ロッスRoss )はイギリスにかつて存在した光学機器メーカーである。

一時カール・ツァイスからライセンスを受け、プロター[1]プラナーテッサー[2][1]を生産していた。独自ブランドとしてはコンセントリックConcentric )、デフィネクスDefinex )、エクスプレスXpres )、エクストラルックスXtralux )等を使用した。

1900年頃に開発した双眼鏡は藤井竜蔵により日本に持ち込まれ、藤井レンズ製造所(日本光学工業を経て現ニコン)が双眼鏡国産第一号を製作した際モデルとなった[3]

1948年バーネット・エンサインに合併され、バーネット・エンサイン・ロッスBarnet Ensign Ross Ltd. )となった。

カメラ製品一覧編集

  • パノラミックカメラ1861年製造[4]) - トーマス・サットン考案のウォーターレンズを備えた120度広角カメラ。1974年クリスティーズに出品され、当時1台のカメラとしては最高額となる11,000ポンド、当時の邦貨換算11,000,000円で落札された[4]
  • 二眼レフカメラ[5]

レンズ製品一覧編集

コンビナブル編集

F5.5[6]

コンセントリック編集

平凸レンズと平凹レンズを貼り合わせた2組を向かい合わせに組み合わせた2群4枚。世界で初めてアナスチグマートを実現した製品[7]

デフィネクス編集

コンタックスマウント編集

コンタックス#非純正レンズ

エクスプレス編集

前玉2枚合わせ、後玉3枚合わせの2群5枚。

  • 0番-エクスプレス3inF4.5
  • 1番-エクスプレス4.75inF4.5
  • 2番-エクスプレス5.5inF4.5、手札判用。
  • 3番-エクスプレス6inF4.5
  • 4番-エクスプレス6.5inF4.5、葉書判用。
  • 5番-エクスプレス7.25inF4.5、キャビネ判用。
  • 6番-エクスプレス8.5inF4.5
  • 7番-エクスプレス10inF4.5、5×8in判用。
  • 8番-エクスプレス12inF4.5、八切用。
  • 9番-エクスプレス16.5inF4.5、六切用。
  • 10番-エクスプレス21inF4.5、四切用。
  • ワイドアングル・エクスプレス4inF4

この他ホートン/エンサイン、ニューマン&ガーディアが製造したカメラに装着された例が多数ある。

エクストラルックス編集

ライカマウント編集

ライカマウントレンズの一覧#ロッス

ホモセントリック編集

  • ホモセントリック140mmF4.5[8]

出典編集

  1. ^ a b 『クラシックカメラ専科』p.145。
  2. ^ 『クラシックカメラ専科』p.50。
  3. ^ 双眼鏡ヒストリー写真集 - 日本望遠鏡工業会
  4. ^ a b 『クラシックカメラ専科』p.181。
  5. ^ 『クラシックカメラ専科』p.26。
  6. ^ 『クラシックカメラ専科』p.143。
  7. ^ 『クラシックカメラ専科』p.189。
  8. ^ 『クラシックカメラ専科』p.142。

参考文献編集