ル・パシャ(Le Pacha、1938年 - ?)は、20世紀中ごろのフランスドイツ占領下の北フランス)の競走馬である。

ルパシャ
欧字表記 Le Pacha
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 1938年
死没 没年不明
ビリビ
アドヴェルテンシア
母の父 Ksar
生国 フランスの旗 フランス
生産者 Andre Schwob
馬主 Philippe Gund
調教師 John Cunnington
競走成績
生涯成績 12戦9勝(11戦9勝?)
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第二次世界大戦中のフランス競馬で、ジェベルやネペンシらと共に活躍した。通算成績は12戦9勝。凱旋門賞ジョッケクルブ賞パリ大賞典ロワイヤルオーク賞リュパン賞など、多数のレースに勝利している。特に1941年シーズンは、クラシックに加えて凱旋門賞でネペンシやジェベルを下して勝つなど、無敗だった。1942年の凱旋門賞で本命に押されたが、故障を発生して敗戦。そのまま引退した。

父はビリビ(その父ラブレー)、母はモーリスドギース賞勝ち馬のアドヴェルテンシア(その父クサール)。

極度の気性難で、デビュー前に馬主のイポリット・ランドンを蹴り殺している。

種牡馬としては、ノルマンディーにあるアリ・ハーン王子の牧場で供用された。大成功ではなかったが、イタリアオークス馬La Cadetteなどそこそこ活躍馬も出した。日本ではカネケヤキの母父として名前が見える。ニュージーランドに輸出されたMarco Polo(コヴェントリーフォールS)の子孫は長く命脈を繋ぎ、オセアニアでは1980年代まで父系子孫が残っていたようである。

血統表 編集

ルパシャ血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 セントサイモン系
[§ 2]

Biribi
芦毛 1923
父の父
Rabelais
鹿毛 1900
St. Simon Galopin
St.Angela
Satirical Satiety
Chaff
父の母
La Bidouze
芦毛 1915
Chouberski Gardefeu
Campanule
La Bidassoa Cheri
Semendria

Advertencia
鹿毛 1927
Ksar
栗毛 1918
Brûleur Chouberski
Basse Terre
Kizil Kourgan Omnium II
Kasbah
母の母
Ad Gloriam
栗毛 1918
Verwood Grey Plume
Kildonan
Union Ajax
Andree
母系(F-No.) (FN:16) [§ 3]
5代内の近親交配 Chouberski 3×4=18.75%、Omnium: 4×5=9.38% [§ 4]
出典
  1. ^ [1]
  2. ^ [2]
  3. ^ [1]
  4. ^ [1]


脚注 編集

  1. ^ a b c 血統情報:5代血統表|Le Pacha(FR)|JBISサーチ(JBIS-Search)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2018年1月1日閲覧。
  2. ^ Le Pachaの血統表”. netkeiba.com. 2018年1月1日閲覧。

外部リンク 編集