レトロテーマパーク
レトロテーマパークとは、懐古的な内装やセットを組み、古風(レトロ)な物を多数設置・展示し(詳細は後述)、来館者に懐かしさを体験させることを目的とした集客施設の一種である。昨今の昭和30年代ブームが現状に拍車をかけ、懐古的な景観施設や体験が経済効果を上げる現状から各地に施設が建設されている。
「レトロ」も参照
集客施設の形態編集
必ずしも一致しておらず、博物館として入場料が必要な施設や、懐古風な内装のみでゲームセンターに近いものまで様々である。最もよく見られる施設の形態は入場無料で、施設内の物品販売・飲食・ゲームコーナーの売上などを収入とするもの。この他に単なる飲食店が、概観や内装のみレトロ風としているケースも存在する。
主な展示内容編集
- 当時使われていたレトロな小道具などの展示
- レトロ玩具の展示、販売(駄菓子屋文化が多い)
- 当時のニュースを写真、映像、解説文などで紹介
- 当時流行の芸能人やレコードを展示、ヒット曲をBGMとして施設で流す
- レトロな飲食物による飲食店
- ゲームコーナー(いわゆるレトロゲーム。フリッパーピンボール、エレメカ、スペースインベーダーなど)
- かつてよく見られた木造住宅風の造形セットを施したり、夕暮れの薄暗さまで照明で演出する施設もある。
全てが本物の骨董品では施設経営が成り立たず、懐古風のレプリカ、相対的に余り古くないもの、現代に作られたものを展示・販売していることも多い。それでも工夫された館内展示や全体の流れによって、違和感を減らしている。
展示コーナーの一部が人気不振で入れ換えられることはあるものの、施設全体としては好評を博しており、レトロテーマパークは増加傾向にある。
主要なレトロテーマパーク編集
日本国内編集
重伝建や史跡・名勝といった全体が文化財の施設、飲食に比重を置いたフードテーマパークは個別項目が存在するため、本節では除外している。
- 北海道
- 岩手県
- 福島県
- 昭和なつかし館(公式サイト)
- 群馬県
- 栃木県
- 埼玉県
- 西武園ゆうえんち(リニューアルで昭和レトロをテーマに変更)
- 東京都
- 千葉県
- 昭和ロマン館(公式サイト)
- 湯快爽快「湯けむり横丁」みはま
- 神奈川県
- ブリキのおもちゃ博物館(北原照久氏が館長)
- 小田原懐かし横丁
- ハイカラ横丁(横浜ワールドポーターズ内、詳細は「台場一丁目商店街」の項を参照)
- 横濱はじめて物語
- 山梨県
- 河口湖北原ミュージアム(北原照久氏が館長)
- 新潟県
- 昭和懐物ランド こどもの時代館(公式サイト)
- 石川県
- 福井県
- 静岡県
- 城ヶ崎文化資料館(伊豆高原おもしろ博物館)(公式サイト)
- 怪しい少年少女博物館
- 岐阜県
- 愛知県
- 三重県
- 滋賀県
- 京都府
- 大阪府
- 兵庫県
- 和歌山県
- 広島県
- みろくの里(昭和30年代の町を再現した“いつか来た道”というエリアがある)
- 福山自動車時計博物館
- 御手洗昭和館
- 鳥取県
- 倉吉レトロまちかど博物館(公式サイト)
- 徳島県
- 香川県
- 愛媛県
- ポコペン横丁(公式サイト)
- 福岡県
- 大分県
- 沖縄県
海外編集
- ドイツ
- DDR博物館(東ドイツ博物館とも) - ベルリン市
- デザインホテル・オステル - ベルリン市
- カール・マルクス・アレー - ベルリン市
- 中華人民共和国
- 新世界 - 上海市
- 胡同張北京民俗博物館 - 北京市胡同地区
- 中華民国
- 大韓民国
- 富川ファンタスティックスタジオ(2011年閉鎖) - 京畿道富川市遠美区
- アメリカ
- ロシア