ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン

ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンスペイン語: Los Ingobernables de Japón)は、主に新日本プロレスにて活動するプロレスラーのユニット。略称はL・I・J(エル・アイ・ジェイ)、ロスインゴなど。ユニット名はスペイン語で『日本の制御不能な奴ら』の意。

ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン
Los Ingobernables de Japón
 
内藤哲也(左)、EVIL(中)、BUSHI(右)
ステーブル
メンバー 内藤哲也
EVIL
BUSHI
SANADA
高橋ヒロム
名称 ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン
デビュー 2015年11月22日 (2015-11-22)
団体

本家となるロス・インゴベルナブレス同様、ベビーフェイスでもヒールでもない一線を引いたユニットと称しているがメンバーによる乱入介入、対戦相手につばを吐きかけるような挑発行為や毒霧攻撃、椅子を使った凶器攻撃などヒール寄りのファイトスタイルが定着している。

目次

設立の経緯編集

2015年11月22日に発足。結成当初のオリジナルメンバーは内藤哲也EVILBUSHI

同年5月、メキシコのプロレス団体であるCMLLに参戦した内藤は同団体の所属選手で旧知の間柄であるラ・ソンブラよりロス・インゴベルナブレスLos Ingobernables)への勧誘を受けて加入する[2]。6月24日より新日本プロレスへ凱旋した内藤は、シリーズ開幕から本隊と共闘しながらもチームとして機能させず不穏な行動が目立つようになり、28日、Road to DOMINION後楽園ホール大会にて行われた試合後のバックステージにてそれまで所属していた本隊から離脱を示唆するコメントを残した[3][4]

10月12日、KING OF PRO-WRESTLINGにて東京ドーム・IWGPヘビー級王座挑戦権利書争奪戦と銘打たれた試合で内藤は、権利証保持者の棚橋弘至と対戦した。内藤は入場時に自身の『パレハ』(スペイン語で『相棒』の意)としてEVILを帯同させ、試合終盤にレフェリー不在の状況を作り出してEVILと共に棚橋を襲撃したが、棚橋の救援に駆け付けた柴田勝頼後藤洋央紀の2人によって返り討ちに遭ってしまい、最後は棚橋から敗戦した[5]

11月、新日本プロレスが主催するタッグリーグ戦、WORLD TAG LEAGUEに内藤 & EVILのタッグで出場。21日開幕戦の後楽園大会にて長期欠場中のBUSHIが内藤組のセコンドとして登場し結託を交わした。翌22日、本家との差別化を図るためユニット名に『デ・ハポン』(de Japón)を付け加え、同ユニットとして本格的な活動を宣言した[6][7]

略歴編集

2015年編集

  • 12月6日、WORLD TAG LEAGUE(以下「WTL」と表記)公式戦にて後藤&柴田組と対戦。最後は内藤が後藤から勝利を収めBブロックを1位で通過し、決勝戦に進出した。
  • 12月9日、WTL優勝決定戦にて、G・B・H真壁刀義 & 本間朋晃)と対戦したが、EVILが本間からピンフォール負けを喫して準優勝に終わった。
  • 12月19日、Road to TOKYO DOME後楽園ホール大会にて、BUSHIがCMLL世界ウェルター級王座を保持するマスカラ・ドラダと対戦。エムエックスでピンフォール勝ちを収め、第30代王者に戴冠した。

2016年編集

  • 1月22日、FANTASTICA MANIA 2016後楽園大会にてBUSHIがCMLLウェルター級王座の初防衛戦としてドラダと再戦。ドラダスクリュードライバーでピンフォール負けを喫して王座から陥落した。
  • 2月14日、THE NEW BEGINNING in NIIGATAにて、BUSHIがIWGPジュニアヘビー級王座を保持するKUSHIDAと対戦。ホバーボードロックでギブアップ負けを喫して、王座奪取とはならなかった。
  • 2月20日、HONOR RISING:JAPAN 2016後楽園大会にて、メインイベントで行われたROH世界選手権試合ジェイ・リーサル vs 本間朋晃戦にL・I・Jが乱入。リーサルの勝利をアシストすると、試合後に内藤がリーサルを『アミーゴ』(スペイン語で『友達』の意味)と紹介し、共闘をアピールした。
  • 3月3日、NEW JAPAN CUP(以下「NJC」と表記)に内藤、EVILが出場。一回戦で内藤がYOSHI-HASHIから勝利を収めたが、EVILが石井智宏に敗北を喫した。
  • 3月12日、NJC優勝決定戦にて内藤が後藤と対戦。デスティーノでピンフォール勝ちを収めて優勝する。試合後にIWGPヘビー級王座へ挑戦することを宣言した。
  • 3月20日、Road to INVASION ATTACK 2016尼崎市記念公園総合体育館大会にてEVILがROH世界TV王座を保持する石井と対戦。石井の垂直落下式ブレーンバスターでピンフォール負けを喫し王座奪取はならなかった。
 
2016年4月10日に加入したSANADA
  • 4月10日、INVASION ATTACK 2016にて、内藤がIWGPヘビー級王座を保持するオカダ・カズチカと対戦。試合終盤にリングに現れたSANADAのアシストを経て、最後はデスティーノでピンフォール勝ちを収めて第64代王者に戴冠。同時にSANADAがL・I・J入りを果たし、この日を境にCHAOSと抗争を開始する。
  • 5月3日、レスリングどんたく 2016にて、CHAOSとのシングル3番勝負が行われ、EVILが後藤から勝利を収め、SANADAがオカダから敗北を喫する。メインにて内藤がIWGP王座の初防衛戦として石井と対戦し、デスティーノでピンフォール勝ちを収めて、同王座の初防衛に成功した。
  • 5月21日、BEST OF THE SUPER Jr.にBUSHIが出場。予選落ちに終わったが、公式リーグ最終戦にてKUSHIDAから勝利を収め、IWGPジュニア王座へ再挑戦することをアピールした。
  • 6月19日、DOMINION 6.19 in OSAKA-JO HALLにて内藤がIWGP王座の2度目の防衛戦としてオカダと対戦。オカダのレインメーカーでピンフォール負けを喫して王座から陥落した。
  • 7月、G1 CLIMAXに内藤、SANADA、EVILが出場。三人共に予選落ちに終わる。
  • 8月20日、ROHのTV収録にて、リーサル & 内藤 & EVIL vs BULLET CLUBアダム・コール & ハングマン・ペイジ & 高橋裕二郎)の試合中、内藤 & EVILがリーサルを見捨てて試合を放棄。リーサルが追放となった。
  • 9月17日、DESTRUCTION in TOKYOにて、BUSHIがIWGPジュニア王座を保持するKUSHIDAと対戦。エムエックスでピンフォール勝ちを収めて、第74代王者に戴冠した。
  • 9月25日、DESTRUCTION in KOBEにて、内藤がIWGPインターコンチネンタル王座(以下「IC王座」と表記)を保持するマイケル・エルガンと対戦。デスティーノでエルガンからピンフォール勝ちを収めて、第15代王者に戴冠した。
  • 11月5日、POWER STRUGGLEにて、BUSHIがIWGPジュニア王座の初防衛戦としてKUSHIDAと対戦しホバーボードロックでギブアップ負けを喫して王座から陥落。EVILがNEVER無差別級王座を保持する柴田と対戦し、EVILでピンフォール勝ちを収めて第13代王者に戴冠する。内藤がIC王座の初防衛戦としてジェイ・リーサルと対戦し、デスティーノでピンフォール勝ちを収めて同王座の初防衛に成功した。
  • 11月15日、WRESTLING WORLD 2016 IN SINGAPOREにてEVILがNEVER王座の初防衛戦として柴田と対戦。柴田のPKでピンフォール負けを喫して王座から陥落した。
  • 11月、WTL2016に内藤 & ルーシュ、SANADA & EVILが出場。二組共に予選落ちに終わった。
  • 12月10日、WTL2016最終戦にて、内藤 & ルーシュ vs 棚橋 & KUSHIDA戦の試合終盤に髙橋ヒロムがリングに乱入してKUSHIDAを襲撃し、L・I・Jの勝利をアシストした。ヒロムは試合後に内藤と拳を付き合わせてL・I・Jに加入を果たした。

2017年編集

ヒロムがKUSHIDAの保持するIWGPジュニアヘビー級王座戦を行い勝利。第76代IWGPジュニアヘビー級王者となった。

  • SANADA&EVIL&BUSHI組が4チームのガントレットマッチを制しNEVER無差別級6人タッグ王座を獲得。第9代王者となった。
  • 1月5日、SANADA&EVIL&BUSHI組が棚橋&中西学&田口隆祐組と6人タッグ王座戦を行い敗北。一日天下に終わった。
  • 2月11日、内藤がエルガンを相手にインターコンチネンタル王座戦を行い3度目の防衛に成功。
  • ヒロムがドラゴン・リーとのIWGPジュニア戦を制し初防衛に成功。
  • SANADA&EVIL&BUSHI組が棚橋&中西&田口組とのリマッチに成功し、6人タッグ王座を再奪取。第11代王者となった。
  • 3月6日、ヒロムが田口とのIWGPジュニア戦を制し2度目の防衛に成功。
  • 4月4日、SANADA&EVIL&BUSHI組が棚橋&田口&リコシェ 組と6人タッグ王座戦を行うが敗北。王座を失った。
  • 4月9日、ヒロムがKUSHIDAとIWGPジュニア戦を行い、必殺技をニ発炸裂させ1分56秒で瞬く間に3カウントを奪取し、衝撃の秒殺勝利。3度目の防衛に成功する。
  • 4月29日、ヒロムがリコシェとのIWGPジュニア戦を制し4度目の防衛に成功。
  • 5月3日、SANADA&EVIL&BUSHI組が棚橋&田口&リコシェ組とのリマッチに成功し6人タッグ王座を奪取した。
  • BEST OF THE SUPER Jr.24のAブロックにヒロム、BブロックにBUSHIの出場が発表された。
  • 5月31日、ヒロムがBEST OF THE SUPER Jr.24を予選落ちで終わる。
  • 6月1日、BUSHIがBEST OF THE SUPER Jr.24を予選落ちで終わる。
  • 6月20日、G1 CLIMAX27に内藤、EVIL、SANADAの出場が発表された。
  • 6月26日、G1 CLIMAX27のブロック分けが発表され、内藤がAブロック、EVIL、SANADAがBブロックに分けられた。
  • 8月11日、内藤がG1 CLIMAX27の優勝決定戦進出を決めた。
  • 8月12日、EVIL、SANADAがG1 CLIMAX27を予選落ちで終わる。
  • 8月13日、内藤が G1 CLIMAX27 Bブロック1位のケニー・オメガに勝利し、4年ぶり2度目の優勝を果たした。
  • 10月9日、内藤が東京ドーム・IWGPヘビー級王座挑戦権利証争奪戦で石井と対戦。これに勝利して権利証を守り抜いた。
    EVILがオカダ・カズチカの持つIWGPヘビー級王座に挑戦するも敗北。王座奪取には至らなかった。
  • 10月10日、2018年1月4日東京ドーム大会“第1弾”カードとしてオカダvs内藤のIWGPヘビー級選手権が正式に決定した。
    BUSHI&ヒロム組がSUPER Jr. TAG TOURNAMENT2017への出場が発表された。
  • 10月30日、SUPER Jr. TAG TOURNAMENT2017準決勝戦で YOH&SHOの“ROPPONGI 3K”と対戦し敗北。優勝決定戦進出とはならなかった。
  • 11月6日、『WRESTLE KINGDOM 12 in 東京ドーム』の第2弾カードとして、マーティ・スカルvsKUSHIDAvsウィル・オスプレイvs高橋ヒロムの、IWGPジュニアヘビー級選手権試合“4WAY”戦が正式決定した。
  • 12月11日、EVIL&SANADAが『WORLD TAG LEAGUE 2017』を制した。
  • 12月12日、来年1月4日(木)『ブシモ 5TH ANNIVERSARY WRESTLE KINGDOM12 in 東京ドーム』の追加カードとして、EVIL&SANADAがランス・アーチャー&デイビーボーイ・スミスJr.の持つIWGPタッグ王座に挑戦することが正式決定した。
  • 12月13日、内藤が2年連続史上5人目の『プロレス大賞』“MVP”を受賞した。
  • 12月17日、SANADA&EVIL&BUSHI組がバッドラック・ファレ&タマ・トンガ&タンガ・ロア組と6人タッグ王座戦を行い敗北。王座を失った。

2018年編集

  • 1月4日、BUSHIが1分時間差バトルロイヤル ~ニュージャパンランボー~に参戦するも途中で失格となり優勝は逃した。
    EVIL&SANADAがIWGPタッグ王座に挑戦し王座を奪取した。
    ヒロムがIWGPジュニアヘビー級王座に4WAYマッチで挑むも王座奪取とはならなかった。
    内藤がIWGPヘビー級王座に挑戦するも敗北。
  • 2月6日、EVIL&SANADAがオカダ&後藤を相手にIWGPタッグ王座戦を行い勝利。初防衛に成功する。
  • 2月10日、ヒロムがオスプレイの持つIWGPジュニアヘビー級王座、EVILが後藤洋央紀の持つNEVER無差別級王座、SANADAがオカダ・カズチカの持つIWGPヘビー級王座に挑戦するも敗北。王座奪取とはならなかった。
  • 2月20日、EVILが左眼窩底骨折により欠場することが決定した。
  • 2月27日、NEW JAPAN CUP2018に内藤とSANADAが出場することが発表された。
  • 3月6日、BUSHI&ヒロムがIWGPジュニアタッグ王者の“ROPPONGI 3K”のSHO&YOH組に対して鈴木軍金丸義信エル・デスペラード組と共に3WAY戦で挑戦したが、王座奪取とはならなかった。
  • 3月11日、内藤がNEW JAPAN CUP2018一回戦でザック・セイバーJr.と対戦。ザックのタップアウトで敗退。
  • 3月18日、SANADAがNEW JAPAN CUP2018準決勝でザック・セイバーJr.と対戦。ザックのタップアウトで敗退。
  • 3月30日、EVILが左眼窩底骨折での欠場から復帰。
  • 4月1日、BUSHI&ヒロムがIWGPジュニアタッグ王者の金丸&デスペラードに対して“ROPPONGI 3K”のSHO&YOH組と共に3WAY戦で挑戦するもSHOがデスペラードからピンフォールを奪われタイトル奪取とはならなかった。
  • 4月23日、BUSHI&ヒロムが金丸&デスペラードの持つIWGPジュニアタッグ王座に挑戦するも敗北。タイトル奪取とはならなかった。
  • 4月27日、ジェイ・ジャクソンが内藤らメンバーと共に入場。
  • 4月29日、EVIL&SANADAがアーチャー&スミスを相手にIWGPタッグ王座戦を行い勝利。二度目の防衛に成功した。内藤が鈴木みのるの持つIWGPインターコンチネンタル王座に挑戦し勝利。タイトル奪取に成功した。
  • 5月7日、BEST OF THE SUPER Jr. 25のAブロックにBUSHI、Bブロックにヒロムがそれぞれ出場することが発表された。
  • 6月3日、BUSHIがBEST OF THE SUPER Jr. 25を予選落ちで終わる。
  • 6月4日、高橋ヒロムがBEST OF THE SUPER Jr. 25を優勝する。
  • 6月9日、内藤がクリス・ジェリコを相手にIWGPインターコンチネンタル王座の初防衛戦を行うも敗北し、タイトルを失った。
    EVIL&SANADAがマット・ジャクソン&ニック・ジャクソンを相手にIWGPタッグ王座防衛戦を行うも敗北し王座を失った。
    ヒロムがウィル・オスプレイの持つIWGPジュニアヘビー級王座に挑戦し勝利を収め、タイトル奪取に成功した。
  • 6月18日、ヒロムがエル・デスペラードを相手にIWGPジュニアヘビー級王座の初防衛戦を行い勝利。初防衛に成功した。
    G1 CLIMAX28のAブロックにEVIL、Bブロックに内藤とSANADAがそれぞれ出場することが発表された。
  • 7月7日、EVIL&SANADAがヤング・バックスの持つIWGPタッグ王座に挑戦する。

メンバー編集

元メンバー
サポートメンバー

タイトル履歴編集

内藤哲也
BUSHI
EVIL
SANADA
髙橋ヒロム

作品編集

CD編集

  • 「LOS INGOBERNABLES de JAPON」(2017年11月29日、キングレコード)[9]

脚注編集

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  1. ^ Los Ingobernables De Japon signed for #DBD”. Ring of Honor. 2016年7月5日閲覧。 (英語)
  2. ^ メキシコ遠征中の内藤哲也、ソンブラのユニット「ロス・インゴベルナブレス」に正式加入!? 【5.27アレナメヒコ記者会見】”. 新日本プロレス公式サイト. 2015年5月28日閲覧。
  3. ^ 第6試合|06/28(日) 18:30 東京・後楽園ホール|Road to DOMINION”. 新日本プロレス公式サイト. 2015年6月28日閲覧。
  4. ^ メキシコかぶれ?内藤が新日本本隊離脱も”. 東スポWeb. 2015年6月29日閲覧。
  5. ^ 第8試合|10/12(月) 16:00 東京・両国国技館|KING OF PRO-WRESTLING”. 新日本プロレス公式サイト. 2015年10月12日閲覧。
  6. ^ 新日本プロレスリング株式会社さんのツイート”. Twitter. 2015年11月22日閲覧。
  7. ^ 内藤が新日「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」軍増殖予告”. 東スポWeb. 2015年12月3日閲覧。
  8. ^ 第4試合|08/20(土) 18:00 アメリカ・ネバダ州ラスベガス SAM’S TOWN LIVE|Death Before Dishonor XIV”. 新日本プロレス公式サイト. 2016年8月20日閲覧。
  9. ^ 【全収録曲発表!】「LOS INGOBERNABLES de JAPON」の“テーマ曲集”CDが11月29日(水)に発売!”. 新日本プロレス公式サイト (2017年11月1日). 2017年11月1日閲覧。

関連項目編集