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ルノー・R28 (Renault R28) はルノーF12008年のF1世界選手権に投入したフォーミュラ1カー。テクニカルディレクターはボブ・ベル2008年の開幕戦から最終戦まで実戦投入された。

ルノー R28
2008年スペインGPでのR28 ネルソン・ピケJr.がドライブ
カテゴリー F1
コンストラクター ルノー
デザイナー ボブ・ベル(テクニカルディレクター)
先代 ルノー・R27
後継 ルノー・R29
主要諸元
エンジン ルノーRS27
主要成績
チーム INGルノーF1チーム
ドライバー スペインの旗 フェルナンド・アロンソ
ブラジルの旗 ネルソン・ピケ
出走時期 2008年
コンストラクターズ
タイトル
0
ドライバーズタイトル 0
通算獲得ポイント 80
初戦 2008年オーストラリアGP
初勝利 2008年シンガポールGP
最終戦 2008年ブラジルGP
出走優勝表彰台ポールFラップ
182400
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R28編集

2007年のマシンであるR27は、タイヤがミシュランからブリヂストンに変わった影響を受け、苦戦に陥った。そこでR28は、重量配分をブリヂストンタイヤに合うように前寄りに変更した。

フロントサスペンションはルノー独自のVキール方式を廃止し、新たにゼロキールを導入した。サスペンションアームの配置に無理が生じないように、モノコックのノーズ先端は低めの位置に配置されている。

 
R28のノーズコーン

フロントウィングは中央部のみがくぼんでおり、ノーズから水平に伸びるステーがメインプレートに接続する個性的な形状となった。上部にはマクラーレン型のブリッジウイングが装着されている。

サイドポンツーンは、流行のマクラーレン風フェンスは採用せず、ポッドウイングとチムニーダクトが独立した形式を維持した。ただし、ポッドウイングは小型化され、リヤビューミラーとの一体化は廃止された。リヤビューミラーは、R26と同様にコクピットの脇に戻された。サイドポンツーン後端はより絞り込まれているため、エンジンカバー後端にF2007風の排熱口が設けられた。

シーズン開幕前のバルセロナ合同テストではレッドブルが初めて導入したシャークフィンをテストした。そしてスペインGPからは実戦投入されたが、バックオンボード映像からも分かるようにかなり振動している。このフィンにはリヤウイングに向かう気流の整流を担っていると思われるが、その振動による悪影響もあると思われる。その後、トロ・ロッソに始まりフェラーリトヨタホンダフォース・インディアに採用された。

2008年シーズン編集

 
バレンシアテスト時のR28、シャークフィンは未装備(ドライバーはフェルナンド・アロンソ

ドライバーはフェルナンド・アロンソがマクラーレンから復帰し、ルーキーのネルソン・ピケJr.とコンビを組んだ。

シーズン序盤はフェラーリ、マクラーレン、BMWザウバーだけでなく、トヨタ、レッドブルの後塵をも拝する状態であった。しかし、アロンソが第15戦シンガポールGPで優勝を果たすと、第16戦日本GPでも連勝。最終戦のブラジルGPも2位表彰台で締めくくった。ピケもドイツGPではじめての表彰台(2位)を獲得した。

コンストラクターズランキング争いでは終盤トヨタを抜き去り、4位で終えた。順位は2007年よりもひとつ下がったが、ポイントでは上回っていた。

しかし翌2009年、シンガポールGPでアロンソの状況が優位になるよう、ピケがチームの指示で故意にクラッシュしたという疑惑が判明する(クラッシュゲート)。

スペック編集

シャーシ編集

エンジン編集

  • エンジン名 RS27
  • 気筒数・角度 V型8気筒・90度
  • 排気量 2,400cc
  • 重量 95kg
  • 燃料・オイル エルフ

記録編集

No. ドライバー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 ポイント ランキング
AUS
 
MAL
 
BHR
 
ESP
 
TUR
 
MON
 
CAN
 
FRA
 
GBR
 
GER
 
HUN
 
EUR
 
BEL
 
ITA
 
SIN
 
JPN
 
CHN
 
BRA
 
2008 5  フェルナンド・アロンソ 4 8 10 Ret 6 10 Ret 8 6 11 4 Ret 4 4 1 1 4 2 80 4位
6  ネルソン・ピケ Ret 11 Ret Ret 15 Ret Ret 7 16 2 6 11 Ret 10 Ret 4 8 Ret
  • ドライバーズランキング
    • フェルナンド・アロンソ 5位
    • ネルソン・ピケ 12位

2009年ルノーデモラン編集

2009年、ルノーは世界各地でデモランを開催した。同年の9月5日にはアロンソの出身地である、スペインオビエドで行われた。

全長1.8kmの仮設コースを、ルノー車やアロンソ監修のレーシングカート、2008年のF1マシンであるR28で走行した[1]。このイベントには17万人もの観衆がつめかけた[1]

脚注編集

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  1. ^ a b “Alonso enjoys hometown F1 demo”. Autosport.com. (2009年9月6日). http://www.autosport.com/news/grapevine.php/id/78374 2009年9月17日閲覧。