ロイヤル・モニサラポン勲章

ロイヤル・モニサラポン勲章(ロイヤル・モニサラポンくんしょう、クメール語: គ្រឿងឥស្សរិយយសមុនីសារាភ័ណ្ឌ英語: Royal Order of Monisaraphon)は、カンボジア国王の勅令に基づき、カンボジア王国政府が下賜する勲章である。

ロイヤル・モニサラポン勲章
カンボジアの旗 カンボジアによる栄典
種別 勲章
対象 文学・美術、教育、司法、行政および科学の各分野における貢献
地位 グランクロワ
グラントフィシエ
コマンドール
オフィシエ
シュヴァリエ
期間 1905年2月1日
ロイヤル・モニサラポン勲章のリボン

モニサラポン勲章とも呼ばれる。

文学・美術、教育、司法、行政および科学の諸分野における功労者が受章する。

歴史 編集

1905年2月1日にカンボジア国王シソワット1世により創設され、1905年4月18日に勅令が公布された。

初めは、カンボジア人とフランス人による保護下にある者、および他のアジア人を授与対象者とした、単一等級であった。

1948年にノロドム・シハヌーク国王の改革により3等級に拡大した。1961年に、さらに5等級に拡大され、文学・美術、教育、司法、行政および科学の分野での功労者が対象となった。1995年10月5日、ノロドム・シハヌーク国王により復興された。

階級 編集

5階級である。日本語ではさまざまな階級表記がされている。

  1.   マハ・シルヴッダ (មហាសេរីវឌ្ឍន៍)、グランクロワ、大十字章、十字章
  2.   マハセナ (មហាសេនា) 、グラントフィシエ、大将校章、大勲位
  3.   テポドン (ធិបឌិន្ទ) 、コマンドール、司令官章
  4.   セナ (សេនា)、オフィシエ、官僚章、将校章
  5.   アスカラディダ(អស្សឫទ្ធិ) 、シュヴァリエ、騎士章

受章者 編集

受章年 階級 氏名
コマンドール フォルチュナート・アバト英語版
グラントフィシエ ハオ・ナムホンクメール語版英語版
コマンドール グナパラ・ピヤセナ・マララセケラ英語版
コマンドール ノロドム・アルンラスミー英語版
コマンドール ノロドム・ユヴァネア英語版[1]
グランクロワ ノロドム・シハモニ[2]
グランクロワ & コマンドール 半田晴久[3]
2003 コマンドール 笹川陽平[4]
シュヴァリエ & オフィシエ カオ・キム・ホルン[5]
2006 コマンドール 源馬謙太郎[6]
コマンドール カオ・キム・ホルン[5]
2008 グランクロワ リキ・タクラル[7]
2010 グランクロワ 有森裕子
2011 オフィシエ ザン・ジルジャ[8]
2012 マハ・シルヴィッタ JMAS 日本地雷処理を支援する会
2014 コマンドール アレン・ドジソンタン
コマンドール レン・レオン・オースティン
2015 グランクロワ ジョージ・リーフ[9]
コマンドール ムスタファ・S・ザロトラワラ[10]
グランクロワ 渡邉美樹[11]

出典 編集