レジー・ウェイン(Reggie Wayne 1978年11月17日- )はルイジアナ州ニューオーリンズ出身の元アメリカンフットボール選手。ポジションはワイドレシーバー

レジー・ウェイン
Reggie Wayne
refer to caption
(2022年)
インディアナポリス・コルツ
ワイドレシーバーコーチ
ポジション ワイドレシーバー
生年月日 (1978-11-17) 1978年11月17日(45歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ルイジアナ州ニューオーリンズ
身長: 6' 0" =約182.9cm
体重: 198 lb =約89.8kg
経歴
大学 マイアミ大学
NFLドラフト 2001年 / 1巡目全体30位
初出場年 2001年
初出場チーム インディアナポリス・コルツ
所属歴
選手歴
2001-2014 インディアナポリス・コルツ
2015* ニューイングランド・ペイトリオッツ
*オフシーズンまたはプラクティススクワッドとしての所属のみ
コーチ歴
2022- インディアナポリス・コルツ
受賞歴・記録
スーパーボウル制覇(1回)
第41回
オールプロ選出(3回)
2007年、2009年、2010年
プロボウル選出(5回)
2006年 - 2010年
その他受賞・記録
NFL レシーブ獲得ヤードリーダー(2007年)
NFL レシーブ獲得ヤード、レシーブ数リーダー(2010年)
IND リング・オブ・オナー
NFL 通算成績
レシーブ回数 1,070回
レシーブ獲得ヤード 14,345ヤード
レシーブTD 82回
Player stats at NFL.com
Player stats at PFR

経歴 編集

プロ入り前 編集

マイアミ大学では4年間先発WRとしてプレーした。当時のチームメートにはエド・リードサンタナ・モスアンドレ・ジョンソンなどがいた。4年間で彼は大学記録となる173回のキャッチ(36試合連続キャッチも達成した。)[1]マイケル・アービンラマー・トーマスに次いで3人目の20TDを記録した。1年次の48キャッチも大学記録となっている。卒業時にはリベラル・アーツ学位を取得した。エド・リードとはルームメイトであった[1][2]

インディアナポリス・コルツ 編集

2001年NFLドラフト1巡目30番でインディアナポリス・コルツに指名されて入団した。1年目はわずか27回のキャッチで345ヤードを獲得、タッチダウン0であったが2年目には49回のキャッチで716ヤードを獲得、4TDをあげた。

2003年からはマービン・ハリソンと並んで不動の先発WRとなり、この年68回のキャッチで838ヤードを獲得、7TDをあげた。

2004年には77回のキャッチで1,210ヤードを獲得、12TDをあげた。この年チームのQBペイトン・マニングはシーズン49TDパスのNFL新記録を達成した。デンバー・ブロンコスとのワイルドカードプレーオフでは週間最優秀攻撃選手に選ばれた。

2005年には83回のキャッチを記録した。

2006年、チームと6年3,950万ドルの契約を結び、86回のキャッチで自己ベストの1,310ヤードを獲得、9TDをあげた。この年初めてプロボウルに選出された。第41回スーパーボウルでは第1Qに53ヤードのTDレシーブをあげてチームの勝利に貢献した。

2007年にはマービン・ハリソンが怪我でシーズンの大半を欠場したため自己ベストの104回のレシーブでNFLトップの1,510ヤードを獲得、2年連続でプロボウルに選出された。

2008年には82回のキャッチで1,145ヤードを獲得、6TDをあげた。この年ピッツバーグ・スティーラーズ戦では最初の攻撃ドライブで65ヤードのTDレシーブをあげている。

ハリソンが退団した2009年[3]にはエースWRとなり、100回のキャッチで10TDをあげた。

2012年3月、チームと3年の契約延長を果たした[4]。この年チームは新ヘッドコーチとしてチャック・パガーノを迎えた。パガーノコーチが急性骨髄性白血病で入院してから迎えた最初の試合、グリーンベイ・パッカーズ戦で自己ベストの212ヤードを獲得しチームの勝利に貢献[5]、AFC週間最優秀選手攻撃部門に選ばれている[6]。11月25日の試合で、59試合連続で複数レシーブのNFL新記録を達成、これまでの記録はミネソタ・バイキングスなどでプレーしたクリス・カーターの58試合であった[7]

2013年、第8週のデンバー・ブロンコス戦でひざを負傷して、戦線離脱した[8]。それまでNFLのワイドレシーバーとして歴代3位となる189試合連続出場をしていた[9]

2014年10月19日、レシーブで14000ヤードを獲得した9人目の選手となった。この試合で右ひじを負傷し、翌週のピッツバーグ・スティーラーズ戦を欠場した[10]。12月下旬、第6週から上腕三頭筋を負傷しており、シーズンオフに手術が必要なことを公表した[11]。この年64回のレシーブで779ヤードを獲得、2TDをあげた[12]

コルツ退団後 編集

2015年3月6日、コルツはウェインと再契約を結ばないことを公表[13]、3月10日にフリーエージェントとなった。8月24日、ニューイングランド・ペイトリオッツと1年契約を結んだが[14]、9月5日に解雇された[15]

結局2015年シーズンはどのチームとも契約せず、2016年1月15日に引退を表明した[16]

2022年シーズンより古巣コルツのワイドレシーバーコーチに就任することが発表された[17]

プレースタイル 編集

クロスルート、スラント、カムバックに加えてレッドゾーン内ではダブルムーブを好んでいる[18]。マニングとのホットラインは現役QBとWRの間ではタッチダウン数、レシーブ数共にトップとなっている[19]

脚注 編集

  1. ^ a b Marcus Session (2010年4月28日). “The 50 Greatest Miami Hurricanes”. bleacherreport.com. 2011年10月23日閲覧。
  2. ^ Wayne, Reed and the Python”. ニューヨーク・タイムズ (2010年1月13日). 2010年9月6日閲覧。
  3. ^ 近藤祐司 (2009年8月14日). “相棒も名将もいない、マニングとコルツの新たな船出”. NFL JAPAN. 2010年2月6日閲覧。
  4. ^ WRウェイン、3年契約合意でコルツ残留へ”. NFL JAPAN (2012年3月14日). 2012年3月19日閲覧。
  5. ^ 病床のHCに捧げる勝利、「チャックの教えは浸透している」”. NFL JAPAN (2012年10月8日). 2012年10月21日閲覧。
  6. ^ WRウェインがキャリア初の週間MVP -攻撃部門-”. NFL JAPAN (2012年10月11日). 2012年10月21日閲覧。
  7. ^ WRウェイン、59試合連続複数レシーブの新記録”. NFL JAPAN (2012年11月26日). 2012年11月29日閲覧。
  8. ^ 【第9週プレビュー】先発継続のQBキーナム、テキサンズを救えるか”. NFL JAPAN (2013年11月3日). 2013年11月14日閲覧。
  9. ^ Phil Richards (2013年11月8日). “Will Indianapolis Colts WR Reggie Wayne be the same player when he returns from knee injury?”. INDY STAR. 2015年9月26日閲覧。
  10. ^ Reggie Wayne out for Colts”. ESPN (2014年10月25日). 2015年9月26日閲覧。
  11. ^ Chris Wesseling (2014年12月24日). “Reggie Wayne needs offseason triceps surgery”. nfl.com. 2015年9月26日閲覧。
  12. ^ Patriots, veteran WR Reggie Wayne agree to one-year deal”. ESPN (2015年8月25日). 2015年9月26日閲覧。
  13. ^ Conor Orr (2015年3月6日). “Colts announce they will not re-sign Reggie Wayne”. nfl.com. 2015年9月26日閲覧。
  14. ^ Josh Alper (2015年8月24日). “Report: Patriots sign Reggie Wayne”. NBCスポーツ. 2015年9月26日閲覧。
  15. ^ RGIII、プライアーは残留、ウェインは解雇”. NFL JAPAN (2015年9月6日). 2015年9月26日閲覧。
  16. ^ Graziano, Dan (2016年1月16日). “Veteran WR Wayne on retirement: 'It's just time'”. ESPN.com. 2021年8月3日閲覧。
  17. ^ Alper, Josh (2022年3月14日). “Colts hire Reggie Wayne as WR coach, announce other changes to coaching staff” (英語). ProFootballTalk. 2022年3月19日閲覧。
  18. ^ コルツ対ジェッツ、注目マッチアップ”. NFL JAPAN (2010年1月22日). 2010年2月6日閲覧。
  19. ^ 信頼が勝敗の決め手、現役最強のパスコンビは?”. NFL JAPAN (2009年11月19日). 2010年2月6日閲覧。

外部リンク 編集

先代
ロブ・モリス
インディアナポリス・コルツ
ドラフト1巡指名
2001年
次代
ドワイト・フリーニー