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ロサード日本競走馬種牡馬である。現役時は2002年オールカマーなど中央競馬で重賞5勝を挙げた。馬名はスペイン語で「薔薇色の」を表す言葉 (Rosado) 。いわゆる「薔薇一族」の一頭[1]半姉デイリー杯3歳ステークスを勝ったロゼカラー、全弟にセントライト記念など重賞3勝のヴィータローザがいる。

ロサード
1999-11-7-Rosado.JPG
1999年11月7日 京都競馬場
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 1996年4月22日(23歳)
登録日 1998年5月28日
抹消日 2003年11月28日
サンデーサイレンス
ローザネイ
母の父 Lyphard
生国 日本の旗 日本北海道早来町
生産 ノーザンファーム
馬主 社台レースホース
調教師 橋口弘次郎栗東
競走成績
生涯成績 46戦6勝
獲得賞金 4億3383万6000円
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※本馬が現役中の2001年から日本では馬齢表記が変更になったため、記事中は競走の名称を除き現表記で統一する。

戦歴編集

社台レースホースのクラブ馬で募集価格は8000万円(40口)。一口馬主の一人に宮川一朗太がいる[2]

1998年、デビュー戦となった阪神競馬場での新馬戦に勝利し、続く新潟3歳ステークスでは直線外から鋭く伸びて勝利し重賞初制覇[1]。姉ロゼカラー同様早くから活躍する。その後は、京王杯3歳ステークスで後の優駿牝馬(オークス)の優勝馬ウメノファイバーの2着に入り、東京優駿(日本ダービー)では15番人気ながら6着に食い込むなどの走りをみせる。3歳秋には初の古馬との対戦となった京阪杯で1年ぶりの勝利を挙げた。

古馬となってからは、芝のマイルから中距離重賞を中心に出走を続け、4歳時は未勝利ながら北九州記念、京阪杯で2着など好走。5歳夏には小倉記念で久々の勝利を挙げた。

6歳時は夏に北九州記念で3年連続となる2着になると、秋には新潟開催となったオールカマーを5頭横一線の叩き合いを制してレコードで勝利する[1]。7歳秋には再度小倉記念を勝利。これが現役最後の勝利となった。その後4年連続出走となった天皇賞(秋)8着、マイルチャンピオンシップ13着を最後に引退し、種牡馬となった[3]

引退後編集

2004年から社台スタリオンステーション荻伏で種牡馬となり、2007年からはビッグレッドファームで種牡馬として繋養された[4]。2010年から2012年は種付を行っておらず、種牡馬としては休業状態となっていたが[5]、2013年には産駒のクラウンロゼの活躍もありビッグレッドファームの種牡馬リストにも再び名を連ねた。2016年まで種付を行った[6]が、その後は活躍馬に恵まれず、2017年7月20日付けで用途変更され、供用停止となった[7]

初年度産駒は2007年にデビュー。同年6月24日にアンヴェイルが2歳新馬戦でロサード産駒として中央競馬初出走、2008年2月3日にはケンモンスターが3歳未勝利戦を勝ち、産駒の中央競馬初勝利となった[8]。2010年7月10日には、タマニューホープが産駒初となる中央競馬の特別レース勝ちを収めた。

種付数0となる前の最後の世代である2010年生まれ3頭のうちの1頭、クラウンロゼが、産駒の中央競馬重賞への初出走となった2013年1月12日フェアリーステークスを制し[5]、産駒の中央重賞初勝利。その後、同年3月9日アネモネステークスにも勝利し、3連勝で桜花賞へと駒を進め、産駒初のG1レースへの出走を果たした。

代表産駒編集

現役時の特徴編集

  • 小倉競馬場のコースを得意としており、小倉記念2勝、北九州記念2着3回と良績を残した。橋口弘次郎は小倉競馬場で活躍した管理馬の中で、一番印象深い馬だとコメントしている[9]
  • 新潟競馬場でも参戦機会が少ない中で良績を残しており、改修前(新潟3歳ステークス)と改修後(オールカマー)双方の重賞を勝った唯一の馬である[1]
  • 400キログラム台前半と牡馬としては小柄な馬体であったが、馬格を瞬発力でカバーし鋭い追い込みをみせた[1]
  • GIでは11走して最高着順は日本ダービーの6着、2桁着順4回と実績を残すことができなかったが、6年の現役生活の間、大きな怪我や長期の戦線離脱もなく元気に走り続けた。
  • 6勝を挙げているが、そのすべてが違う騎手の騎乗で挙げた勝利である。

競走成績編集

年月日 競馬場 競走名 頭数 オッズ
(人気)
着順 騎手 斤量 距離(馬場) タイム
(上り3F
タイム
勝ち馬/(2着馬)
1998 7. 18 阪神 3歳新馬 9 5.2(3人) 1着 高橋亮 52 芝1400m(良) 1:24.4 (36.8) -0.2 (ビッグフィガー)
9. 6 新潟 新潟3歳S GIII 15 10.3(5人) 1着 江田照男 53 芝1400m(良) 1:22.9 (36.4) -0.1 (ノーザンカピタン)
10. 24 京都 デイリー杯3歳S GII 12 4.9(2人) 11着 高橋亮 53 芝1600m(良) 1:38.2 (37.3) 2.2 エイシンキャメロン
11. 14 東京 京王杯3歳S GII 9 6.8(4人) 2着 高橋亮 54 芝1400m(良) 1:22.9 (35.7) 0.1 ウメノファイバー
12. 13 中山 朝日杯3歳S GI 14 19.0(6人) 9着 高橋亮 54 芝1600m(良) 1:36.3 (36.8) 1.0 アドマイヤコジーン
1999 3. 21 中山 スプリングS GII 16 11.5(4人) 10着 高橋亮 56 芝1800m(不) 1:52.9 (38.3) 1.7 ワンダーファング
4. 25 東京 NZT4歳S GII 18 44.4(10人) 4着 江田照男 56 芝1400m(重) 1:23.7 (36.0) 0.3 ザカリヤ
5. 16 東京 NHKマイルC GI 18 53.3(12人) 9着 江田照男 57 芝1600m(良) 1:34.9 (36.2) 1.1 シンボリインディ
6. 6 東京 東京優駿 GI 18 141.2(15人) 6着 高橋亮 57 芝2400m(良) 2:26.4 (35.0) 1.1 アドマイヤベガ
10. 17 京都 京都新聞杯 GII 18 40.3(7人) 4着 江田照男 57 芝2200m(良) 2:12.7 (34.8) 0.4 アドマイヤベガ
11. 7 京都 菊花賞 GI 15 52.9(11人) 11着 江田照男 57 芝3000m(良) 3:08.7 (34.9) 1.1 ナリタトップロード
11. 27 京都 京阪杯 GIII 17 6.1(3人) 1着 安藤勝己 55 芝1800m(良) 1:46.4 (34.5) -0.3 (ドラゴンライト)
2000 1. 5 京都 京都金杯 GIII 16 6.5(2人) 4着 安藤勝己 57 芝1600m(良) 1:34.5 (33.6) 1.1 キョウエイマーチ
1. 30 東京 東京新聞杯 GIII 16 5.3(2人) 8着 高橋亮 56 芝1600m(良) 1:34.3 (35.3) 0.7 ダイワカーリアン
5. 14 福島 新潟大賞典 GIII 16 22.6(11人) 8着 中舘英二 56 芝2000m(稍) 2:02.2 (37.2) 1.2 タヤスメドウ
6. 4 東京 安田記念 GI 18 145.6(15人) 16着 高橋亮 58 芝1600m(良) 1:35.1 (35.0) 1.2 フェアリーキングプローン
6. 24 阪神 米子S OP 15 11.1(6人) 9着 池添謙一 56 芝1600m(良) 1:34.8 (34.5) 0.8 チェックメイト
7. 16 小倉 北九州記念 GIII 14 30.1(9人) 2着 高橋亮 56 芝1800m(良) 1:46.4 (34.1) 0.1 トゥナンテ
8. 13 小倉 小倉記念 GIII 14 8.8(6人) 3着 高橋亮 56.5 芝2000m(良) 2:00.0 (36.1) 0.3 ミッキーダンス
9. 9 阪神 朝日CC GIII 13 5.0(2人) 4着 高橋亮 57 芝2000m(良) 1:58.6 (35.2) 0.3 ミッキーダンス
10. 8 京都 京都大賞典 GII 12 19.7(4人) 3着 松永幹夫 57 芝2400m(良) 2:26.3 (33.2) 0.3 テイエムオペラオー
10. 29 東京 天皇賞(秋) GI 16 45.1(8人) 8着 松永幹夫 58 芝2000m(重) 2:00.8 (35.4) 0.9 テイエムオペラオー
11. 25 京都 京阪杯 GIII 18 4.4(1人) 2着 安藤勝己 57 芝1800m(良) 1:45.4 (34.4) 0.2 ジョウテンブレーヴ
2001 1. 14 京都 日経新春杯 GI 11 3.9(1人) 9着 安藤勝己 57 芝2400m(良) 2:26.7 (34.9) 0.9 ステイゴールド
5. 13 京都 都大路S OP 16 5.9(3人) 3着 安藤勝己 57 芝1600m(良) 1:32.1 (34.2) 0.0 ビハインドザマスク
6. 10 東京 エプソムC GIII 18 3.7(1人) 5着 江田照男 57 芝1800m(良) 1:45.6 (34.8) 0.5 アドマイヤカイザー
7. 15 小倉 北九州記念 GIII 9 2.6(1人) 2着 小牧太 56 芝1800m(良) 1:48.6 (35.2) 0.3 エイシンプレストン
8. 12 小倉 小倉記念 GIII 13 3.8(2人) 1着 小牧太 57 芝2000m(良) 2:00.2 (35.5) -0.1 (トウカイオーザ)
10. 7 東京 毎日王冠 GII 12 9.9(6人) 2着 横山典弘 57 芝1800m(良) 1:45.4 (34.6) 0.1 エイシンプレストン
10. 28 東京 天皇賞(秋) GI 13 31.8(6人) 9着 横山典弘 58 芝2000m(重) 2:03.6 (37.0) 1.6 アグネスデジタル
11. 18 京都 マイルCS GI 18 43.8(13人) 7着 吉田稔 57 芝1600m(良) 1:33.7 (33.5) 0.5 ゼンノエルシド
12. 9 阪神 鳴尾記念 GIII 13 15.4(7人) 5着 川原正一 58 芝2000m(良) 2:00.3 (35.4) 0.5 メイショウオウドウ
2002 3. 31 阪神 大阪杯 GII 14 14.9(6人) 4着 小牧太 57 芝2000m(良) 2:00.0 (35.2) 0.9 サンライズペガサス
5. 4 京都 都大路S OP 18 8.5(4人) 6着 角田晃一 58 芝1600m(良) 1:34.4 (33.8) 0.7 パープルエビス
5. 25 中京 金鯱賞 GII 18 13.5(4人) 7着 河内洋 57 芝2000m(良) 1:59.8 (36.2) 1.5 ツルマルボーイ
7. 14 小倉 北九州記念 GIII 16 3.0(1人) 2着 芹沢純一 57 芝1800m(良) 1:45.5 (35.6) 0.2 トッププロテクター
8. 11 小倉 小倉記念 GIII 14 4.1(1人) 5着 小牧太 58 芝2000m(良) 2:00.5 (37.5) 0.8 アラタマインディ
9. 22 新潟 オールカマー GII 13 5.4(2人) 1着 後藤浩輝 57 芝2200m(良) R2:11.7 (35.1) -0.0 (アグネススペシャル)
10. 27 中山 天皇賞(秋) GI 18 75.9(15人) 12着 後藤浩輝 58 芝2000m(良) 1:59.3 (34.5) 0.8 シンボリクリスエス
2003 3. 9 中京 中京記念 GIII 16 17.4(8人) 8着 中舘英二 58 芝2000m(良) 2:01.0 (37.5) 0.9 タガノマイバッハ
4. 6 阪神 大阪杯 GII 15 34.0(10人) 9着 池添謙一 58 芝2000m(良) 1:59.7 (34.9) 0.6 タガノマイバッハ
4. 26 東京 リニューアル記念 OP 13 8.5(5人) 4着 柴田善臣 57 芝2400m(良) 2:24.5 (34.8) 0.8 タップダンスシチー
5. 18 新潟 新潟大賞典 GIII 16 9.3(4人) 16着 中舘英二 57 芝2000m(良) 1:59.2 (34.8) 0.9 ダンツフレーム
8. 17 小倉 小倉記念 GIII 11 6.9(4人) 1着 武幸四郎 57 芝2000m(稍) 2:00.7 (35.3) -0.0 (サンライズシャーク)
11. 2 東京 天皇賞(秋) GI 18 87.6(14人) 8着 武幸四郎 58 芝2000m(良) 1:59.0 (34.1) 1.0 シンボリクリスエス
11. 23 京都 マイルCS GI 18 88.4(16人) 13着 角田晃一 57 芝1600m(良) 1:34.1 (34.1) 0.8 デュランダル

血統表編集

ロサード血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ヘイロー系サンデーサイレンス系
[§ 2]

*サンデーサイレンス
Sunday Silence
1986 青鹿毛
父の父
Halo
1969 黒鹿毛
Hail to Reason Turn-to
Nothirdchance
Cosmah Cosmic Bomb
Almahmoud
父の母
Wishing Well
1975 鹿毛
Understanding Promised Land
Pretty Ways
Mountain Flower Montparnasse
Edelweiss

*ローザネイ
Rosa Nay 1988
栗毛 フランス
Lyphard 1969 Northern Dancer 1961 Nearctic 1954
Natalma
Goofed Court Martial
Barra
母の母
Riviere Doree 1980
Secretariat 1970 Bold Ruler 1954
Somethingroyal
Riverqueen Luthier
Riverside
母系(F-No.) 1号族(FN:1-w) [§ 3]
5代内の近親交配 Almahmoud 4x5 [§ 4]
出典
  1. ^ JBISサーチ ロサード 5代血統表2017年9月7日閲覧。
  2. ^ netkeiba.com ロサード 5代血統表2017年9月7日閲覧。
  3. ^ JBISサーチ ロサード 5代血統表2017年9月7日閲覧。
  4. ^ JBISサーチ ロサード 5代血統表2017年9月7日閲覧。


脚注編集

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  1. ^ a b c d e JRAホームページ|トピックス&コラム|競馬コラム|The G-Files”. JRA (2009年9月5日). 2018年2月26日閲覧。
  2. ^ 【宮川一朗太】今週の地方競馬予想”. netkeiba.com. 2018年2月26日閲覧。
  3. ^ ロサードが引退、種牡馬入り”. netkeiba.com (2003年11月27日). 2018年2月26日閲覧。
  4. ^ ロサードがビッグレッドファームへ”. netkeiba.com (2007年1月16日). 2018年2月26日閲覧。
  5. ^ a b 藤井正弘 (2013年1月16日). “藤井正弘の血統トピック「孝行娘の出現でロサードの種牡馬復帰を呼ぶ!?」” (日本語). スポーツニッポン. 2013年1月22日閲覧。
  6. ^ http://www.jbis.or.jp/horse/0000309217/sire/generation/thorough_s/
  7. ^ 2017年の供用停止種雄馬一覧”. 公益財団法人 ジャパン・スタッドブック・インターナショナル (2018年2月21日). 2018年2月26日閲覧。
  8. ^ ロサード産駒、JRA初勝利”. netkeiba.com (2008年2月3日). 2018年2月26日閲覧。
  9. ^ 小倉ターフ賞受賞者コメント”. ラジオNIKKEI (2015年9月6日). 2018年2月26日閲覧。

外部リンク編集