ラストナイト・イン・ソーホー

ラストナイト・イン・ソーホー』(Last Night In Soho)は、2021年イギリスサイコロジカルホラー映画エドガー・ライトが監督、ライトの原案からライトとクリスティ・ウィルソン=ケアンズが脚本を務める。トーマシン・マッケンジーアニャ・テイラー=ジョイマット・スミス、マイケル・アジャオが出演し、2020年9月に死去したダイアナ・リグと2020年10月に死去したマーガレット・ノーラン英語版の最後の映画出演作となる。

ラストナイト・イン・ソーホー
Last Night In Soho
監督 エドガー・ライト
脚本 エドガー・ライト
クリスティ・ウィルソン=ケアンズ英語版
原案 エドガー・ライト
製作 ティム・ビーヴァン
エリック・フェルナー
ナイラ・パーク
エドガー・ライト
出演者 トーマシン・マッケンジー
アニャ・テイラー=ジョイ
音楽 スティーヴン・プライス
撮影 チョン・ジョンフン
編集 ポール・マクリス
製作会社 フィルム4・プロダクションズ英語版
パーフェクト・ワールド・ピクチャーズ
ワーキング・タイトル・フィルムズ
コンプリート・フィクション・ピクチャーズ
配給 イギリスの旗 ユニバーサル・ピクチャーズUK
アメリカ合衆国の旗 フォーカス・フィーチャーズ
日本の旗 パルコ=ユニバーサル映画
公開 イタリアの旗 2021年9月4日ヴェネツィア国際映画祭
イギリスの旗アメリカ合衆国の旗 2021年10月29日
日本の旗 2021年12月10日
上映時間 115分
製作国 イギリスの旗 イギリス
言語 英語
製作費 $43,000,000[1]
興行収入 イギリスの旗 $3,162,091[2]
世界の旗 $22,957,625[2]
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2021年9月4日に開催された第78回ヴェネツィア国際映画祭でワールド・プレミア上映され、2021年10月29日にユニバーサル・ピクチャーズフォーカス・フィーチャーズにより、イギリス、アメリカで劇場公開された。

ストーリー編集

ファッションデザインに情熱を持ち、奇妙な第六感を持つ若い女性エロイーズは、不思議なことに、憧れの歌手サンディの体で1966年のロンドンにタイムスリップしてしまう。サンディの体の中で、その時代を体験するが、その後、1960年代のロンドンが見た目とは違うことに気付き始め、過去と現在がバラバラになり、怪しく恐ろしい結果を招いてしまう[3][4]

キャスト編集

※括弧内は日本語吹替[5]

愛称はエリー。ロンドン・ソーホー地区のロンドン・カレッジ・オブ・ファッションに入学したファッションデザイナー志望の女性。奇妙な第六感を持ち、夢の中でサンディとして1960年代のロンドンへ行ってしまう。
歌手志望の女性。夢の中でエロイーズが憧れている1960年代の歌手。サンディは愛称で、本名はアレクサンドラ。
1960年代のナイトクラブで女性歌手のまとめ役を務める男性。エロイーズ/サンディと恋に落ちる。
エロイーズの下宿先のオーナー。
演じるダイアナ・リグは『女王陛下の007』で1960年代のボンドガールを演じたことで有名。
エロイーズの祖母。
エロイーズの前に度々現れる謎の壮年男性。エロイーズがサンディの髪型を真似て以降、彼女を気に掛けている。
1960年代のクラブの客。サンディに「君はロンドンのナイトクラブの世界にいるべきではない」と提言する。
エロイーズと同期の男性。
学生寮でのエロイーズのルームメイト。遊び人で田舎出身のエロイーズを見下していて、60年代ファッションも馬鹿にしている。
エロイーズが働くパブ「The Toucan」のオーナー。
演じるノーランはダイアナ・リグと同様に1960年代の『007 ゴールドフィンガー』に出演経験があった。

製作編集

2019年1月、エドガー・ライトは次にロンドンを舞台にしたサイコロジカルホラー映画をクリスティ・ウィルソン=ケアンズと共同で制作すると語った[6]。本作は、ニコラス・ローグ監督の『赤い影』やロマン・ポランスキー監督の『反撥』など、他のイギリスのホラー映画からインスピレーションを受けていると言われており、ライトは本作がタイムトラベルを使用していることにも言及している。

撮影は2019年5月23日に開始され、2019年8月30日に終了した[7]。ライトは自身のInstagramアカウントに、2020年6月24日に追加撮影が開始され、2020年8月5日に終了したことを示す写真を数枚投稿した[8][9][10][11]。再撮影はパインウッド・スタジオで行われた[12]

公開編集

当初は2020年9月25日公開予定であったが[13]新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより、2021年4月23日に延期され[14]、その後10月22日に延期され、さらに翌週に延期された。

使用楽曲編集

60年代のポップスが多数、使用されている。

作品の評価編集

Rotten Tomatoesによれば、335件の評論のうち高評価は76%にあたる254件で、平均点は10点満点中6.9点、批評家の一致した見解は「序盤のスリリングな勢いを維持するのに苦労しているが、『ラストナイト・イン・ソーホー』はエドガー・ライトの最もスタイリッシュで野心的な部分を見せつけている。」となっている[15]Metacriticによれば、55件の評論のうち、高評価は35件、賛否混在は16件、低評価は4件で、平均点は100点満点中65点となっている[16]

出典編集

  1. ^ Last Night in Soho” (英語). The Numbers. 2022年7月21日閲覧。
  2. ^ a b Last Night in Soho” (英語). Box Office Mojo. 2022年7月21日閲覧。
  3. ^ D'Alessandro, Anthony (2020年5月26日). “Edgar Wright Pic 'Last Night In Soho' Heads To Spring 2021” (英語). Deadline Hollywood. 2020年5月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年5月26日閲覧。
  4. ^ Campbell, Ian Carlos (2021年5月25日). “The first trailer for Last Night in Soho shows a neon-filled time traveling ghost story” (英語). The Verge. 2021年5月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月25日閲覧。
  5. ^ ラストナイト・イン・ソーホー -日本語吹き替え版”. ふきカエル大作戦!! (2022年5月16日). 2022年5月20日閲覧。
  6. ^ Travis, Ben (2019年1月21日). “Edgar Wright’s Next Film Is A Psychological Horror, Plus Baby Driver 2 Update – EXCLUSIVE” (英語). Empire. 2021年9月27日閲覧。
  7. ^ Tyler, Jacob (2019年3月9日). “'Last Night in Soho' Will Begin Filming May 20 in London, England” (英語). TheGWW.com. 2021年9月27日閲覧。
  8. ^ Wright, Edgar [@edgarwright] (2020年6月24日). "Back to work..." (英語). 2021年12月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。Instagramより2020年8月4日閲覧
  9. ^ Wright, Edgar [@edgarwright] (2020年7月17日). "Instagram post by Edgar Wright • 17 July 2020 at 7:13am UTC" (英語). 2021年12月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。Instagramより2020年8月4日閲覧
  10. ^ Wright, Edgar [@edgarwright] (2020年8月1日). "Back at work? Or shooting a 90's indie album cover?" (英語). 2021年12月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。Instagramより2020年8月4日閲覧
  11. ^ Wright, Edgar [@edgarwright] (2020年8月4日). "That's a wrap (again). Thanks to my very hard working cast and crew, and my amazing producers who made it safe and possible for us to get..." (英語). 2021年12月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。Instagramより2020年8月4日閲覧
  12. ^ Last Night in Soho” (英語). Pinewood Studios. 2022年6月5日閲覧。
  13. ^ Rubin, Rebecca (2020年4月20日). “'The Batman,' 'Sopranos' Movie Get New Release Dates” (英語). Variety. 2020年4月20日閲覧。
  14. ^ “エドガー・ライト監督最新作『ラスト・ナイト・イン・ソーホー』公開延期へ”. Bang Showbiz. (2020年5月28日). オリジナルの2020年6月16日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20200616022317/https://www.msn.com/ja-jp/entertainment/hollywood/%E3%82%A8%E3%83%89%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88%E7%9B%A3%E7%9D%A3%E6%9C%80%E6%96%B0%E4%BD%9C%E3%80%8E%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%80%8F%E5%85%AC%E9%96%8B%E5%BB%B6%E6%9C%9F%E3%81%B8/ar-BB14GP6E 2020年5月28日閲覧。 
  15. ^ Last Night in Soho” (英語). Rotten Tomatoes. 2022年7月21日閲覧。
  16. ^ "Last Night in Soho" (英語). Metacritic. 2022年7月21日閲覧。

関連項目編集

外部リンク編集