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機動戦士Ζガンダム > エゥーゴ > ラーディッシュ

ラーディッシュ (Radish) は、アニメ作品群『ガンダムシリーズ』のうち、宇宙世紀を舞台にした作品に登場する架空の艦艇。エゥーゴ所属の宇宙戦艦である。アイリッシュ級戦艦Irish-class Battleship)の2番艦、あるいは3番艦。

概略編集

反地球連邦組織エゥーゴによって宇宙巡洋艦アーガマをベースに、エゥーゴを支持する民間協力者たちの共同出資によって建造した。グリプス戦役当時としてはかなりの高性能艦である。アナハイム・エレクトロニクス社グラナダ工場が建造した。

基本的な設計はアーガマと共通だがマゼラン級戦艦のコンセプト、即ち優れた砲戦能力とダメージコントロール能力を取り入れ、アーガマの弱点であった艦単独の火力不足を補うためにメガ粒子砲を多数装備、推進機関も増加しており、より戦闘的な艦に仕上がっている。またMSカタパルトを1基増設しているため、MS運用能力が向上している。

一方で基本設計をマゼランに求めながら、技術革新による熱核反応炉とジェネレーターの小型化により設計そのものを縮小し、軽量化とコンパクト化を成し遂げた艦である、とする資料もある(皆川ゆか編 監修/サンライズ『総解説 ガンダム事典』100頁。講談社2007年11月。なお、101頁の開発系譜では、本級は、マゼランとホワイトベースの延長線上にある)。また、アイリッシュタイプを「マゼラン級」とする資料もある(『ENTERTAINMENT BIBLE .37 機動戦士ガンダム メカニック大図鑑』のカラーページによる。バンダイ1991年8月)。

武装はアーガマ級の単装メガ粒子砲を副砲として両舷前方射界に4基、ブリッジ後方に1基の合計5門、加えて主砲として上下に各1基の大型連装メガ粒子砲を備える。MS展開設備であるカタパルトはデッキの延長に合わせて長いとされている。後方下面にデッキが追加されており、着艦用である。

アーガマと異なり、宇宙空間での運用を前提に開発されているため、バリュートシステムや大気圏内での飛行能力はなく、回転式居住ブロック、ブリッジの収納などもオミットされている。

この結果、砲撃・MS運用・コストに優れた艦となり、三隻の建造に留まったアーガマ級を凌ぎ、数10隻の同級艦が存在している。 グリプス戦役後も地球連邦軍で運用され、クラップ級が普及するまで第一線で使われた。

劇中での活躍編集

アーガマ艦長をブライト・ノアに譲ったヘンケン・ベッケナーが艦長に就任した。アーガマと共に行動することが多いが、単艦でティターンズによるコロニー落としを阻止するなど主力艦として活躍した。コロニーレーザーを巡る最終決戦で被弾したエマ・シーン中尉のガンダムMk-IIをかばい、ティターンズのヤザン・ゲーブル大尉が操るハンブラビにより撃沈された。

乗組員編集

艦載機編集

同型艦編集

アイリッシュ
マニティ・マンデナ少佐を艦長とするアイリッシュ級一番艦。
スタウト
OVA『GUNDAM EVOLVE ../9 MSZ-006 Ζ-GUNDAM』に登場。チャクラ研究所の防衛に当たっていたが、ゲミヌスの攻撃を受けて僚艦とともに撃沈された。
アレイオーン
雑誌企画『ADVANCE OF Ζ 刻に抗いし者』に登場。作業が遅れ、コンペイトウ攻略戦後に完成した新造艦。カラーリングは白。艦長はクリスティアン・カーク少佐。強襲揚陸艇を艦内に収容している。また初期型だと無防備な艦底に対空レーザーを複数増設している。就航が予定より遅れたのはこの追加工事の為である。
ツバイカウ
漫画『機動戦士ガンダム エコール・デュ・シエル』に登場。ベルナルド・フェレを艦長とする。ハロウィン、イースター各MS小隊を有し、衛星軌道上の通信衛星防衛戦やルオイーコロニー防衛戦で活躍、そして最後はダーグウェに対して特攻自沈した。
ザンクト・ガレン
漫画『機動戦士ガンダム エコール・デュ・シエル』に登場。エゥーゴ所属。ジロー・マミヤを艦長とする。ルオイーコロニーに秘匿されたMAをめぐり、コロニー港湾部でティターンズと交戦。ルオイーコロニーが崩壊していく中、大破したル・シーニュを回収した。
クークスタウン
漫画『シークレットフォーミュラ フルアーマー百式改』に登場。月面工業都市イプシロンに係留時にティターンズ特務部隊に襲撃されるが、所属するクリフ・フレミング中尉が駆るフルアーマー百式改によって撃退された。
マスタッシュ
漫画『機動戦士ガンダムΖΖ外伝 ジオンの幻陽』に登場。メッチャー・ムチャを艦長とする。第一次ネオ・ジオン抗争時にハマーン・カーン不在を見計らったアクシズ攻略作戦の旗艦となるが、作戦は失敗に終わり撃沈された。
オアシス
漫画『機動戦士ガンダムUC 星月の欠片』に登場。ロンド・ベル隊所属。要人輸送や補給艦の護衛艦。OVA『機動戦士ガンダムUC』2話に登場したアイリッシュ級は本艦とされる。
アーレイバーグ
漫画『機動戦士ガンダムF90』に登場。同型艦のセント・アイヴス、ミッテランと共に、第一次オールズモビル戦役に第十三独立機動艦隊所属艦として参加した。戦果は中破に終わっている。
セント・アイヴス
漫画『機動戦士ガンダムF90』に登場。第十三独立機動艦隊所属艦として参加した。オールズモビルとの戦いで消息不明となった。
ミッテラン
漫画『機動戦士ガンダムF90』に登場。第十三独立機動艦隊所属艦として参加した。大破したため自沈、という結果に終わっている。
エシャロット
「DOME-G」にて公開された映像作品『機動戦士ガンダムUC One of Seventy Two』に登場。白系統の塗装が施されている。U.C.0095年にユニコーンガンダム3号機「フェネクス」の母艦として連邦軍高官2人が乗り込みバンシィとの合同評価試験に参加するが、暴走したフェネクスにブリッジを破壊され撃沈された。
小説『機動戦士ガンダムUC』の中編エピソード「不死鳥狩り」でも、フェネクスに撃沈された母艦として名前が登場し、「不死鳥狩り」の主要登場人物であるヨナ・バシュタリタ・ベルナルと同じ施設で育った幼馴染が整備士として搭乗していたという言及がされている。小説「不死鳥狩り」を元にした映画『機動戦士ガンダムNT』では、同郷の整備士への言及はないものの、フェネクスに撃沈される場面が映像化されており、映画のノベライズ版にも名前が登場する。

関連項目編集