リオハサウルスRiojasaurus 「ラ・リオハのトカゲ」の意味)は草食原竜脚類恐竜の属の一つである。属名はホセ・ボナパルテ英語版により化石が発見されたアルゼンチンのラ・リオハ州にちなんでいる。三畳紀後期に生息し、全長は10 mに達した[1]。現在知られている唯一の南アメリカに生息したリオハサウルス科英語版である。

リオハサウルス
Riojasaurus sketch3.jpg
生体復元図
地質時代
三畳紀後期
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
亜綱 : 双弓亜綱 Diapsida
下綱 : 主竜形下綱 Archosauromorpha
上目 : 恐竜上目 Dinosauria
: 竜盤目 Saurischia
亜目 : 竜脚形亜目 Sauropoda
: リオハサウルス科 Riojasauridae
: リオハサウルス属 Riojasaurus
学名
Riojasaurus
Bonaparte1967

特徴編集

 
頭骨のレプリカ

リオハサウルスは重々しい胴体、太い脚、長い首と尾を持っていた。脚の骨は原竜脚類のものらしく緻密で重厚であった[1]。対照的に椎骨は多くの原竜脚類とは異なり中空の腔があり、仙椎が3つではなく4つあった[1]おそらく四つんばいでゆっくりと移動し、後肢のみで立ち上がることは不可能であっただろう[1][2]。前肢と後肢はほぼ同じ長さであり[1]、必然的に四足歩行であったことが示唆される。

最初の骨格では頭骨は発見されなかったが[3]、後に保存状態の良いリオハサウルスのものとされる頭骨が発見されている[4]。歯は木の葉状で鋸歯がある。上顎には前面に5本の歯があり、後方には24本以上の歯の列が目の下まで並んでいる。

現代の鳥類や爬虫類との強膜輪の比較から周日行性英語版つまり短い間隔で終日活動したことが示唆される[5]

分類編集

多くの研究者からはメラノロサウルスに近縁であると考えられており[1]、三畳紀からジュラ紀前期に生息した既知では最大の原竜脚類である。しかし、イギリス、ブリストル大学の研究では首の長い骨などいくつかの重要な点で独特であることが示唆されている。アルゼンチン、ロスコロラド層英語版で発見された他の原竜脚類とは確実に異なっている[6]

 
ヒトとの大きさ比較

大きさ、肢の構造およびおそらくメラノロサウルスに近縁であることから最初期の竜脚類に近縁であるとみなされている[1]しかし、ピーター・ガルトン英語版およびポール・セレノの仮説が正しいとして、 つまり、竜脚類が原竜脚類から生じたのではなく両者は共通の祖先を持つとしても、リオハサウルスと真の竜脚類が共通の特徴をもつのは収斂進化である可能性が高い[1]

参照編集

  1. ^ a b c d e f g h "Riojasaurus." In: Dodson, Peter & Britt, Brooks & Carpenter, Kenneth & Forster, Catherine A. & Gillette, David D. & Norell, Mark A. & Olshevsky, George & Parrish, J. Michael & Weishampel, David B. The Age of Dinosaurs. Publications International, LTD. p. 41. ISBN 0-7853-0443-6.
  2. ^ Van Heerden, J. and Galton, P.M. (1997). "The affinities of Melanorosaurus a Late Triassic prosauropod dinosaur from South Africa". Neues Jahrbuch für Geologie und Paläontologie Monatshefte. (1):39-55
  3. ^ Bonaparte, J.F. (1967). Dos nuevas "faunas" de reptiles triásicos de Argentina. Ameghiniana 10(1): 89-102.
  4. ^ Bonaparte, J.F. & Pumares, J.A. (1967). Notas sobre el primer craneo de Riojasaurus incertus (Dinosauria, Prosauropoda, Melanorosauridae) del Triasico Superios de La Rioja, Argentina. Ameghiniana 32(4): 341-349.
  5. ^ Schmitz, L.; Motani, R. (2011). “Nocturnality in Dinosaurs Inferred from Scleral Ring and Orbit Morphology”. Science 332 (6030): 705–8. Bibcode2011Sci...332..705S. doi:10.1126/science.1200043. PMID 21493820. 
  6. ^ Moody, Richard. Dinofile. pg 20. Octopus Publishing Group Ltd., 2006