ラファフェイラ・アンダーソン

ラファフェイラ・アンダーソンフランス語: Raffaëla Anderson, 1976年1月8日 - )は、フランスの元ポルノ女優である。

ラファフェイラ・アンダーソン
Raffaëla Anderson
ジョン・B・ルーツによる撮影(1998年)
生誕 Malika Amrane
(1976-01-08) 1976年1月8日(48歳)
フランスの旗 フランス モンフェルメイユセーヌ=サン=ドニ県
国籍 フランス
別名 Raphaëlla
Raphaëla
Rafaella Rizzi
Raphaela Anderson
Raphaella Anderson
Raffaela Rizzi
身長 4 ft 11 in (1.50 m)[1]
体重 非公開
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経歴 編集

モンフェルメイユセーヌ=サン=ドニ県にて、マグレブ北アフリカ北西部、地中海の海岸一帯)地方出身の父親と、フランス人の母親との間に生まれた。生誕時の名前は「Malika Amrane」(マリーカ・アムファ)。彼女が育った家庭環境は、暴力的で抑圧的であった。家庭環境に加えて、近所に住んでいた住人から、「フランス人の親がいる」という理由だけで不当な人種的偏見の目を向けられた。

18歳のとき、ラファフェイラはポルノ映画業界に参入する。当時、ポルノ映画に出演することになるとは知らなかったが、自身の家庭環境から逃れたい一心から、ポルノへの出演を決意する。当時の彼女はまだ処女であり、飲酒も喫煙もしていなかった。彼女は劇中にてポルノ男優との行為で処女を失った[2]。その後、ポルノ女優で映画監督でもあるレティシァが、ラファフェイラの家族が住んでいた家に、2人が共演したポルノ映画のVHSビデオを送ったことで、家族は娘の仕事を知った[2]

フランス本国はもとより、イタリアスペインでも活動しており、その名を知られるようになる。ポルノ女優として活動していたある日のこと、タバコを買いに出かけようとした彼女は、2人の男に強姦された[3][4]

犯人はすぐに特定されたが、事件を担当した検察官から「悪しき教育の産物」と呼ばれ、「ポルノ女優なんだろ。文句を言うな」と言われたという[3]。この事件のあと、彼女はセックスを嫌悪するようになる。ポルノ女優の仕事は続けていたが、1998年に引退した[4]。その後、彼女は状況に応じて「レズビアンを演じた」という [2]

ポルノ業界から去った彼女は、テレビ調査員、その後は洋服店の店員として働いていた。2000年に公開された映画『ベーゼ・モア』にて、ポルノ女優のカレン・ランコム(Karen Lancaume)とともに主演を果たす[4]。この映画の中で、ラファフェイラはカレンとともに暴力と強盗と殺人を重ねて逃避行を続ける女を演じた。

2001年に公開された映画『en:Amour de Femme』(『女の恋人』)では、既婚女性と愛し合う同性愛者のダンス講師を演じた。フランス3が製作し、ミレーユ・ダルク(Mireille Darc)が監修した2005年のドキュメンタリー『Une vie classée X』に出演し、ポルノ映画に出演するまで処女であったこと、自身の家族のこと、自身がポルノ業界で受けた、あるいは目撃した酷い扱いについて語っている。2001年に出版した自叙伝『Hard』では、ポルノ業界で味わったその酷い扱いに言及している。本書が公開されるにあたって、ポルノ業界に対し、避妊具を用いずに撮影するせいで役者を危険に晒す業界であり、「売春に匹敵するぐらいに堕落した環境」と吐き捨てている[4]2003年に出演したドキュメント映画『La Petite Morte』(『少女の死』)でも、ポルノ業界に対する批判を展開した。ポルノ業界から去ったのち、精神的に落ち込み、その間にアルコールとコカインに手を出していたことを告白している。

2006年、2冊目の自叙伝に当たる著書『Tendre Violence』を出版した。この中では、自身の幼少期と家庭生活により焦点を当てているほか、ガニーに住んでいたイスラム教徒の家族との物語が記述されている。

出演作品 編集

ポルノ映画 編集

以下は「インターネット・アダルト・フィルム・データベース」より

  • Chasseur de culottes 1995
  • Ecole de Laetitia 6 1995
  • Ecole de Laetitia 7 1995
  • Euro-max 4 1995
  • Fist: Jeux Interdits 1995
  • Intimite violee par une femme 26 1995
  • King de ces dames 1995
  • Lil' Women: Summer Camp 1995
  • Poing c'est tout 1995
  • Raphaella s'offre a toi 1995
  • Rumpman Goes to Cannes 1995
  • Teeny Exzesse 36: Pussy Trainer 1995
  • World Sex Tour 2 1995
  • Exhibitions a Paris 2' 1996
  • Faust Fucker 7: Stramme Spalten harter Fist 1996
  • Infirmieres de Laetitia 3 1996
  • Lolita Dream 3 1996
  • Lolita Dream 7 1996
  • Maximum Perversum 62: Pralle Euter stramme Schwanze 1996
  • Pornoattori: una Giornata Qualsiasi 1996
  • Teeny Toys 1996
  • Tittenficker 1996
  • Body Business 1997
  • Bose Madchen 5 1997
  • Cyberix 1997
  • Dirty Target 1997
  • Euro Mania 1 1997
  • European Cuntinent 2 1997
  • Fantasmotron 2 1997
  • Faust Fucker 9: Drei Fauste im Arsch 1997
  • Fetish Therapy 1997
  • Fucking Instinct 1997
  • Girl Scouts 1997
  • Hard Sex Camping 1997
  • Huren 1997
  • Lecons d'exhib 1 1997
  • Magma Spezial: Gang Bang Extase 1997
  • Portugal Taboo 1997
  • Triple X 23 1997
  • Verbotener Sex 1997
  • Dr. F. Otze 1 1998
  • Dr. F. Otze 2 1998
  • Exhibitions 1999 1998
  • Extrem 10: Bizarre Kreuzzuge 1998
  • Extrem 9: Lust-Bazar 1998
  • Faust Fucker 10: Die Faust im Loch 1998
  • Hotsex 15: Pulp Fixion 1998
  • Lecons d'exhib 9 1998
  • Lesbos Extreme: Gut gebaut und top versaut' 1998
  • Orgasmus Trophy 1998
  • Schau wie ich die Teenies ficke 1 1998
  • Sex Crazy 1998
  • Teen Town 12: Analfreudige Ausreisserinnen 1998
  • Tempel der Perversionen 1998
  • Truffa in Riviera 1998
  • Wild Country Babes 1998
  • Arabic Gang Bang 1999
  • Extrem 12: Schlammfotzen 1999
  • Interdits du gyneco 1999
  • Lesben extrem 1999
  • Nymphen Reigen 1999
  • Perverse Sex-Barone 1999
  • Tierisch: Wenn Manner sich wie Tiere fuhlen 1999
  • Anmacherinnen 9: Arschgeile Flittchen 2000
  • Orgie der Braut 2000
  • Show der Perversionen 2000
  • Top Teens Gallery 2000
  • Tradimenti all'Italiana 2000
  • Villa Perversa 2000
  • Bisexual Madness 2000
  • Very Best of Babette Blue 2001
  • Salopes 1 2005
  • Zoccole del Fiume 2008

映画 編集

著書 編集

  • Hard 2001 ISBN 2-246-61511-9
  • Tendre Violence 2006 ISBN 2-7096-2828-7

参考 編集

  1. ^ Raffaëla”. Internet Adult Film Database. 2019年9月23日閲覧。
  2. ^ a b c Interview biographie de Raffaëla Anderson”. www.ina.fr (2001年5月5日). 2021年8月3日閲覧。
  3. ^ a b Raffaëla Anderson, Hard, Grasset, 2001, pages 84-105
  4. ^ a b c d Marie Huret (2001年5月3日). “Raffaëla n'aime plus le X”. www.lexpress.fr. 2021年8月3日閲覧。

外部リンク 編集