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ローマンという名の男 -信念の行方-

ローマンという名の男 -信念の行方-』(ローマンというなのおとこ しんねんのゆくえ、Roman J. Israel, Esq.)は、2017年アメリカ合衆国で公開されたドラマ映画である。監督はダン・ギルロイ、主演はデンゼル・ワシントンが務めた。

ローマンという名の男
-信念の行方-
Roman J. Israel, Esq.
監督 ダン・ギルロイ
脚本 ダン・ギルロイ
製作 トッド・ブラック
ジェニファー・フォックス英語版
デンゼル・ワシントン
出演者 デンゼル・ワシントン
コリン・ファレル
カルメン・イジョゴ
音楽 ジェームズ・ニュートン・ハワード
撮影 ロバート・エルスウィット
編集 ジョン・ギルロイ英語版
製作会社 マクロ・メディア
トピック・スタジオズ
クロス・クリーク・ピクチャーズ
ブロン・クリエイティブ
ザ・カルチャー・チャイナ/イメージ・ネイション・アブダビ・コンテンツ・ファンド
エスケイプ・アーティスツ
配給 アメリカ合衆国の旗 コロンビア映画
公開 アメリカ合衆国の旗 2017年11月17日(限定公開)
アメリカ合衆国の旗 2017年11月22日(拡大公開)
上映時間 122分[1]
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $22,000,000[2]
興行収入 世界の旗 $12,978,770[2]
アメリカ合衆国の旗 $11,962,778
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本作は日本国内で劇場公開されなかったが、2018年9月5日にDVDが発売された[3]

目次

ストーリー編集

弁護士のローマン・J・イズラエル ESQ.は人権派の弁護士として有名だった。仕事の合間を縫って、彼は司法制度の改革案を執筆し続けており、その分量は優に1000頁を超えていた。イズラエルは私生活を犠牲にしてまで法の下に正義を実現するべく日々奮闘していた。決して人付き合いが良いわけではないが、イズラエルには弁護士として優れた才覚があった。イズラエルは学生時代の指導教員と共に法律事務所を立ち上げていたが、運営資金の工面は彼に一任しており、その詳細は把握していなかった。

そんなある日、彼が心臓発作で急逝したため、イズラエル自ら資金調達に当たる必要が出てきた。帳簿を調べたイズラエルは、事務所の資金調達に不正があり、このまま行けば破綻せざるを得ない状況にあることを知った。自分の知らないうちに事務所が悪を為していたことを知ったイズラエルは、信念を大きく揺さぶられることになった。しかし、早急に資金を調達する必要に迫られたため、彼に苦悩している余裕はなかった。イズラエルは必死に顧客を獲得しようとしたが、慣れない営業の仕事に悪戦苦闘させられた。

窮地に陥ったイズラエルの下にある取り引きを持ちかけてきた人物がいた。その取り引きに応じることは職業倫理に反することであった。しかし、取り引きに応じれば10万ドルを入手することができ、一気に事態を好転させることができるのも事実であった。

キャスト編集

※括弧内は日本語吹替[3]

製作編集

2016年8月25日、ダン・ギルロイが新作映画『Inner City』の主演にデンゼル・ワシントンの起用を所望していると報じられた[4]。9月21日、ソニー・ピクチャーズが本作の配給権を獲得し、ジョン・ギルロイとロバート・エルスウィットの起用が決まったとの報道があった[5][6]。2017年1月31日、コリン・ファレルに出演オファーが出ていると報じられた[7]。2月28日、アシュトン・サンダース英語版が本作に出演すると報じられた[8]。4月にはナズニーン・コントラクターとジョセフ・デヴィッド=ジョーンズの出演が決まった[9][10]。21日、本作の主要撮影ロサンゼルスで始まった[11]。22日、スケジュールの都合でサンダースが降板することになったと報じられた[12]。6月20日、カルメン・イジョゴが本作に出演することになったとの報道があった[13]。22日、本作のタイトルが『Inner City』から『Roman J. Israel, Esq.』に変更された[14]

公開・興行収入編集

プレミア上映に先立って、本作の再編集が行われた。よりテンポの良い作品にするために12分程度がカットされた[15]。2017年9月10日、スペシャル・プレゼンテーションに出品されていた第42回トロント国際映画祭で本作はプレミアを迎えた[16]

2017年11月17日、本作は全米4館で封切られ、公開初週末に6万1999ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場37位となった[17]

評価編集

映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには90件のレビューがあり、批評家支持率は54%、平均点は10点満点で6点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「巧妙ではあるが、不器用な作品でもある。『ローマンという名の男 -信念の行方-』は主演を務めたデンゼル・ワシントンの見事な演技を最大限に活用しているが、その見事さに追いつけていない。」となっている[18]。また、Metacriticには36件のレビューがあり、加重平均値は57/100となっている[19]。なお、本作のシネマスコア英語版はBとなっている[20]

ローリング・ストーン』のピーター・トラヴァースは本作に4つ星評価で3つ星を与え、「ワシントンの演技は曲芸のようなものではない。彼はローマン・J・イスラエルという複雑なキャラクターを非常に深く掘り下げているので、観客はイスラエルを実在の人物であるかのように感じる。アカデミー主演男優賞にも値する見事な演技であり、それは滅多に得られるものではない。」と称賛している[21]。『シカゴ・サンタイムズ』のリチャード・ローパーは本作に4つ星評価で星2つを与え、「『ローマンという名の男 -信念の行方-』には伏線が張り巡らされており、ギルロイとワシントンは共同で魅力あるドラマティックなキャラクターを構築した。しかし、観客はその魅力を十分に受け取れない。」と評している[22]

出典編集

  1. ^ ROMAN J. ISRAEL, ESQ. (12A)”. 全英映像等級審査機構. 2017年11月28日閲覧。
  2. ^ a b Roman J. Israel, Esq.”. 2018年6月23日閲覧。
  3. ^ a b ローマンという名の男 -信念の行方-”. Sony Pictures Japan (2018年6月22日). 2018年6月23日閲覧。
  4. ^ Denzel Washington Circling Dan Gilroy’s Legal Drama ‘Inner City’ (EXCLUSIVE)”. 2017年11月23日閲覧。
  5. ^ Sony Pictures Near Deal For Denzel Washington-Dan Gilroy Spec Package ‘Inner City’”. 2017年11月23日閲覧。
  6. ^ Sony Nears Deal For Denzel Washington’s Inner City”. 2017年11月23日閲覧。
  7. ^ Colin Farrell in Talks to Join Denzel Washington in Thriller 'Inner City'”. 2017年11月23日閲覧。
  8. ^ ‘Moonlight’ Star Ashton Sanders Joins Denzel Washington and Colin Farrell in Dan Gilroy’s ‘Inner City’”. 2017年11月23日閲覧。
  9. ^ Nazneen Contractor Cast In Untitled Denzel Washington Thriller; Sendhil Ramamurthy Joins ‘Shotgun’”. 2017年11月23日閲覧。
  10. ^ Denzel Washington’s Crime Drama ‘Inner City’ Adds Joseph David-Jones (EXCLUSIVE)”. 2017年11月23日閲覧。
  11. ^ Friday, April 21 Filming Locations for Inner City, Shooter, Chicago Med, Mr. Robot & more!”. 2017年11月23日閲覧。
  12. ^ Moonlight's Ashton Sanders: ‘America isn’t made for the black man’”. 2017年11月23日閲覧。
  13. ^ Carmen Ejogo Joins Denzel Washington in Legal Drama”. 2017年11月23日閲覧。
  14. ^ Sony's Denzel Washington Legal Drama Gets Title (Exclusive)”. 2017年11月23日閲覧。
  15. ^ Retrial! How Dan Gilroy & Denzel Trimmed 12 Minutes Of ‘Roman J. Israel, Esq’ Following Toronto Bow”. 2017年11月23日閲覧。
  16. ^ Denzel Washington is back in the awards mix with TIFF entry 'Roman J. Israel, Esq.”. 2017年11月23日閲覧。
  17. ^ November 17-19, 2017”. 2017年11月23日閲覧。
  18. ^ Roman J. Israel, Esq.”. 2017年11月23日閲覧。
  19. ^ Roman J. Israel, Esq.”. 2017年11月23日閲覧。
  20. ^ ‘Coco’ Earns A+ CinemaScore & Dances To $70M+; ‘Justice League’ Solid With $63M+: Thanksgiving B.O.”. 2017年11月23日閲覧。
  21. ^ 'Roman J. Israel, Esq' Review: 'Great' Denzel Washington Breaks New Ground”. 2017年11月23日閲覧。
  22. ^ ‘Roman J. Israel, Esq.’ waylays a winning Denzel Washington character”. 2017年11月23日閲覧。

外部リンク編集