リーマンズクラブ
『リーマンズクラブ』は、ライデンフィルム制作による日本のオリジナルテレビアニメ作品。2022年1月から4月までテレビ朝日系列『NUMAnimation』枠ほかにて放送された[1]。
リーマンズクラブ | |||
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ジャンル | スポーツ(バドミントン) | ||
アニメ | |||
原作 | Team RMC | ||
監督 | 山内愛弥 | ||
シリーズ構成 | 内海照子、山内愛弥 | ||
キャラクターデザイン | まじろ | ||
音楽 | fox capture plan | ||
アニメーション制作 | LIDENFILMS | ||
製作 | サンライトビバレッジ広報部 | ||
放送局 | テレビ朝日系列ほか | ||
放送期間 | 2022年1月30日 - 4月17日 | ||
話数 | 全12話 | ||
漫画:リーマンズクラブ バドリーマンレポート | |||
原作・原案など | Team RMC | ||
作画 | 坂下コウ | ||
出版社 | ブシロードクリエイティブ →ブシロードワークス(編集・運営) | ||
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掲載サイト | コミックブシロードWEB | ||
レーベル | ブシロードコミックス | ||
発表期間 | 2022年10月28日 - 2023年8月25日 | ||
巻数 | 全1巻 | ||
テンプレート - ノート | |||
プロジェクト | アニメ・漫画 | ||
ポータル | アニメ・漫画 |
バドミントンの実業団選手を題材とし、サラリーマンの日常およびスポーツ選手のドラマの2面を描いた作品[1]。本作は『NUMAnimation』枠で初のテレビ朝日企画作品であり、テレビ朝日がバドミントンの中継権を保持していることが企画のベースとなっている[2]。
作品の主な舞台は埼玉県であり[3]、試合会場は深谷市総合体育館(深谷ビックタートル)である。飲料品メーカー「サンライトビバレッジ」バドミントン部に所属する社員が、ご当地ドリンク「ネギジンジャー」を開発、販売するストーリーに合わせ、実際に深谷市「道の駅おかべ」にて「ネギジンジャー」[4]が販売されている。また作中に登場した「納豆コーラ(natto cola)」をイメージした「納得コーラ(nattoku cola)」[5]も数量限定で販売された。
登場人物
編集サンライトビバレッジ
編集- 白鳥 尊(しらとり みこと)
- 声 - 榎木淳弥[6]、古城門志帆(少年)
- 本作の主人公。強豪実業団チーム「ミツホシ銀行」でバドミントンの選手もしていたが、クビになってしまい、サンライトビバレッジの営業部に所属することになった19歳の新人[7]。作中で20歳になり、酒癖がかなり悪いことが発覚した。バドミントンが大好きなバドミントンバカだが、高校の時のある試合をきっかけにトラウマを抱え[8]、精彩を欠いている。些細な変化から先を読むことが得意。仕事に関してはマニュアル人間でマニュアル通りにならずに苦戦することもある[9]。
- 宮澄 建(みやずみ たつる)
- 声 - 三木眞一郎[6]
- サンライトビバレッジの営業部に所属する社員であり、バドミントン部の選手。社員としても部員としても尊とペアを組むことになる。気さくで暑苦しいが営業成績は常にトップで取引先からの評判もいい。32歳と選手の中では年齢が高いが選手としても能力が高く、天才と称された尊にも引けを取らない。
- 佐伯蒼汰(さえき そうた)
- 声 - 石川界人[6]
- サンライトビバレッジの品質保証部に所属する社員であり、バドミントン部の選手。23歳。橙也の兄でありシングルスの選手。物語中盤で竹田がコーチになったため、弟の橙也と兄弟ペアを組むことになる[10]。落ち着いた性格で冷静なプレースタイルが持ち味。しかし堅実な分、消極的になる傾向がある。ゲームが趣味でゲーム仲間には有名なデザイナーがいるなど人脈が広い。出雲尚弘という人物とペアを組んだこともあった[11]。
- 佐伯橙也(さえき とうや)
- 声 - 逢坂良太[6]
- サンライトビバレッジの企画部に所属する社員であり、バドミントン部の選手。尊とは高校時代の同級生だが、尊より誕生日は早く先に20歳になっている[要出典]。最初は竹田とペアを組んでいたが、竹田がコーチとなったために兄である蒼汰とペアを組むことなる。生活費倹約のために蒼汰と一緒に暮らしている。
- 竹田浩輝(たけだ こうき)
- 声 - 柿原徹也[6]
- サンライトビバレッジの営業部に所属する社員であり、バドミントン部の選手。27歳。最初は橙也とペアを組んでいたが、物語中盤にコーチに転身しチームを支えることとなった。明るくお調子者な反面、あがり症で本番に弱い。
- 碓山トヲル(うすやま とをる)
- 声 - 前野智昭
- サンライトビバレッジの品質保証部に所属する社員であり、バドミントン部の選手。29歳。かつては有名なバドミントン部の選手だったが、大学卒業間際に子どもが出来たことをきっかけに結婚し、引退している。しかし、物語中盤に家族が背中を押してくれたこともあって選手として復帰する。
- 大野安臣(おおの やすおみ)
- 声 - 黒田崇矢[6]
- サンライトビバレッジのバドミントン部を指導する監督。46歳。常にサングラスを着用し、とても堅気には見えないが選手たちには信頼されている。
ユニシックス
編集- 霧島隼人(きりしま はやと)
- 声 - 福山潤[12]
- 荻野目大樹(おぎのめ だいき)
- 声 - 小野友樹[12]
- 美空綾斗(みそら あやと)
- 声 - 村瀬歩[12]
- 八神 純(やがみ じゅん)
- 声 - 石谷春貴[12]
- 夏木 陵(なつき りょう)
- 声 - 野津山幸宏[12]
- 宇津木雅彦(うつぎ まさひこ)
- 声 - 浪川大輔[12]
トマリ運輸
編集スタッフ
編集- 原作 - Team RMC[6]
- 監督 - 山内愛弥[6]
- シリーズ構成 - 内海照子、山内愛弥[6]
- キャラクター原案 - ヤスダスズヒト[6]
- キャラクターデザイン - まじろ[6]
- プロップデザイン - 小沼よしい、長友望己、古賀五十六、杉村友和、阿部安佳里、佐藤愛架
- 美術設定 - 佐藤正浩[6]、田中俊成、青木はつみ、中島美佳
- 美術監督 - 甲斐政俊[6]
- 色彩設計 - 小野寺笑子[6]
- 3DCGディレクター - 内田博基
- 撮影監督 - 長谷川奈穂[6]
- 編集 - 長谷川舞[6]
- 音楽 - fox capture plan[6]
- 音響監督 - 本山哲[6]
- プロデューサー - 遠藤一樹、大槻宏美、澤田愛理、松井優子、清原愛一朗、中川岳、相馬亜美、外川明宏、小澤文啓、土屋真子、里見哲朗
- 制作プロデューサー - 佐々木崇之
- アニメーション制作 - LIDENFILMS[6]
- 製作 - サンライトビバレッジ広報部[6](テレビ朝日、テレビ朝日ミュージック、DMM pictures、BS朝日、ユニバーサル ミュージック、A-Sketch、ヒーローガレージ、ムービック、クロックワークス、ブシロードクリエイティブ、ウルトラスーパーピクチャーズ)
主題歌
編集- 「The Warrior」[15]
- Novelbrightによるオープニングテーマ。作詞は竹中雄大、作曲・編曲は竹中と山田海斗。
- 「二千五百万分の一」[15]
- まふまふによるエンディングテーマ。作詞・作曲・編曲はまふまふ。
各話リスト
編集話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 総作画監督 | 初放送日 |
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#01 | アサイン | 内海照子 | 山内愛弥 |
| まじろ | 2022年 1月30日 |
|
#02 | シナジー | 藤井康晶 |
|
| 2月6日 | ||
#03 | ブレスト | 佐藤裕 | 中野涼子 |
|
| 2月13日 | |
#04 | コンフリクト | 内海照子 | 西田正義 |
|
| 柑原豆真 | 2月20日 |
#05 | フィードバック | 山内愛弥 | 播摩優 |
|
| 2月27日 | |
#06 | プレゼン | 佐藤裕 | もりたけし | 髙田美里 |
| 三好和也 | 3月6日 |
#07 | オルタナティブ | 仲村みなみ | 古賀五十六 |
| 古賀五十六 | 3月13日 | |
#08 | ブレイクスルー | 内海照子 | 青柳隆平 | 野亦則行 |
|
| 3月20日 |
#09 | プライオリティ | 飯田崇 | 稲村保奈美 |
| 北原広大 | 3月27日 | |
#10 | トレードオフ | 佐藤裕 |
| 播摩優 |
|
| 4月3日 |
#11 | コンペティター | 仲村みなみ |
| 藤井康昌 |
|
| 4月10日 |
#12 | 青天井 | 中原れい | 播摩優 |
| 長友望己 | 4月17日 |
放送局
編集放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [17] | 備考 |
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2022年1月30日 - 4月17日 | 日曜 1:30 - 2:00(土曜深夜) | テレビ朝日(製作参加)ほか系列全24局 | 日本国内[注 1] | 字幕放送 / 『NUMAnimation』枠 |
日曜 2:30 - 3:00(土曜深夜) | テレ朝チャンネル1 | 日本全域 | CS放送[18] | |
2022年2月4日 - 4月1日 2022年4月8日 - 4月22日 |
金曜 23:00 - 23:30 金曜 23:30 - 土曜 0:00[19] |
BS朝日 | 日本全域 | 製作参加 / BS/BS4K放送 / 『アニメA』枠 / 字幕放送 |
インターネットでは2022年1月30日より毎週日曜12時にAmazon Prime Video、FOD、J:COMオンデマンド、バンダイチャンネル、milplus、TELASA、auスマートパスプレミアム、ABEMA、dアニメストア、Paravi、dTV、AnimeFesta、ひかりTV、Hulu、U-NEXT、アニメ放題にて配信される。
当初は1月23日より順次放送・配信予定だった[20]が、テレビ朝日系列での放送がフンガ・トンガ噴火に伴う津波警報発令に関するANN報道特別番組放送によって前作『ワールドトリガー 3rdシーズン』の最終回放送が1週間延期となったため、本作も延期となった。
Blu-ray
編集巻 | 発売日[21] | 収録話 | 規格品番 |
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1 | 2022年4月27日 | 第1話 - 第3話 | DMPXA-253 |
2 | 2022年5月25日 | 第4話 - 第6話 | DMPXA-254 |
3 | 2022年6月29日 | 第7話 - 第9話 | DMPXA-255 |
4 | 2022年7月27日 | 第10話 - 第12話 | DMPXA-256 |
漫画
編集『リーマンズクラブ バドリーマンレポート』が、Webコミック配信サイト「コミックブシロードWEB」(ブシロードクリエイティブ→ブシロードワークス)にて坂下コウの作画により2022年10月28日から2023年8月25日まで連載され[22][23]、KADOKAWAから単行本が発売。
白鳥尊が一人前のバドリーマンになるまでの日常を描く。
- 坂下コウ(漫画) / Team RMC(原作)『リーマンズクラブ バドリーマンレポート』KADOKAWA〈ブシロードコミックス〉、全1巻
- 2023年10月6日発売[24]、ISBN 9784048995795
舞台
編集2024年9月5日から9月11日まで、シアターサンモールで上演[25]。主演は、田淵累生、根本正勝[26]。
キャスト(舞台)
編集- その他(アンサンブル・キャスト)
-
- 福田拓也
- 遠山義弥
- 長田泉里
- 貴瀬ハルキ
- 桐谷直希
スタッフ(舞台)
編集- 脚本・演出:久保田唱(企画演劇集団ボクラ団義)
波及効果及びファンイベント
編集深谷商店街連合会並びに深谷市にキャンパスを持つ埼玉工業大学により「サンライトビバレッジ深谷商店街応援団」が結成。続いて「ミツホシ銀行 道の駅おかべ そば蔵応援団」が誕生。アニメに登場した「ネギジンジャー」や「納豆コーラ」をモチーフにした「Nattoku Cola」などの販売を実施。
2024年7月20日、佐伯橙也役である逢坂良太様をお招きしたイベントが、埼玉県深谷市のショッピングモール「アリオ深谷」にて実施。オープン前から長い行列となり、座席整理券の数を大きく超えるお客様が並んだ。主人公達の等身大パネルを店内に設置したスタンプラリーを実施し、スタンプを集めた方に、本イベント限定の「佐伯橙也」カードを進呈。バドミントンストラックアウト及び深谷商店街連合会、道の駅おかべのブースには、ネギジンジャーをはじめとするリーマンズクラブ関連グッズなどが並んだ。[27]
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b “バドミントンの実業団選手描く新作アニメ「リーマンズクラブ」主人公役は榎木淳弥”. コミックナタリー. ナターシャ (2021年10月21日). 2021年10月22日閲覧。
- ^ “テレ朝がアニメに活かす“中継権”とは 『リーマンズクラブ』インタビュー”. KAI-YOU.net (2022年1月31日). 2022年1月31日閲覧。
- ^ “テレ朝アニメ「リーマンズクラブ」”. 深谷市観光協会 (2022年3月8日). 2022年3月14日閲覧。
- ^ “【道の駅おかべ・道の駅はなぞの】ネギジンジャー |ネットショップ”. www.michinoeki-okabe.jp. 2025年4月9日閲覧。
- ^ “Nattoku Cola(納得コーラ) | Goods|TVアニメ『リーマンズクラブ』公式サイト”. rymansclub.com. 2025年4月9日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t “STAFF&CAST”. TVアニメ『リーマンズクラブ』公式サイト. 2022年1月30日閲覧。
- ^ アニメ1話
- ^ アニメ3話
- ^ アニメ2話
- ^ アニメ8話
- ^ アニメ9話
- ^ a b c d e f “UNISICS | Character|TVアニメ『リーマンズクラブ』公式サイト”. rymansclub.com. 2022年1月20日閲覧。
- ^ アニメ4話
- ^ アニメ5話
- ^ a b “Music”. TVアニメ『リーマンズクラブ』公式サイト. 2022年1月8日閲覧。
- ^ “Onair&Streaming”. TVアニメ『リーマンズクラブ』公式サイト. 2022年1月8日閲覧。
- ^ テレビ放送対象地域の出典:
- 政府規制等と競争政策に関する研究会 (2009年10月9日). “放送分野の動向及び規制・制度(資料2)” (PDF). 通信・放送の融合の進展下における放送分野の競争政策の在り方. 公正取引委員会. p. 2. 2018年10月24日閲覧。
- “基幹放送普及計画”. 郵政省告示第六百六十号. 総務省 (1988年10月1日). 2022年5月11日閲覧。
- “地デジ放送局情報”. 一般社団法人デジタル放送推進協会. 2022年8月5日閲覧。
- ^ “TVアニメ「リーマンズクラブ」”. テレ朝チャンネル. テレビ朝日. 2021年12月10日閲覧。
- ^ “BS朝日での放送時間変更のお知らせ”. TVアニメ『リーマンズクラブ』公式サイト (2022年2月24日). 2022年3月14日閲覧。
- ^ 『リーマンズクラブ』公式 [@rymansclub_PR] (1 January 2022). “Happy New Year…”. X(旧Twitter)より2022年1月16日閲覧.
- ^ “Blu-ray”. TVアニメ『リーマンズクラブ』公式サイト. 2022年1月30日閲覧。
- ^ comibushi_webの2022年10月28日のツイート、2022年11月10日閲覧。
- ^ rymansclub_PRの2023年8月25日のツイート、2023年9月1日閲覧。
- ^ “リーマンズクラブ バドリーマンレポート”. KADOKAWA. 2023年9月1日閲覧。
- ^ “田淵累生,根本正勝,中尾拳也etc.出演 舞台「リーマンズクラブ」開幕「俺たち、バドリーマン!」”. シアターテイメントNEWS (2024年9月5日). 2025年4月12日閲覧。
- ^ “実業団のバドミントン選手描く「リーマンズクラブ」舞台版に田淵累生・根本正勝ら”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年8月19日). 2024年8月19日閲覧。
- ^ “サンライトビバレッジ深谷商店街応援団&ミツホシ銀行 道の駅おかべ そば蔵応援団感謝祭 逢坂良太様トークショー 開催レポート(2024.7.20) | Topics|TVアニメ『リーマンズクラブ』公式サイト”. rymansclub.com. 2025年4月9日閲覧。
外部リンク
編集- TVアニメ「リーマンズクラブ」公式サイト
- 『リーマンズクラブ』公式 (@rymansclub_PR) - X(旧Twitter)
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