レニンスコエ地区 (ユダヤ自治州)

レニンスコエ地区ロシア語: Ле́нинский райо́н)は、ユダヤ自治州の5つのラヨンの一つである。自治州の南部に位置し、面積は6,068km2である。中心地はレニンスコエである。2010年国勢調査では人口は20,684人[1](2002年時点では22,844人、1989年時点では28,464人)である。地区全体の人口のうちレニンスコエの人口は全体の29.5%を占める。

地理 編集

ユダヤ自治州の南部に位置し、約132kmにわたりアムール川と接する。ハバロフスクから西に約160kmに位置し、地区内は南北方向に約90km、東西方向に約100kmである。 地区内の約60%はアムール川の流域の平原であり、他は小興安嶺山脈の丘陵地帯である。花崗岩、砂岩、粘土、バラストなど建設資材用の鉱物の産地でもある。 地区の北側はオブルチエ地区、西側はオクチャブリ地区、東側はビロビジャン地区、南側はアムール川を挟んで中華人民共和国黒竜江省である。

歴史 編集

アムール川北岸は19世紀まで清王朝の領土であったが、1858年アイグン条約によりロシア帝国の領土となった。ロシア政府は軍事的戦略からザバイカル・コサックを移住させた。しかしながら志願者だけでは数が足らず、更に多くの人が強制的に他の地域から移住させられた。ユダヤ自治州が正式に成立したのはソ連成立後の1934年である。

交通 編集

参照 編集

  1. ^ Russian Federal State Statistics Service (2011). "Всероссийская перепись населения 2010 года. Том 1" [2010 All-Russian Population Census, vol. 1]. Всероссийская перепись населения 2010 года [2010 All-Russia Population Census] (ロシア語). Federal State Statistics Service.