ルイーズ・ダール=ウォルフ
ルイーズ・ダール=ウォルフ(Louise Dahl-Wolfe; 1895年-1989年)は、ノルウェー系の、アメリカの女性写真家。主としてファッション写真の分野で活躍した(主として1940年代・1950年代)。「ルイス・ダール=ウォルフ」とも記載されることがある(下記参考文献「写真の歴史」参照)。
カリフォルニア州に生まれる。下記参考文献(Photographers A-Z)によると出身地はアラメダ郡となっているが、Wikipedia英語版その他ではサンフランシスコとなっている。美術を学び、もともとデザイナーをしていたが、1920年代に写真を始める。1921年、彼女は写真家のアン・ブリーグマンと出会い、アンに刺激されたことで写真を撮り始めた[1]
1933年には、初めての写真集("Tennessee Mountain Woman in Vanity Fair")を刊行している。1936年に、彼女はハーパース・バザーにおいて、カーメル・スノー(Carmel Snow, Editor)、ダイアナ・ヴリーランド(Diana Vreeland, Fashion Editor)、アレクセイ・ブロドヴィッチ(Art Director)の元で仕事をした。その結果、ハーパース・バザーを代表する写真家の1人となった。
1958年、カーメル・スノーとアレクセイ・ブロドヴィッチの時代が終わったあと、ハーパース・バザーからヴォーグに仕事の場所を移した。
彼女はカラー写真で先駆的な仕事を行った。ウォルフのカラー写真作品の多くは、Fashion Institute of Technologyに所蔵されている。
書籍
編集- 写真の歴史(A World History of Photography)(ナオミ・ローゼンブラム(Naomi Rosenblum)、日本語版監修 飯沢耕太郎、美術出版社、1998年)
- ルイーズ・ダール=ウォルフの次の作品が掲載されている。
- Plate Number 646: The Covert Look, 1949(カラー作品)
- ルイーズ・ダール=ウォルフの次の作品が掲載されている。
脚注
編集- ^ Dahl-Wolfe The J. Paul Getty in Los Angeles 2023年12月2日閲覧