リャンカン・カンリ(Liangkang Kangri)は、ヒマラヤ山脈に属するである。中国チベット自治区)とブータンの国境に位置し、両国の国境の北東端にある。標高は7,535メートルである。ガンカー・プンスム北峰とも呼ばれる。

リャンカン・カンリ
リャンカン・カンリとガンカー・プンスム
最高地点
標高7,535 m (24,721 ft)
プロミネンス234 m (768 ft)
座標北緯28度03分50秒 東経90度26分35秒 / 北緯28.06389度 東経90.44306度 / 28.06389; 90.44306座標: 北緯28度03分50秒 東経90度26分35秒 / 北緯28.06389度 東経90.44306度 / 28.06389; 90.44306
地形
リャンカン・カンリの位置(ブータン内)
リャンカン・カンリ
リャンカン・カンリ
リャンカン・カンリの位置(チベット自治区内)
リャンカン・カンリ
リャンカン・カンリ
リャンカン・カンリ (チベット自治区)
所属山脈ヒマラヤ山脈
登山
初登頂1999年5月9日 日本隊
プロジェクト 山

リャンカン・カンリの南側の尾根は、南南東に2キロメートルの位置にある標高7,570メートルのガンカー・プンスムにつながっている。ガンカー・プンスムとの間の鞍部からの高さ(プロミネンス)が234メートルと低いため、リャンカン・カンリは独立した山とはみなされず、ガンカー・プンスムの付属峰とされる。西側の尾根は、標高6,680メートルのチュムリカンにつながっている。リャンカン・カンリの北西側のリャンカンレッチャーと東側のナムサングレッチャーは、クリ・チュー川英語版の源流部を形成している。南西側の氷河は、Angde Chhu川の流域に属する。

初登頂は、1999年5月9日、伊丹紹泰を隊長とする日本隊によるもので[1]、鈴木清彦、竹内洋岳ら5人が登頂に成功した。日本隊は当初はガンカー・プンスムの登頂を目指していたが、情勢の変化によりリャンカン・カンリへの登頂に切り替えたものである[2]

脚注 編集