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生涯編集

1915年、シカゴに生まれる。1937年、シカゴ大学を卒業し、1939年にはネブラスカ大学で修士号、1942年にはイリノイ大学アーバナ・シャンペーン校Ph.D.を取得。

第二次世界大戦中はルイビル大学で教授を務め、1945年にはマンハッタン計画に参加。同計画の物理学者らが提示した方程式を初期の電子式デジタルコンピュータを使って解くプログラミングを行う。原爆大気を燃やし尽くすことがないかを計算で確かめるためのプログラムだった[2]。その結果、そのような心配がないことがわかり、アメリカはニューメキシコ州で実験を行った後、日本に2発の原爆を投下した。

1946年から1976年までベル研究所で働き、クロード・シャノンと共同研究した。その間、スタンフォード大学ニューヨーク市立大学シティカレッジカリフォルニア大学アーバイン校プリンストン大学で客員教授や非常勤教授も務めた。

1976年7月23日、ベル研究所を退職後、アメリカ海軍大学院英語版に移って非常勤教授となり、1998年には名誉教授となったが、間もなく亡くなった。

1962年の数値解析に関する著書[要文献特定詳細情報]には、「コンピューティングの目的は数ではなく洞察である」という言葉がある。

受賞歴など編集

IEEEハミングメダルはハミングの名を冠した賞で、IEEEが毎年「情報学、情報システム、情報技術などへの並外れた貢献」に対して贈るもので、ハミング自身が最初に受賞した[10]

著書編集

  • Numerical Methods for Scientists and Engineers, McGraw-Hill, 1962年
    • Hamming, Richard W; Hamming, Richard Wesley (1986). Numerical Methods for Scientists and Engineers. Dover Publications. ISBN 0-486-65241-6. http://books.google.com/?id=Y3YSCmWBVwoC&printsec=frontcover. 
  • Calculus and the Computer Revolution, Houghton-Mifflin, 1968年
  • Introduction To Applied Numerical Analysis, McGraw-Hill, 1971年
  • Computers and Society, McGraw-Hill, 1972年
  • Digital Filters, Prentice Hall, 1977年
  • Coding and Information Theory, Prentice Hall 1980; second edition 1986.
  • Methods of Mathematics Applied to Calculus, Probability, and Statistics, Prentice Hall, 1985年
  • The Art of Probability for Scientists and Engineers, Addison-Wesley, 1991年
  • Hamming, Richard W; Hamming, Richard Wesley (1997). The Art of Doing Science and Engineering: Learning to Learn. Gordon and Breach. ISBN 90-5699-501-4.  - 内容の一部は You and Your Research[11] と関連している。

映画編集

1965年の映画 Logic By Machine にて、ハミングはコンピュータの利用と可能性について論じている[12]

脚注編集

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  1. ^ Digital Filters の5.8節
  2. ^ Hamming, Richard (1998-08). “Mathematics on a Distant Planet”. The American Mathematical Monthly 105 (7): 640–650. http://www.jstor.org/stable/2589247. 
  3. ^ A. M. Turing Award”. Association for Computing Machinery. 2009年12月12日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2011年2月5日閲覧。
  4. ^ IEEE Emanuel R. Piore Award Recipients”. IEEE. 2011年2月5日閲覧。
  5. ^ NAE Members Directory - Dr. Richard W. Hamming”. National Academy of Engineering. 2011年2月5日閲覧。
  6. ^ The Harold Pender Award”. School of Engineering and Applied Science, University of Pennsylvania. 2011年2月5日閲覧。
  7. ^ IEEE Richard W. Hamming Medal Recipients”. IEEE. 2011年2月5日閲覧。
  8. ^ ACM Fellows - H”. Association for Computing Machinery. 2011年1月24日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2011年2月5日閲覧。
  9. ^ Award Winners (chronological)”. Eduard Rhein Foundation. 2011年7月18日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2011年2月5日閲覧。
  10. ^ IEEE Richard W. Hamming Medal”. IEEE. 2011年2月5日閲覧。
  11. ^ Hamming 1986
  12. ^ Hamming 1965

参考文献編集

関連項目編集

外部リンク編集