ロッテホールディングス

日本のロッテグループ企業を傘下に置く持株会社
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株式会社ロッテホールディングスは、日本東京都新宿区に本社を置き、菓子メーカーロッテロッテリアなど、日本のロッテグループ企業を傘下に置く、持株会社

株式会社ロッテホールディングス
LOTTE Holdings Co., Ltd.
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Lotte Head Office.JPG
本社
種類 株式会社
略称 ロッテHD
本社所在地 日本の旗 日本
160-0023
東京都新宿区西新宿三丁目20番1号
設立 1948年6月
業種 食料品
法人番号 1011101023020 ウィキデータを編集
事業内容 グループ企業の株式保有・統括
代表者 代表取締役会長 重光昭夫
代表取締役社長 玉塚元一[1]
代表取締役専務 牛膓栄一
資本金 2億1,700万円
従業員数 6,668名(2020年12月末現在)
主要子会社 ロッテ
ロッテリア
千葉ロッテマリーンズ
ロッテホテル
クリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパン
光潤社
関連企業の節参照
関係する人物 重光武雄(取締役名誉会長)
光潤社代表取締役社長
重光宏之(元株式会社ロッテ商事代表取締役社長、ロッテホールディングス取締役副会長)
ロッテホールディングス取締役副社長兼CFO
小林正元(元韓国ロッテグループ社長)
佃孝之(取締役特別常任顧問)
外部リンク www.lotte.co.jp
特記事項:設立時期の社名は株式会社ロッテ
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概要編集

1948年に日本で設立し、ガムチョコレートなどを製造する企業であった旧株式会社ロッテ(以下、旧ロッテ・ロッテHD)が、2007年3月20日付で、産業活力再生特別措置法に基づく認定を受けた。そのため、同法による再建を目指す目的で、同年4月1日に新旧分割という形で現社名へ変更の上、持株会社化したものである。

日本や韓国を中心とした海外のロッテグループ企業を傘下に持ち、グループ全体の競争力向上を目指す。現在の株式会社ロッテは旧ロッテ(ロッテHD)菓子部門を分社し子会社化したものである。

2008年3月に銀座コージーコーナー、さらに同年12月にはメリーチョコレートカムパニーの全株式をそれぞれ取得し傘下に収めた。

2009年7月重光武雄が会長で、長男重光宏之が引き続き副会長、佃孝之が外部招聘という形で社長に就任した。

2011年~2014年に中国での事業で1兆ウォン(約1060億円)の損失を計上した[2]

グループ支配構造の頂点にあるロッテHDおよび資産管理会社は日本法人だが[3]、ロッテHD副会長に就任した重光昭夫は、韓国内のナショナリズムに配慮して、グループの売り上げの95%は韓国であることを挙げ、ロッテは韓国企業であると明言したが、前述の通り韓国のロッテグループは日本のロッテHDの海外法人の位置づけである[4]。グループの従業員は10万人、協力会社まで含めると18万人に達し、韓国第5位の財閥となっている[3]

経営権紛争編集

2014年12月から2015年1月にかけて、長男の重光宏之がロッテホールディングスを含む各社の役員を解任された[5]。これに対し、重光宏之は父親の重光武雄と次男の重光昭夫を解任したが、取締役会はこれを無効とした。2015年8月17日に開催された臨時株主総会で、重光昭夫を中心とする現経営陣による経営を継続し、新たに社外取締役を選任することを決定した。この臨時株主総会に重光宏之は株主として参加したが、重光武雄は欠席した[6]

この経営権紛争の報道をきっかけとして、韓国内で不買運動が発生した[7]

2016年にはいわゆる崔順実ゲート事件と呼ばれる裏金疑惑が浮上し、韓国の検察庁が捜査を始めたが、2016年8月、同社の李仁源副会長が自殺し、捜査が難航[8]。2018年2月13日、韓国ソウル地方裁判所が、重光昭夫ホールディングス代表取締役副会長兼韓国ロッテグループ会長に対し贈賄の罪で懲役2年6カ月の判決を下し、既に前年12月に横領罪で執行猶予付き有罪判決を受けていたため即日収監された[9]ことを受け、同月21日付で重光昭夫副会長は代表権を返上、同日以降、代表取締役は佃社長のみとなった[10]。2019年2月20日、ロッテホールディングスの取締役会の決議で再び代表権を取得。代表取締役は佃孝之社長との2人体制になる[11]

2020年3月、2017年に重光武雄(2020年1月に死去)が退任して以降、空席となっていた会長職に重光昭夫が4月1日付で就任することが明らかになった。これにより、前述のお家騒動に終止符を打つと共に日韓両国の経営権を掌握することになった[12][13]

なお武雄は意思決定能力に問題のなかった2000年3月に直筆の遺言状を作成しており、武雄の死後に東京の事務所にある金庫から発見された。2020年6月11日に裁判所において、法定相続人の資格がある4人の子供の代理人が立ち会う中で開封され、そこでは自らの後継者を昭夫と定め、長男の宏之についてはロッテホールディングスや韓国ロッテなどの実務、人事からは排除するよう求めたほか、他の家族についても経営には関与しないことを求めていた。この内容は同年6月24日に昭夫よりロッテグループの日韓両役員に伝えられ公表された[14]

関連企業編集

日本国内編集

韓国国内編集

 
韓国法人専用ロゴ

その他編集

脚注編集

[脚注の使い方]
  1. ^ ロッテHD、玉塚社長を承認 株主総会、重光氏は会長専念(時事通信) - Yahoo!ニュース(2021年6月26日)
  2. ^ 韓国ロッテの中国事業赤字額 創業者長男の主張通り 聯合ニュース、2015年8月2日
  3. ^ a b 「ロッテは日本企業かどうか」よりも重要なこと 朝鮮日報日本語版 2015年8月4日
  4. ^ ロッテお家騒動の次男が韓国入り、国民に謝罪し「ロッテは韓国企業」と明言 Record China 2015年8月3日
  5. ^ “ロッテ持ち株会社、重光宏之副会長を経営陣から追放 創業者の長男”. 産経新聞社. (2015年1月9日). https://www.sankei.com/economy/news/150109/ecn1501090024-n1.html 2015年1月10日閲覧。 
  6. ^ ロッテ臨時株主総会 現経営陣で企業統治を”. NHK NEWS WEB. 2015年8月23日閲覧。
  7. ^ 【ロッテお家騒動】副会長の次男が韓国国民に謝罪 「日本色」薄める改革案も “反日”バッシング沈静化に躍起 産経ニュース 2015年8月11日
  8. ^ ロッテ副会長の遺体をソウル郊外で発見、検察による取り調べ当日 - ブルーンバーグ(2016年8月27日閲覧)
  9. ^ 韓国ロッテ会長に実刑判決朴・前大統領への賄賂認定 懲役2年6月 ソウル地裁”. 日本経済新聞. 日本経済新聞社 (2018年2月13日). 2018年2月27日閲覧。
  10. ^ 収監のロッテHD副会長、代表権返上 韓国で実刑判決”. 朝日新聞. 朝日新聞社 (2018年2月21日). 2018年2月27日閲覧。
  11. ^ ロッテ副会長の重光氏に再び代表権 代表取締役は2人体制に - SankeiBiz、2019年2月21日
  12. ^ 辛東彬氏、ロッテHD会長に選任 韓日経営権を掌握”. KBS WORLD Radio(2020年3月19日作成). 2020年3月26日閲覧。
  13. ^ 辛東彬氏、韓日ロッテ掌握…コロナ禍の克服、ホテルロッテ上場が課題”. 中央日報(2020年3月20日作成). 2020年3月26日閲覧。
  14. ^ “「ロッテグループ後継者は次男」 創業者の自筆遺言状見つかる”. 聯合ニュース. (2020年6月24日). https://jp.yna.co.kr/view/AJP20200624003700882 2020年6月30日閲覧。 

外部リンク編集