ルノー・30 (R30)は フランスの自動車メーカー・ ルノー1975年から1983年まで生産した前輪駆動の大型ハッチバックサルーンで、戦後大衆車に専念していた同社がプジョーボルボと共同開発・生産するPRVV6ユニットを用いて、久しく遠ざかっていた大型車市場に再挑戦する意図で開発された。(同じエンジンでプジョーはプジョー・604、ボルボはボルボ・264を生産、さらに同エンジンはランチア・テーマにも供給された) R16で成功した5ドアハッチバック スタイルを最上級車に採用したことが特筆される。

ルノー・30
30TS
Renault 30 TS V6 1975.jpg
同リアビュー
Renault30.jpg
乗車定員 5人
ボディタイプ 5ドア ハッチバック
エンジン V型6気筒 ガソリン
2,664cc 131馬力
駆動方式 FF
変速機 4・5速MT/ 3速AT
サスペンション 前:独立
ダブルウィッシュボーン+コイル
後:独立
トレーリングアーム+コイル
全長 4,520mm
全幅 1,732mm
全高 1,431mm
ホイールベース 2,671mm
車両重量 1,320kg (1975年30TS)
後継 ルノー・25
-自動車のスペック表-
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R30のデビューから8か月後に直列4気筒モデルがR20として追加された。エンジンとヘッドランプ(R30は丸型4灯、R20は矩形2灯)以外は基本的に両者は同じモデルである。R20とR30は9年間で合計622,000台あまりが生産された。

ルノーの高級車市場への挑戦はR30以降も、R25サフランヴェルサティスへと続いているが、大衆車メーカーとしてのイメージ、機械的信頼性の低さが災いして、メルセデス・ベンツBMWアウディドイツ勢の牙城を崩せずにいる。

モデルの変遷編集

日本への輸入編集

後継のルノー・25JAXトレーディングの手によって相当数が輸入されたことからも、日本市場でもR20/R30はある程度のポテンシャルがあったと思われるが、1977年からR5の輸入を再開していたキャピタル企業は、R30に対米輸出仕様がなかったこともあり、正式輸入を行なわなかった。1980年代に輸入代理店が日英自動車に交代して以降は、少数輸入枠を用いて若干数の30TXが導入された。

参考文献編集

関連項目編集

ルノー ロードカータイムライン 1980年代-   
タイプ 1980年代 1990年代 2000年代 2010年代
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8
コンパクト トゥインゴ トゥインゴII トゥインゴIII
5/7 シュペール5 クリオI クリオII クリオIII クリオIV
シンボルI シンボルII
モデュス
カングー
カングーII
14 9/11 19 メガーヌI メガーヌII メガーヌIII メガーヌIV
フルエンス メガーヌIVセダン
パルス
スカラI スカラII
ミドル 18 21 ラグナI ラグナII ラグナIII
20/30 25 サフラン ヴェルサティス ラティテュード/サフラン
アッパー タリスマン(中国向け)
タリスマン
ミニバン セニックI セニックII セニックIII セニックIV
エスパスI エスパスII エスパスIII エスパスIV エスパスV
クーペ フエゴ アヴァンタイム ラグナクーペ
オープン ウインド
SUV キャプチャー
カジャー
コレオス コレオスII
ピックアップトラック アラスカン
アルピーヌ/ルノースポール A310 V6 A610 スパイダー A110(2017)