ラグビーヨーロッパ

ヨーロッパにおけるラグビーの競技統括組織

ラグビーヨーロッパ英語: Rugby Europe)は、ヨーロッパにおけるラグビーユニオンの競技を統括する組織である。

ラグビーヨーロッパ
Rugby Europe
設立 1934年6月10日 (FIRAとして)
1999 (FIRA–AERとして)
2014年6月
種類 競技連盟
本部 フランス、パリ
座標 北緯48度52分46秒 東経2度19分41秒 / 北緯48.87944度 東経2.32806度 / 48.87944; 2.32806
会員数
47カ国/地域
会長 Octavian Morariu
ウェブサイト rugbyeurope.eu
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歴史 編集

母体は1934年フランスラグビー連盟が中心となって設立された国際アマチュア・ラグビー連盟(FIRA)である。

1920年代にフランスではラグビーユニオンが爆発的人気となり、国内のフランス選手権の優勝争いは熾烈をきわめると、クラブ同士では有力選手の金銭による引き抜きが相次いだ。この現状をプロ化とみた国際ラグビーフットボール評議会(IRFB、現在のワールドラグビー)は憂慮し警告を行ったがフランス側はそれを無視、それにより1932年にIRFBは五カ国対抗戦からフランスを締め出した。

フランスはドイツと手を結び欧州各国に働きかけ、1934年国際アマチュア・ラグビー連盟(FIRA)を設立する。フランス、イタリアカタルーニャチェコスロバキアルーマニアドイツオランダポルトガルスウェーデンの9協会で創設されIRFBへの対抗組織であった。フランスは1939年に五カ国対抗戦に復帰する。(第二次戦争のため試合が行われたのは1947年から)

長らくIRFBとFIRAは対立状態にあったが、1990年代に入るとお互いの交流が始まる(これはW杯の成功によりIRFBに余裕がでてきたため)。それによりFIRA加盟協会のIRFB加盟が認められると、1994年にはFIRAもIRFBの事実上の傘下組織となる。

1999年に組織が改編され、ヨーロッパラグビー協会(FIRA – Association of European Rugby)へ名称を変更した。2014年ラグビーヨーロッパ(Rugby Europe)へ名称を変更した。

ヨーロッパ地域の競技統括及び年齢別世界選手権の主催を行っている。

主な大会 編集

加盟国・地域 編集

すべての加盟団体がワールドラグビーに加盟しているわけではない[1]。 カッコ内はワールドラグビーに加盟した年[2]

次の40団体がワールドラグビーのメンバー:

次の7団体はワールドラグビーに加盟していない

その他の団体はラグビーヨーロッパ及びワールドラグビーに加盟していない

備考:

  1. ^ アルメニアは活動していないため2014年11月にラグビーヨーロッパから除外[4]
  2. ^ ギリシャの協会は2014年より活動していない[3]

脚注 編集

  1. ^ Handbook”. World Rugby. pp. 16–10 (2014年). 2015年2月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年1月28日閲覧。
  2. ^ http://www.asiarugby.com/about-asia-rugby/membership
  3. ^ "Λουκέτο" στο ράγκμπι” (ギリシア語). Sport24. 2014年12月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年3月31日閲覧。
  4. ^ World Rugby gives Cyprus warm welcome but Armenia and Greece the cold shoulder”. ASOIF (2014年11月21日). 2017年3月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年10月20日閲覧。

外部リンク 編集