ラファエル・カリノフスキー

ラファエル・カリノフスキーRafał Kalinowski、本名:ユーゼフ、1835年 - 1907年)は、ポーランドカトリック教会カルメル会修道司祭聖人

聖ラファエル・カリノフスキー
Rafał Kalinowski
カルメル会司祭、教師
聖職
司祭叙階 1882年
個人情報
出生 (1835-09-01) 1835年9月1日
ロシア帝国の旗 ロシア帝国
ヴィリナ
死去 (1907-11-15) 1907年11月15日(72歳没)
オーストリア=ハンガリー帝国の旗 オーストリア=ハンガリー帝国
ヴァドヴィッツ
聖人
記念日 11月19日
崇敬教派 カトリック教会
列聖 1990年11月17日
列聖決定者 ヨハネ・パウロ2世
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生涯 編集

カリノフスキーはバルト地方ヴィルナに生まれ、大学に在籍していたが1863年、軍隊に入りロシアに対して起こした暴動に参戦した。しかし1864年、ロシア軍に捕らえられ仲間とともにシベリアに送られた。苛酷な環境の中、カリノフスキーは捕虜となった仲間を助け、10年間過ごした。

1874年に解放され、ヴィルナの学校で教師として働き、パリでの家庭教師を経て、リンツのカルメル会修道院に入り、「聖ヨゼフのラファエル」として誓願を立てた。司祭に叙階されツァルナの修道院長に選出され、説教者、霊的指導者として活躍した。1907年、ヴィドーチェ帰天(死去)。その後、教会によって聖性を認められ、1990年ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世によって列聖された。

出典 編集

  • 『カリットへの旅』 トマス・ロアバック著 サンパウロ 2003年