劉亦菲

中国出身の女優、歌手
リウ・イーフェイから転送)

劉 亦菲リウ・イーフェイ、漢字日本語読み:りゅう えきひ[3]、Liu Yifei、1987年8月25日 - )は、中国出身のアメリカ合衆国女優歌手。本名は劉 茜美子(リウ・シーメイズー)。身長は170cm、血液型はB型、国籍はアメリカ合衆国

リウ・イーフェイ
Liu looks right, holding a glass
2016年
生誕 安风
(1987-08-25) 1987年8月25日(36歳)
中華人民共和国の旗 中国
湖北省武漢市
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国[2]
別名 Crystal Liu
出身校 北京電影学院
スタンフォード大学
職業
  • 女優
  • 歌手
  • モデル
活動期間 2002年 –
音楽家経歴
出身地 日本[1]
ジャンル
担当楽器 歌唱
レーベル Sony Japan
中国語
繁体字
簡体字
発音記号
標準中国語
漢語拼音Liú Yìfēi
Liu Ximeizi
繁体字
簡体字
発音記号
標準中国語
漢語拼音Liú Xīměizǐ
An Feng
繁体字
簡体字
発音記号
標準中国語
漢語拼音Ān Fēng

経歴 編集

父の安少康はフランス語学者、母の劉曉莉[4]は中国国家一級演員の資格を持つ舞踊家。生後間もなく両親は別居(その後離婚)し母に引き取られて育つ。

9歳の時に母とアメリカ合衆国へ渡るが、女優を志し14歳で帰国。著名な実業家陳金飛[5]のマネジメントを受け、2003年のテレビドラマ『華の家族』に出演し芸能界にデビューした。続いて金庸原作の武侠ドラマ『天龍八部』の主要キャストにも抜擢された。

2003年から2006年7月に卒業するまで北京電影学院表演系本科に在籍。演技の勉強を積む傍らで2003年に台湾映画の『五月の恋』に主演し、映画デビューした。

2005年6月からは日本衛星放送で放送が始まった武侠ドラマ『天龍八部』で注目されるようになり、8月にソニー・ミュージックレコーズと歌手として契約して話題になった。翌年7月にイーフェイ名義で日本語版のシングル『真夜中のドア』を発売して歌手デビュー、9月には日本語版のアルバム『All My Words』も発売した。また同時期に中国語(北京語)版のアルバム『劉亦菲』を中国をはじめアジア各地で発売した。中国本土での売り上げは60万枚だった。

2006年の武侠ドラマ『神鵰侠侶』で主演を務めるなど、映画やテレビドラマの話題作品への出演が相次いだ。9月からアメリカ合衆国のスタンフォード大学に在学[6]

2007年にアメリカ合衆国の大手芸能事務所ウィリアム・モリス・エージェンシーと所属契約を結んだ。

2008年にはジャッキー・チェンジェット・リーが共演した米中合作映画『ドラゴン・キングダム』に出演し、ハリウッドデビューを飾った。

2009年6月にアメリカ合衆国から帰国。その後は歴史映画『項羽と劉邦/White Vengeance』(2011年)、『曹操暗殺 三国志外伝』(2012年)、ファンタジーアクション映画『ドラゴン・フォー』シリーズ(2012~14年)、韓国俳優ソン・スンホンと共演した恋愛映画『第3の愛』(2015年)などに出演。

2020年にはディズニーの実写映画版『ムーラン』に主演したが、物議を醸した(後述)。

論争 編集

2019年、香港「逃亡犯条例」改正案をめぐる香港の抗議デモに関し、多くの中国の芸能人がデモに関しては政府支持の声を上げ、リウ・イーフェイが8月15日に、中国国営人民日報の「私は香港警察を支持する。あなたたちが皆、私を攻撃しても構わない」という投稿をシェアし、物議を醸した。これに反発した映画ファンは「ムーラン」のボイコット運動を呼びかけ「#BoycottMulan(ムーランをボイコットしよう)」のハッシュタグは米国と香港のツイッターでトレンド入りした[7]

出演作品 編集

タイトルは 邦題 - 原題 の順(日本未公開作品は原題のみ)

映画 編集

テレビドラマ 編集

CM 編集

ディスコグラフィー 編集

シングル 編集

タイトル 歌手名 言語 発売日 規格品番
真夜中のドア イーフェイ 日本語 2006年7月19日 SRCL-6381(日本盤)

アルバム 編集

タイトル 歌手名 言語 発売日 規格品番
劉亦菲 劉亦菲 中国標準語 2006年8月31日 ISRC CN-E04-06-386-00/A.J6(中国大陸盤)
2006年9月15日 CDHK-003(香港盤)
All My Words イーフェイ 日本語 2006年9月6日 SRCL-6400(日本盤)

脚注 編集

  1. ^ 签约日本索尼音乐总部 刘亦菲息影进歌坛” (中国語). Tencent (2005年6月28日). 2020年3月12日閲覧。
  2. ^ https://www.bbc.com/news/newsbeat-54024810
  3. ^ (文化・芸術・風俗習慣)問題[1]
  4. ^ 劉亦菲に瓜二つの容貌と常に娘に帯同するステージママぶりが有名。映画『ドラゴン・キングダム』でハリウッドデビューし話題となった。後述する陳金飛のインタビューでは、渡米した翌年に在米弁護士と再婚したとされている。
  5. ^ 私営企業北京通産投資集団を率い、劉亦菲から「爸爸(パパ)」と呼ばれる陳金飛は、彼女の母と再婚し継父となった人物であるとされていたが、2008年5月のインタビューで「劉親子とは古くからの知人で、芸能界入りについての相談を受けた。」「自分は言わば亦菲の“教父”である。」等語り、従来の「継父」説を否定している。
    参考資料:劉亦菲“富豪継父”曝光(南方都市報) ハリウッド進出のリウ・イーフェイ、噂の「パパ」は富豪ランク23位の有名人―中国(レコードチャイナ)
  6. ^ <中国男性が選ぶ、お嫁さんにしたい女優10人>~10:フレッシュ美少女リウ・イーフェイ(劉亦菲)~, Record China, 2007-03-11.
  7. ^ 「ムーラン」主演女優、香港警察を支持 デモ隊はボイコット呼び掛け”. CNN.co.jp (2019年8月17日). 2020年8月5日閲覧。

外部リンク 編集