リーガ・エスパニョーラ1985-1986
リーガ・エスパニョーラ1985-1986は、スペインの国内プロサッカーリーグ、リーガ・エスパニョーラの1部リーグのプリメーラ・ディビシオンの55回目のシーズンである。1985年8月31日から1986年4月20日に開催された。
本シーズンをもって、下位3チームのセグンダ・ディビシオンへの自動降格制のみから成る降格制度は一旦終了し、翌シーズンは下位3チームによる変則的な降格プレーオフ実施の後、1987-88シーズンからセグンダ・ディビシオンのチームと入れ替え戦(降格プレーオフ)と自動降格制を併用する降格制度が実施されることとなる。(※自動降格制のみから成る降格制度は、1999-2000シーズンから再び実施されることとなった。)
セグンダ・ディビシオンから昇格し、本季のプリメーラ・ディビシオンに参戦するのは、セグンダ・ディビシオン1984-1985の成績上位によって自動昇格した「UDラス・パルマス」・「カディスCF」・「セルタ・デ・ビーゴ」の合わせて3チーム。
キンタ・デル・ブイトレと称された「レアル・マドリード」が、1979-80シーズン以来となる6シーズンぶり通算21回目のプリメーラ・ディビシオン優勝を達成した。
順位
編集スペインプロリーグ機構の成績資料に基づく[1]。
順位 | クラブ名 | 勝点 | 勝 | 分 | 負 | 得点 | 失点 | 差 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | レアル・マドリード | 56 | 26 | 4 | 4 | 83 | 33 | +50 | UEFAチャンピオンズカップ 1986-87 一回戦出場権 |
2 | FCバルセロナ | 45 | 18 | 9 | 7 | 61 | 36 | +25 | UEFAカップ1986-87 一回戦出場権 |
3 | アスレティック・ビルバオ | 43 | 17 | 9 | 8 | 44 | 31 | +13 | |
4 | レアル・サラゴサ | 42 | 15 | 12 | 7 | 51 | 34 | +17 | UEFAカップウィナーズカップ 1986-87 出場権[2] |
5 | アトレティコ・マドリード | 42 | 17 | 8 | 9 | 53 | 38 | +15 | UEFAカップ1986-87 一回戦出場権 |
6 | スポルティング・デ・ヒホン | 41 | 13 | 15 | 6 | 37 | 27 | +10 | |
7 | レアル・ソシエダ | 39 | 17 | 5 | 12 | 64 | 51 | +13 | |
8 | レアル・ベティス | 35 | 11 | 13 | 10 | 40 | 40 | 0 | |
9 | セビージャFC | 34 | 12 | 10 | 12 | 39 | 34 | +5 | |
10 | レアル・バジャドリード | 32 | 13 | 6 | 15 | 54 | 48 | +6 | |
11 | RCDエスパニョール | 31 | 11 | 9 | 14 | 43 | 40 | +3 | |
12 | ラシン・サンタンデール | 31 | 10 | 11 | 13 | 33 | 34 | -1 | |
13 | UDラス・パルマス | 27 | 9 | 9 | 16 | 37 | 65 | -28 | |
14 | CAオサスナ | 27 | 9 | 9 | 16 | 24 | 33 | -9 | |
15 | カディスCF | 26 | 9 | 8 | 17 | 30 | 58 | -28 | |
16 | バレンシアCF | 25 | 8 | 9 | 17 | 38 | 62 | -24 | セグンダ・ディビシオンに自動降格 |
17 | エルクレスCF | 22 | 8 | 6 | 20 | 35 | 62 | -27 | |
18 | セルタ・デ・ビーゴ | 14 | 5 | 4 | 25 | 32 | 72 | -40 |
ピチーチ賞
編集最も多く得点を挙げた選手にはピチーチ賞が贈られる。
順位 | 選手 | 所属クラブ | 得点数 |
---|---|---|---|
ウーゴ・サンチェス | レアル・マドリード | ||
ホセ・マリア・バケーロ | レアル・ソシエダ | ||
ホルヘ・バルダーノ | レアル・マドリード | ||
フアン・セニョール | レアル・サラゴサ | ||
ルイス・マリオ・カブレラ | アトレティコ・マドリード | ||
ホルヘ・ダ・シルバ | アトレティコ・マドリード | ||
ペドロ・ウラルデ | レアル・ソシエダ | ||
ウィルマール・カブレラ | バレンシアCF | ||
ロベルト・マリーナ | アトレティコ・マドリード | ||
バルトロメ・マルケス[3] | RCDエスパニョール | ||
ビクトール・ホセ・ポラス | レアル・バジャドリード |
サモラ賞
編集順位 | 選手 | クラブ | 失点 | 試合 | 失点率 |
---|---|---|---|---|---|
1 | フアン・カルロス・アブラネード | スポルティング・デ・ヒホン | 27 | 34 | 0.79 |
2 | アンドニ・スビサレッタ | アスレティック・ビルバオ | 31 | 34 | 0.91 |
3 | ビセンテ・ビウルン | CAオサスナ | 33 | 34 | 0.97 |
4 | ペドロ・アルバ | ラシン・サンタンデール | 34 | 34 | 1.00 |
フランシスコ・ブーヨ | セビージャFC | 34 | 34 | ||
アンドニ・セドゥルン | レアル・サラゴサ | 34 | 34 | ||
ハビエル・ウルティコエチェア | FCバルセロナ | 31 | 31 | ||
8 | トーマス・ヌコノ | RCDエスパニョール | 37 | 32 | 1.15 |
9 | マヌエル・セルバンテス | レアル・ベティス | 40 | 34 | 1.17 |
10 | カルロス・フェノイ | レアル・バジャドリード | 43 | 32 | 1.34 |
脚注
編集- ^ [1] スペインプロリーグ機構 (LFP)
- ^ レアル・サラゴサはコパ・デル・レイ1985-86に優勝した為、出場権を獲得。
- ^ マルカ紙によれば、バルトロメ・マルケスは11のゴールをしたことになっているが、LFPは10のゴールしか認めていない。