ラコダールツヤクワガタ

ラコダールツヤクワガタは、昆虫綱甲虫目クワガタムシ科ツヤクワガタ属に分類されるクワガタムシ。キモンツヤクワガタキモンオニツヤクワガタと呼ばれることもある[1]

ラコダールツヤクワガタ
ラコダールツヤクワガタのオス
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: 甲虫目 Coleoptera
亜目 : 多食亜目 Polyphaga
下目 : コガネムシ下目
Scarabaeiformia
上科 : コガネムシ上科
Scarabaeoidea
: クワガタムシ科 Lucanidae
: ツヤクワガタ属
Odontolabis
: ラコダールツヤクワガタ
O. lacordairei
学名
Odontolabis lacordairei
Snellen van Vollenhoven, 1861
和名
ラコダールツヤクワガタ
キモンツヤクワガタ
キモンオニツヤクワガタ
英名
Lacordaires Stag-Beetle
亜種

本文参照

概要 編集

スマトラ島に分布する。体長はオスは44.1mm~90.0mm、メスは41.7mm~49.0mm。

上翅は会合部を除いて全体が黄色に、頭部も比較的広く逆三角形状に黄色くなる。腹側にも黄色い模様がある。メスは胸の両側に赤い斑点があり、他のツヤクワガタとの区別は容易である。

フェモラリスツヤクワガタブルマイスターツヤクワガタなどの上翅に美しい色彩を持つツヤクワガタ属の種の代表格であり、人気が高いが、飼育の難易度は高いため注意を要する。オスはフタマタクワガタヒラタクワガタほどではないが気性が荒いため単独飼育が基本となる。

スマトラ島には本種に非常に類似したクワガタムシが他に2種類生息しており、亜種とすることもある。スペクタビリスツヤクワガタは腹側の黄色い模様が目立たないことで区別する。ヤスオカツヤクワガタの雌には胸に黄色の紋がない。

脚注 編集

関連項目 編集