リスボンメトロ(Metropolitano de Lisboa)は、ポルトガル首都リスボン市の地下鉄である。1959年12月29日開業で、2009年8月30日現在、4路線約40km、46駅の規模である。

リスボンメトロ
ロゴマーク
Paco駅のプラットフォームにて。
Paco駅のプラットフォームにて。
基本情報
ポルトガルの旗 ポルトガル
所在地 リスボン
種類 地下鉄
開業 1959年12月29日
公式サイト MetroLisboa(ポルトガル語・英語)
詳細情報
総延長距離 43.2 km
路線数 4路線
駅数 56
輸送人員 161.49 万人 (2017年時点)
1日利用者数 442,438人 (2017年時点)
保有車両数 不明
軌間 1,435 mm (標準軌)
電化方式 直流750V 四軌条方式
最高速度 72 km/h
路線図
路線図
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路線 編集

  青線(Linha Azul)
別名:かもめ線(Linha de Gaivota)
アマドーラ・エステ駅サンタ・アポローニャ駅 17駅 12.9km
  黄色線(Linha Amarela)
別名:ひまわり線(Linha de Girassol)
オディヴェラス駅ラト駅 13駅 11.1km
  緑線(Linha Verde)
別名:カラベル船線(Linha de Caravela)
テレイラス駅カイス・ド・ソドレ駅 13駅 8.9km
  赤線(Linha Vermelha)
別名:オリエンテ線(Linha de Oriente)
サン・セバスティアン駅空港駅 12駅 10.5km

運行形態 編集

  • 各線とも3両編成×2編成の6両編成で運行される。ただし夜間と土曜休日は3両編成での運行となる。
  • 平日は時間帯により運転間隔が異なり、特に黄色線の10:00~16:30はオディベラス⇔ラトとカンポ・グランデ⇔ラトの列車が交互に運転される。
  • 休日は各線とも7分40秒~8分40秒間隔で運行される。
  • 夏ダイヤと冬ダイヤがある。冬ダイヤのほうが朝の運転間隔が短い。

運賃 編集

運賃改定がたびたび実施され、現在では1回乗車につき1.25ユーロ(ただし後述のザッピングを使うと1.15ユーロ)である。 そのほか、バス・市電を運行するCarrisとのコンビネーション切符や、一日乗車券等が発売されている。

2008年より磁気券が廃止され、乗車券は「Lisboa viva」カードといったSuicaのようにIC部分を改札にかざすタイプとなった。定期券も「Lisboa viva」カードに記録する形となる。片道券、往復券、一日乗車券等の初回購入時には上記運賃に0.5ユーロの「viva viagem」カード代が加算される。2回目以降はカードを券売機に挿入すると、カード代0.5ユーロが差し引かれた金額が表示される。なお、このカード代は購入後1週間以内であれば、窓口で返金される。

「viva viagem」・「Lisboa viva」カードはメトロだけでなく、Carrisが運行する市電・バス等や、テージョ川を渡河するフェリーなどにおいても使用できる。

ザッピングとはSuicaのチャージのような機能で、5ユーロ以上のチャージでボーナスが加算される。このザッピング機能を使用するためには、一日乗車券等の機能を使用していないviva viagemカードを用意する必要がある。

将来 編集

緑線の環状運転化、赤線のアマドーラ方面への延伸など様々な計画がある。