ロバート・コビントン

アメリカのバスケットボール選手 (1990 - )

ロバート・コビントンRobert Covington, 1990年12月14日 - )は、アメリカ合衆国イリノイ州ベルウッド英語版出身のプロバスケットボール選手。NBAフィラデルフィア・76ersに所属している。ポジションはスモールフォワードまたはパワーフォワード

ロバート・コビントン
Robert Covington
フィラデルフィア・76ersでのコビントン
(2018年)
フィラデルフィア・76ers  No.33
ポジション SF / PF
所属リーグ NBA
基本情報
愛称 RoCo
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1990-12-14) 1990年12月14日(33歳)
出身地 イリノイ州ベルウッド英語版
身長 201cm (6 ft 7 in)
体重 95kg (209 lb)
ウィングスパン 218cm  (7 ft 2 in)
キャリア情報
高校 プロヴィソ・ウェスト高等学校英語版
大学 テネシー州立大学
NBAドラフト 2013年 / ドラフト外
プロ選手期間 2013年–現在
経歴
2013–2014ヒューストン・ロケッツ
2013–2014リオグランデバレー・バイパーズ
20142018フィラデルフィア・76ers
20182020ミネソタ・ティンバーウルブズ
2020ヒューストン・ロケッツ
20202022ポートランド・トレイルブレイザーズ
20222023ロサンゼルス・クリッパーズ
2023フィラデルフィア・76ers
受賞歴
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten

経歴 編集

NBA以前~ヒューストン・ロケッツ 編集

テネシー州立大学で4年間主力として活躍しながらも2013年のNBAドラフトで指名漏れとなったコビントンは、サマーリーグヒューストン・ロケッツの一員として参加。首脳陣から好印象を受けたコビントンはロケッツとの契約を勝ち取った[1]。しかし、シーズンに入るとDリーグでの修行を余儀無くされるも、Dリーグで新人王を獲得するなど経験を積んだが、2014-15シーズン開幕前に解雇された[2]

フィラデルフィア・76ers 編集

2014年11月15日にフィラデルフィア・76ersと契約[3]。苦しい76ersのチーム状況の中で奮闘。70試合に出場し、平均13.5得点4.5リバウンドを記録した。

2017年1月20日のポートランド・トレイルブレイザーズ戦で90-92で迎えた第4クォーター残り数秒の場面から逆転の3ポイントシュートを決め、逆転勝利をもたらした[4]。4月8日のニューヨーク・ニックス戦では自身初の30得点を記録[5]。また、リーグ4位の平均1.9スティールを記録した。

 
2018年のコビントン

11月16日に4年6200万ドルで契約を延長した[6]。このシーズンは80試合の出場で平均31.7分に出場し、1.7スティール、0.9ブロックなどを記録しオールディフェンシブ1stチームを受賞。アシストが自己最高の上、ターンオーバーを大幅に減らし、得点は自身初の1シーズン1000得点を超えた。チームとして6年ぶりのプレーオフ進出に貢献した。プレーオフでは3Pシュートの成功率が落ちるなどして平均8.1得点に終わった[7]

ミネソタ・ティンバーウルブズ 編集

2018年11月、ジミー・バトラー絡みの大型トレードによりミネソタ・ティンバーウルブズに移籍[8]

ロケッツ復帰 編集

2020年2月に4チーム間の大型トレードによりルーキーシーズンを過ごしたロケッツへ移籍した。2月29日のボストン・セルティックス戦ではキャリアハイの16リバウンドを含む16得点、3ブロックをマーク。従来のセンターを欠いていたチーム事情から、スモールセンターとして多くの時間をプレイした。

ポートランド・トレイルブレイザーズ 編集

2020年11月にトレバー・アリーザらとのトレードで、ポートランド・トレイルブレイザーズへ移籍した。2021年2月16日のオクラホマシティ・サンダー戦でキャリアハイの6ブロックを含む6得点、9リバウンド、5アシストをマークし、シーズンを通じてキャリアハイとなる3P%とリバウンド成績を残した。

ロサンゼルス・クリッパーズ 編集

2022年2月4日にエリック・ブレッドソージャスティス・ウィンズローキーオン・ジョンソン、ドラフト2巡目指名権とのトレードで、ノーマン・パウエルとともにロサンゼルス・クリッパーズに移籍した[9]

個人成績 編集

略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック  PPG  平均得点  太字  キャリアハイ

レギュラーシーズン 編集

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2013–14 HOU 7 0 4.9 .429 .364 - .7 .0 .3 .0 2.3
2014–15 PHI 70 49 27.9 .396 .374 .820 4.5 1.5 1.4 .4 13.5
2015–16 67 49 28.4 .385 .353 .791 6.3 1.4 1.6 .6 12.8
2016–17 67 67 31.6 .399 .333 .822 6.5 1.5 1.9 1.0 12.9
2017–18 80 80 31.7 .413 .369 .853 5.4 2.0 1.7 .9 12.6
2018–19 13 13 33.8 .427 .390 .739 5.2 1.1 1.8 1.8 11.3
MIN 22 22 34.7 .433 .372 .773 5.7 1.5 2.3 1.1 14.5
2018-19計 35 35 34.4 .431 .378 .764 5.5 1.3 2.1 1.3 13.3
2019–20 48 47 29.4 .435 .346 .798 6.0 1.2 1.7 .9 12.8
HOU 22 21 33.0 .392 .315 .800 8.0 1.5 1.6 2.2 11.6
2019-20計 70 68 30.5 .422 .335 .798 6.6 1.3 1.6 1.3 12.4
2020–21 POR 70 70 32.0 .401 .379 .806 6.7 1.7 1.4 1.2 8.5
2021–22 48 40 29.8 .381 .343 .833 5.7 1.4 1.5 1.3 7.6
LAC 23 2 22.1 .500 .450 .848 5.1 1.0 1.3 1.2 10.4
2021-22計 70 68 30.5 .422 .335 .798 6.6 1.3 1.6 1.3 12.4
2022–23 48 0 16.2 .445 .397 .750 3.5 1.2 .8 .7 6.0
2023–24 3 3 23.0 .333 .250 .500 2.7 2.3 2.0 .7 3.0
通算 588 463 28.8 .408 .362 .810 5.6 1.5 1.5 1.0 11.1

プレーオフ 編集

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2018 PHI 10 8 28.1 .325 .313 .750 5.3 2.5 1.1 .9 8.1
2020 HOU 12 12 31.6 .495 .500 .857 5.0 1.3 2.5 1.1 12.2
2021 POR 6 6 38.0 .500 .500 .900 7.8 1.2 1.5 1.0 9.3
2023 LAC 2 0 6.0 .000 .000 - 1.0 1.0 .0 .5 0.0
通算 30 26 30.0 .424 .429 .818 5.4 1.7 1.7 1.0 9.0

脚注 編集

外部リンク 編集