ルキウス・コルネリウス・ドラベッラ

共和政ローマの軍人、政治家

ルキウス・コルネリウス・ドラベッラ(Lucius Cornelius Dolabella)はパトリキ(貴族)出身の共和政ローマの政治家・軍人。ヒスパニア・ウルテリオル属州総督として紀元前98年ルシタニアに勝利し、凱旋式を実施している。

経歴 編集

ドラベッラの父のプラエノーメン(第一名、個人名)はプブリウス、祖父はルキウスである[1]。祖父のルキウス・コルネリウス・ドラベッラは紀元前180年から紀元前178年ローマ海軍司令官であった(ローマの通例で単独ではなく二人の司令官(Duumviri)の一人)。またドラベッラはおそらく紀元前69年の法務官(プラエトル)でありアシア属州総督を務めたプブリウス・コルネリウス・ドラベッラの父である[2]

ドラベッラは紀元前100年頃に法務官を務めたと思われる。紀元前99年には執政官代理(プロコンスル)としてヒスパニア・ウルテリオル(遠ヒスパニア)の属州総督となった。紀元前98年1月26日に、ルシタニアに対する勝利を祝して凱旋式を実施している。

脚注 編集

  1. ^ 凱旋式のファスティ
  2. ^ Badian E.vol. 33 (1965), pp. 48-51

参考資料 編集

関連項目 編集