リトル・ジョー1B号(リトル・ジョー1Bごう、: Little Joe 2)はアメリカ合衆国のマーキュリー計画の一環として行われた、マーキュリー宇宙船の性能試験である。この試験では、宇宙に行った動物の中の一頭である、ミス・サム (Miss Sam) と名づけられたメスのアカゲザルも船内に搭載されていた。ロケットは1960年1月21日、バージニア州ワロップス島から発射され、最大高度15キロメートルに達し、海に向けて水平距離18.9キロメートルを飛行した。宇宙船は海兵隊のヘリコプターによって回収され、発射から45分後にワロップス島に戻ってきた。ミス・サムは特に異常なく8分35秒の飛行に耐え、多くの「宇宙に行ったサル」の中の一頭となった。

リトル・ジョー1B号
ワロップス飛行施設から発射されるリトル・ジョー1B号。1960年1月21日
任務種別緊急脱出用ロケット発射試験
運用者NASA
任務期間8分35秒
飛行距離19キロメートル
遠地点14キロメートル
特性
宇宙機種別マーキュリー宇宙船実物大模型
製造者マクドネル・エアクラフト
打ち上げ時重量1,007キログラム
任務開始
打ち上げ日1960年1月21日 14:23UTC
ロケットリトル・ジョー
打上げ場所ワロップス飛行施設 LA-1発射台
任務終了
着陸日1960年1月21日 14:31UTC

写真 編集

関連項目 編集

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外部リンク 編集