ロヴォシツェチェコ語: Lovosice [ˈlovosɪtsɛ] ( 音声ファイル))は、チェコ西部のボヘミアの北部にある小さな町。

ロヴォシツェ
Lovosice
ロヴォシュ山から見た市街
ロヴォシュ山から見た市街
ロヴォシツェの市旗 ロヴォシツェの市章
町旗 町章
位置
位置図の位置図
位置図
座標 : 北緯50度30分54秒 東経14度03分03秒 / 北緯50.51500度 東経14.05083度 / 50.51500; 14.05083
行政
 チェコ
 州 ウースチー州
 地区 リトムニェジツェ地区
 町 ロヴォシツェ
町長 ヤン・クルハーネク
地理
面積  
  町域 9.37 km2 (3.62 mi2)
標高 151 m (495 ft)
人口
人口 (2007年8月27日現在)
  町域 9392人
    人口密度   1002人/km2(2595人/mi2
その他
等時帯 中央ヨーロッパ時間 (UTC+1)
夏時間 中央ヨーロッパ夏時間 (UTC+2)
郵便番号 410 30
公式ウェブサイト : www.meulovo.cz/

ドイツ語名はロボジッツ (Lobositz) である。

ラーベ川(エルベ川)低地の北端の、ラーベ川の左岸に築かれた。ボヘミア高地の南端でもあり、ロヴォシュ山が最も近い山である。首都プラハから北におよそ60kmのところにある。行政的にはウースチー州リトムニェジツェ地区に属す。街自体はかなり細長く、「ロヴォシツェくらい長く」とことわざにもされるほどである。

交通の要衝で、ラーベ川に貨物港があるだけでなく、プラハとドイツとをむすぶD8高速道路やプラハからドレスデンに至る高速鉄道も通っている。化学や食品などの工業が盛ん。

歴史 編集

 
中心地区に建つ塔

青銅器時代には既に人が住んでいた。チェコで最初期の人類居住の痕跡がある。

初めて歴史上に登場するのは1143年4月12日のことで、ワラキア公ヴラディスラフ2世がこの小さな村にストラホフ修道院を建てた。1600年7月4日には神聖ローマ皇帝ルドルフ2世から町権をさずかっている。1756年にはプロイセンオーストリア帝国との間で有名なロボジッツの戦いが交わされた。

ズデーテン地方をドイツ領と定めたミュンヘン協定により、第二次世界大戦中はドイツに支配された。当時は600人のチェコ人が暮らしていた。戦後はベネシュ布告によりドイツ系住民が迫害された。

外部リンク 編集