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ロスアルトス (中央アメリカ)

ロス・アルトス
Estado de Los Altos
中央アメリカ連邦共和国 1838年 - 1840年 グアテマラ
メキシコ
ロス・アルトスの国旗 ロス・アルトスの国章
(国旗) (国章)
ロス・アルトスの位置
公用語 スペイン語
首都 ケツァルテナンゴ
大統領
1838年 - 1840年 マルチェロ・モリーナ
変遷
成立 1838年
崩壊1840年

ロス・アルトス (スペイン語: Estado de Los Altos)は、1830年代中央アメリカ連邦共和国の6番目の州(Estado)として加わった中央アメリカの一地域。首都はケツァルテナンゴで、現在のグアテマラ西部、それにメキシコチアパス州の一部を占める位置にあった。ロス・アルトスとは、スペイン語で「高地」を意味する。

ロス・アルトスは元々、ケツァルテナンゴおよび中央アメリカ西部の諸地域とグアテマラシティとの政治的な対立と緊張によって生まれた。グアテマラからの分離を目指す議論は、中央アメリカのスペインからの1821年の独立直後から始まっている。州の分離は1824年11月の連邦政府議会により決定されたが、グアテマラシティからは分離方針に対し大きな反対の声があった。

グアテマラからのロス・アルトスの独立は1838年2月2日に正式に公布された。連邦政府はロス・アルトスを連邦の6番目の構成国とし、同年6月5日には連邦議会にロス・アルトス代表の席を用意した。ロス・アルトスの国旗は連邦の国旗を変形させたもので、中央に火山ケツァール(この地域を代表する鳥で、自由の象徴)を配したものだった。ケツァールを国旗に配した例はこれが初めてのことだった。1871年からはグアテマラの国旗にも現われる。

連邦が内戦状態に陥いると、ロス・アルトスは独立共和国となることを宣言した。1840年、ケツァルテナンゴおよびロス・アルトスの大部分がグアテマラのラファエル・カレーラ(Rafael Carrera)軍の手に落ちた。同年4月2日、ロス・アルトス政府指導部の大半が捕まり、カレーラの命令により処刑された。混乱した状態をついて、連邦の一部であった現在のチアパス州東部の地域はメキシコが編入した。

1844年1848年1849年と、カレーラ独裁政権に対する反乱が相次いで起き、ロス・アルトスの再独立を宣言したが、すぐに鎮圧された。

今日でもこの地域は独自性を保っており、「ロス・アルトス」はケツァルテナンゴ周辺を表現するグアテマラの通称となっている。同様に、メキシコでもかつてこの国の一部となっていた地域は「チアパス州ロス・アルトス」と呼ばれている。