レオカレス古希: Λεοχάρης, Leocharēs)は、紀元前4世紀頃の古代ギリシアアテナイ出身の彫刻家である。プラトンは『第十三書簡』でレオカレスに言及し、「若くて有能な芸術家」と呼んでいる。

『ベルヴェデーレのアポロン』。ヴァチカン美術館所蔵。
『鷲によって運ばれるガニュメデス』。紀元前325年頃のオリジナルのローマン・コピー。ヴァチカン美術館所蔵。

作品編集

レオカレスはいくつかのゼウスの像、アポロンアレスの像、『鷲によって運ばれるガニュメデス』、若い商人と、後にアテナイのプリュタネイオン(市庁舎)に設置された三十人政権によって処刑された競技選手アウトリュコス(Autolycus)の像を制作した。

レオカレスは古代世界の七不思議の1つであるハリカルナッソスマウソロス廟の建設に携わった。『ヴェルサイユのディアナ英語版』や、ヴァチカン美術館の名高い『ベルヴェデーレのアポロン英語版』の制作者であるとも考えられている。これらはレオカレスのオリジナルのローマ時代の複製である。

レオカレスが制作した肖像の彫刻の中で有名なものは、マケドニアピリッポス2世アレクサンドロス大王アミュンタス3世オリュンピアスマケドニアのエウリュディケ1世英語版の像で、これらの彫像は象牙と金で制作され、カイロネイアの戦い(紀元前338年)での勝利を祝って、ピリッポス2世によって建設されたオリンピアアルティスにある円形の建築物であるフィリペイオンに配置された[1]

またリュシッポスとの共作でライオンを狩るアレクサンドロス大王の像を制作した。

ギャラリー編集

脚注編集

  1. ^ Waldemar Heckel 2006.

参考文献編集

  • Waldemar Heckel. Who's who in the age of Alexander the Great: prosopography of Alexander's empire. Wiley-Blackwell. (2006). ISBN 978-1-4051-1210-9
  •   この記事には現在パブリックドメインである次の出版物からのテキストが含まれている: Smith, William, ed. (1870). "Leochares". Dictionary of Greek and Roman Biography and Mythology.