェイズ・ウィズ・ミー・オールウェイズ・ウィズ・ユー」が最優秀ロック・インストゥルメンタル・パフォーマンス賞にノミネートされた[6]。William Ruhlmannはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「当時まだ正式なベスト・アルバムが発売されていなかったアーティストの、完璧な入門編」「彼の徹底的にビブラートを効かせた演奏と、湿り気のあるサステインを効かせたサウンドは、どんな曲においても一貫しているが、一般的に速弾きギタリストとみなされているとはいえ、驚くほど詩的な表現も度々見せている」と評している[3]

    収録曲 編集

    特記なき楽曲はジョー・サトリアーニ作。

    ディスク1 編集

    1. タイム - Time - 8:10
    2. デヴィルズ・スライド - Devil's Slide - 4:44
    3. ザ・クラッシュ・オブ・ラヴ - The Crush of Love (Joe Satriani, John Cuniberti) - 5:04
    4. サッチ・ブギー - Satch Boogie - 5:28
    5. ボーグ・セックス - Borg Sex - 5:29
    6. フライング・イン・ア・ブルー・ドリーム - Flying in a Blue Dream - 6:41
    7. アイス9 - Ice 9 - 4:54
    8. クール#9 - Cool #9 - 6:16
    9. サークルズ - Circles - 4:20
    10. アンティル・ウィ・セイ・グッバイ - Until We Say Goodbye - 5:36
    11. セレモニー - Ceremony - 5:57
    12. ジ・エクストリーミスト - The Extremist - 3:39
    13. サマー・ソング - Summer Song - 8:46

    ディスク2 編集

    1. ハウス・フル・オブ・ブレッツ - House Full of Bullets - 6:55
    2. ワン・ビッグ・ラッシュ - One Big Rush - 4:06
    3. ラズベリー・ジャム・デルタv - Raspberry Jam Delta-V - 6:53
    4. クリスタル・プラネット - Crystal Planet - 6:02
    5. ラヴ・シング - Love Thing - 3:47
    6. ベース・ソロ - Bass Solo (Stuart Hamm, Ludwig van Beethoven) - 6:28
    7. ザ・ミスティカル・ポテト・ヘッド・グルーヴ・シング - The Mystical Potato Head Groove Thing - 6:24
    8. オールウェイズ・ウィズ・ミー・オールウェイズ・ウィズ・ユー - Always with Me, Always with You - 3:50
    9. ビッグ・バッド・ムーン - Big Bad Moon - 6:32
    10. フレンズ - Friends - 4:07
    11. サーフィング・ウィズ・ジ・エイリアン - Surfing with the Alien - 9:17
    12. ルビナ - Rubina - 8:08

    参加ミュージシャン 編集

    脚注 編集

    1. ^ ジョー・サトリアーニ/ライヴ・イン・サンフランシスコ (2CD)”. CDJournal. 音楽出版社. 2021年9月21日閲覧。
    2. ^ a b lescharts.com - Joe Satriani - Live In San Francisco
    3. ^ a b c Ruhlmann, William. “Live in San Francisco - Joe Satriani”. AllMusic. 2021年9月21日閲覧。
    4. ^ Joe Satriani - road > archives > engines of creation 2000”. satriani.com. 2021年9月21日閲覧。
    5. ^ Joe Satriani - Awards”. AllMusic. 2015年10月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年9月21日閲覧。
    6. ^ Joe Satriani - Artist”. GRAMMY.com. Recording Academy. 2021年9月21日閲覧。