ラグビーアルゼンチン代表

ラグビーユニオン競技のアルゼンチン代表チーム

ラグビーアルゼンチン代表(―だいひょう)は、アルゼンチンラグビー協会により国際大会に派遣されるラグビーユニオンナショナルチーム。愛称は「ロス・プーマス」(Los Pumas)である。

ラグビーアルゼンチン代表
ユニオン アルゼンチンラグビー協会
愛称 ロス・プーマス
エンブレム ジャガー
コーチ マイケル・チェイカ
主将 フリアン・モントージャ
最多キャップ ニコラス・サンチェス (92)
最多得点選手 ニコラス・サンチェス (838)
最多トライ選手 ホセ・マリア・ヌニェス・ピオセク (30)
ファーストカラー
セカンドカラー
初国際試合
 アルゼンチン 3 – 28 ブリティッシュ・ライオンズ
(1910/6/12)
最大差勝利試合
 アルゼンチン 152–0 パラグアイ 
(2002/5/1)
最大差敗戦試合
 ニュージーランド 93 – 8 アルゼンチン 
(1997/6/21)
ラグビーワールドカップ
出場回数 10 (1987年初出場)
最高成績 3位, 2007
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ロス・プーマスは、アルゼンチンラグビー協会のエンブレムに描かれているアルゼンチン原産のジャガーの一種(Yaguareté)が、1960年代にピューマと間違えて報道され、それが広まったためと言われている[1][2]

概要編集

初の国際試合は1910年6月12日ブリティッシュ・ライオンズ戦。

南半球では南アフリカ共和国代表(スプリングボクス)、ニュージーランド代表(オールブラックス)、オーストラリア代表(ワラビーズ)の3か国に次ぐ実力を持ち、この南半球3か国で構成されていたトライネイションズおよびヨーロッパ6か国のシックスネイションズいずれにも所属しないナショナルチームで唯一第1グループに所属していた。

2012年からのトライネイションズの参加を目指し、協会は国内トップリーグのプロ化、国際試合の開催数増加を表明[3]。そして、同年よりトライネイションズから大会名称を変更したザ・ラグビーチャンピオンシップに参加することになった。

W杯はすべての本大会に出場していて、1999年には下馬評を覆してベスト8入りを果たした。この時のスタンドオフゴンサロ・ケサダは、ワラビーズのマシュー・バークを1点差に抑えて、大会の得点王に輝いている。2003年は決勝トーナメント入りを逃したが、2007年は開催国フランスを初戦で下し、スタンドオフのファン=マルチン・エルナンデスらの活躍もあって、準決勝にまで勝ち上がった。しかし準決勝のスプリングボクスには歯が立たず、3位決定戦に回り、ここで再び顔が合ったフランスをまたも下して、ワールドラグビーのオリジナルメンバー以外では、最高位となる3位を決めた。2015年大会アイルランドなどを破り4位に入った。

2020年、ザ・ラグビーチャンピオンシップにてニュージーランド代表からテストマッチ初勝利を挙げた[4]

2022年8月、南半球四カ国対抗戦ザ・ラグビーチャンピオンシップにおいて、オーストラリアに31点差をつけて大勝[5]。さらにニュージーランド戦で7点差で歴史的な勝利となり[6]、2022年8月29日付の世界ランキングで9位から7位に上がった。

成績編集

上位20チーム(2023年6月5日時点)[7]
順位 変動* チーム ポイント
1     アイルランド 091.82
2     フランス 090.47
3     ニュージーランド 088.98
4     南アフリカ共和国 088.97
5     スコットランド 082.77
6     イングランド 082.12
7     オーストラリア 081.80
8     アルゼンチン 080.72
9     ウェールズ 078.08
10     日本 077.39
11     ジョージア 076.23
12     サモア 076.03
13     フィジー 074.84
14     イタリア 074.63
15     トンガ 071.21
16     ポルトガル 067.62
17     ウルグアイ 066.24
18     アメリカ合衆国 065.92
19     ルーマニア 065.85
20     スペイン 064.05
21     ナミビア 061.60
22     チリ 060.89
23     カナダ 060.46
24     香港 059.66
25     ロシア 058.06
26     オランダ 055.84
27     スイス 055.32
28     ブラジル 055.23
29     ベルギー 054.58
30     韓国 053.60
*前週からの変動
アルゼンチンのランキングの推移

生のグラフデータを参照/編集してください.

出典: ワールドラグビー[7]
推移グラフの最終更新: 2023年6月5日

ラグビーワールドカップ編集

トライネーションズとザ・ラグビーチャンピオンシップ編集

トライネーションズ (1996–2011; 2020)
国/地域 試合 ポイント ボーナス
ポイント
テーブル
ポイント
優勝
回数
P 得点 失点
  ニュージーランド 76 52 0 24 2054 1449 +605 35 243 11
  オーストラリア 76 30 3 43 1591 1817 −226 34 160 3
  南アフリカ共和国 72 28 1 43 1480 1831 −351 24 138 3
  アルゼンチン 4 1 2 1 56 84 –28 0 8 0
出典:  lassen.co.nz – Tri-Nations, Australia, New Zealand, South Africa

ボーナスポイントはT – 4*W − 2*Dとして算出。T=テーブルポイント、W=勝利数、D=引き分け数

ザ・ラグビーチャンピオンシップ (2012-)
国/地域 試合 ポイント ボーナス
ポイント
テーブル
ポイント
優勝
回数
P 得点 失点
  ニュージーランド 46 41 2 5 1641 855 +786 31 199 7
  南アフリカ共和国 46 22 4 22 1200 1102 +98 22 118 1
  オーストラリア 46 23 3 22 1112 1251 −139 11 109 1
  アルゼンチン 42 5 1 42 826 1571 −745 11 33 0
更新: 2021年10月2日
出典:  lassen.co.nz – TRC, Argentina, Australia, New Zealand, South Africa
ボーナスポイントはT – 4*W − 2*Dとして算出。T=テーブルポイント、W=勝利数、D=引き分け数
トライネーションズとザ・ラグビーチャンピオンシップを含めた全期間 (1996–)
国/地域 試合 ポイント ボーナス
ポイント
テーブル
ポイント
優勝
回数
P 得点 失点
  ニュージーランド 124 93 2 29 3695 2304 +1391 66 432 18
  オーストラリア 124 53 6 65 2703 3068 −365 45 267 4
  南アフリカ共和国 120 50 5 65 2680 2933 −253 46 244 4
  アルゼンチン 52 6 3 43 882 1655 −773 11 41 0
更新:2021年10月2日
ボーナスポイントはT – 4*W − 2*Dとして算出。T=テーブルポイント、W=勝利数、D=引き分け数

選手編集

現在の代表編集

ロス・プーマススコッド[8]

※所属、 キャップ数(Cap)は2022年11月6日現在

歴代代表選手編集

脚注編集

関連項目編集

外部リンク編集