レーガン・スミス

アメリカの競泳選手 (2002 - )

レーガン・スミス(Regan Smith、2002年2月9日 -)は、アメリカの競泳選手。現在、200m背泳ぎ(長水路)の世界記録を保持しており、米国女子4×100mメドレーリレーの一員としても世界記録を保持している。2017年世界水泳選手権では女子200m背泳ぎに出場した[2][3]。また、世界ジュニア水泳選手権において100m背泳ぎで金メダルを獲得し、メリッサ・フランクリンの15-16National Age Group記録や、準決勝でテイラー・ラックに打ち立てられた世界ジュニア記録を破る記録を出した[4]

レーガン・スミス
スミス(2018年)
国籍 アメリカ
泳法 背泳ぎバタフライ自由形
生年月日 (2002-02-09) 2002年2月9日(22歳)
生誕地 アメリカ合衆国、ミネソタ州、Lakeville[1]
身長 1.70 m
獲得メダル
競泳
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
オリンピック
2020 東京 200mバタフライ
2020 東京 4×100mメドレー
2020 東京 100m背泳ぎ
世界水泳選手権
2019 光州 200m背泳ぎ
2019 光州 4×100mメドレー
2023 福岡 100m背泳ぎ
パンパシフィック水泳選手権
2018 東京 200m背泳ぎ
世界ジュニア水泳選手権
2017 インディアナポリス 100m背泳ぎ
2017 インディアナポリス 200m背泳ぎ
2017 インディアナポリス 4×100m混合メドレー
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経歴 編集

12歳のとき、その年齢層で複数の記録を樹立し、高校の州大会でメダルを獲得した。こののち、 Apple ValleyのRiptide Swim Clubに入会し、12個のオリンピックメダルを獲得した有名な競泳選手ジェニー・トンプソンのコーチとして知られるMike Parrattoの指導を受けた[5]

14歳のときには、メリッサ・フランクリン(当時200m背泳ぎの世界記録保持者[6])やケイティ・レデッキー(400m自由形、800m自由形、1500m自由形の世界記録保持者[6])などのオリンピック選手と大会に出場した。さらにナショナルジュニアチームのメンバーとなり、13歳から14歳まで2016 Age Group Swimmer of the Yearに選出され、100ヤード背泳ぎ、100ヤードバタフライ、100m背泳ぎの3つでNational Age Group記録を打ち立てた

2回連続でAge Group Swimmer of the Yearのタイトルを獲得し、2018年を終えた[7]

世界選手権 編集

韓国の光州で行われた2019年世界水泳選手権では200m背泳ぎの個人種目1種目に出場した。予選と準決勝では、優勝候補としての存在を主張した。予選では2:06.01のタイムを記録し、自身のジュニア記録を更新した[8]。準決勝では2:03.35のタイムで2012年に打ち立てられたメリッサ・フランクリンの2:04.06の世界記録を更新した[9]

決勝では、2:03.69のタイムで大差で金メダルを獲得し、世界選手権初のタイトルを獲得した。前半は59.45という世界記録のペースより早いタイムで泳いだが、最終的には史上2番目に早いタイムを記録した[10]

個人種目の100m背泳ぎで予選落ちしたにもかかわらず[11]、400mメドレーリレーの背泳ぎに選ばれた。メドレーリレーの決勝でリリー・キングケルシー・ウォレルシモーネ・マニュエルとともに金メダルを獲得した。3:50.40のタイムを記録し、2017年に達成されたこれまでの世界記録3:51.55を更新した[12]。第一泳者として57.57のタイムを出し、キャスリーン・ベーカーの100m背泳ぎの世界記録58.00を更新した。

脚注 編集

  1. ^ Regan Smith”. SwimSwam. 2019年10月29日閲覧。
  2. ^ Heats results”. FINA. 2017年7月29日閲覧。
  3. ^ 2017 World Aquatics Championships > Search via Athletes”. Budapest 2017. 2017年7月29日閲覧。
  4. ^ Regan Smith downs WJR, Missy Franklin's 15-16 NAG record in 100 back”. Swimswam. 2017年8月24日閲覧。
  5. ^ Magarey, Mary (2004), “Bilateral shoulder pain in a 16-year-old long-distance swimmer”, Clinical Reasoning for Manual Therapists, Elsevier, pp. 161–179, doi:10.1016/b978-0-7506-3906-4.50016-2, ISBN 9780750639064 
  6. ^ a b Jorgensen, Rikke Frank (2013). “Appendix C: List of interviewees (Wikipedia)”. Framing the Net: 227. doi:10.4337/9781782540809.00022. ISBN 9781782540809. 
  7. ^ Regan, Michael; Smith, Jim; Love, Peter (July 11, 2017). “Overall Financing Mechanisms”. Advances in Public-Private Partnerships (Reston, VA: American Society of Civil Engineers): 1–13. doi:10.1061/9780784480267.001. ISBN 9780784480267. 
  8. ^ 2019 Worlds heats”. FINA. 2019年7月27日閲覧。
  9. ^ 2019 Worlds semis”. FINA. 2019年7月27日閲覧。
  10. ^ 2019 Worlds final”. FINA. 2019年7月27日閲覧。
  11. ^ 2018 National Championships”. FINA. 2019年7月28日閲覧。
  12. ^ 2019 medley relay final”. FINA. 2019年7月28日閲覧。

外部リンク 編集

記録
先代
メリッサ・フランクリン
女子200m背泳ぎ(長水路)
世界記録保持者

2019年7月26日 – 現在
次代
先代
キャスリーン・ベーカー
女子100m背泳ぎ(長水路)
世界記録保持者

2019年7月28日 – 2021年6月13日
次代
カイリー・マッキーオン
受賞
先代
ケイティ・レデッキー
Swimming World
World Swimmer of the Year

2019
次代
先代
ケイティ・レデッキー
American Swimmer of the Year
2019
次代