ロイヤル・アルバート・ホール

ロイヤル・アルバート・ホールRoyal Albert Hall of Arts and Sciences)は、イギリスヴィクトリア女王の夫であるアルバート公に捧げられた演劇場である[1]ロンドン中部のサウス・ケンジントン近隣、シティ・オブ・ウェストミンスターに位置し、同劇場の位置する区画はアルバートポリスとして知られる。

ロイヤル・アルバート・ホール
The exterior of a round building with large banners promoting the BBC Proms on a sunny day
ハイド・パークから眺めたホール外観
地図
概要
住所 Kensington Gore
South Kensington
London
SW7 2AP
イギリスの旗 イギリス
イングランドの旗 イングランド
座標 北緯51度30分03.40秒 西経00度10分38.77秒 / 北緯51.5009444度 西経0.1774361度 / 51.5009444; -0.1774361
落成 1871年3月29日
設計・建設
建築家 Captain Francis Fowke and Major-General Henry Y.D. Scott of the Royal Engineers
主要建設者 ルーカス・ブラザーズ(Lucas Brothers
ウェブサイト
Official website
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ホール内観
(写真:2005年、BBCプロムスコンサート)

概要 編集

1871年3月29日の開場以来、ロイヤル・アルバート・ホールでは多くのイベントが行われ伝説的人物を生みだし、「ザ・ネイションズ・ヴィレッジ・ホール」と呼ばれた。

建物の大きさは83メートル(272フィート)×72メートル(236フィート)で、形は楕円形をしており、8,000人のキャパシティーがある。9,000人までの入場が可能であるが、現代の安全基準では収容数を7,000人としている。ホールの天井は鉄骨のドームにガラス張りとなっており、高さは41メートル(135フィート)である。ホールの外部には「芸術と科学の勝利」を描く巨大なテラコッタが展示される。

1941年より毎年夏に開催されている「BBCプロムナードコンサート」(The Proms)の会場としても広く知られる。また他にも、クラシックからポップスまで、様々な音楽のコンサートが開催されている。ホールは、ステージ後方に、パイプオルガンを備える。

アルフレッド・ヒッチコック監督の映画「知りすぎていた男(The Man Who Knew Too Much)」では、コンサートの大音響に紛れて某国首相の暗殺計画が実行されるという、ストーリー展開上重要な舞台となった。

1968年にはユーロビジョン・ソング・コンテストが、1969年から20年間、ミス・ワールド世界大会の会場として使用された。

また、ボクシングプロレスリングテニス等のスポーツイベントも開催されることもある。1991年に日本の大相撲が英国で公演を行った会場でもある。

広大なハイドパークにつながるケンジントン・ガーデンズに面している。

脚注 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集