ヴァディム・ヴィクトロヴィチ・レーピンVadim Viktorovitch Repinロシア語: Вадим Викторович Репин1971年8月31日 - )はロシアヴァイオリニスト。妻はバレエダンサースヴェトラーナ・ザハーロワ

ヴァディム レーピン
2008年
基本情報
生誕 (1971-08-31) 1971年8月31日(52歳)
出身地 ロシアの旗 ロシアノヴォシビルスク
ジャンル クラシック音楽
職業 ヴァイオリニスト
公式サイト 公式webサイト

略歴 編集

シベリア西部のノヴォシビルスク出身。

物心付いた時には楽器をおもちゃにして過ごしており、母親は彼を音楽学校に入れたが、彼が独学で演奏していた木琴ハーモニカアコーディオンなどのクラスに空きが無かった為「1年待つよりは」と空きがあったヴァイオリンのクラスに入学した[1]。少年時代にザハール・ブロンに師事。

17歳でブリュッセルエリザベート王妃国際音楽コンクールに優勝し、職業音楽家として活動に着手する。その後、ブロンのもとを離れ、ピエール・ブーレーズリッカルド・シャイーシャルル・デュトワヴァレリー・ゲルギエフジェームズ・レヴァインクルト・マズアサイモン・ラトルエサ=ペッカ・サロネンムスティスラフ・ロストロポーヴィチといった名指揮者と共演を重ねる。

これまでに、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトピョートル・チャイコフスキージャン・シベリウスセルゲイ・プロコフィエフニコライ・ミャスコフスキードミートリイ・ショスタコーヴィチルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン協奏曲を録音。室内楽の演奏では、ボリス・ベレゾフスキーマルタ・アルゲリッチミハイル・プレトニョフユーリ・バシュメットミッシャ・マイスキーらと共演してきた。

2014年より芸術監督として故郷ノヴォシビルスクにてトランス・シベリア芸術祭を開催している。

使用楽器 編集

以前は1743年製のグァルネリ・デル・ジェス"Bonjour"を使用していたが、現在は1733年作のストラディヴァリウス ‟ロード”を使用している[2]

録音 編集

ロシア音楽とフランス音楽を得意としているが、ジョン・アダムズソフィヤ・グバイドゥーリナらの作品のような現代音楽も演奏・録音している。

著書・ディスコグラフィー 編集

  • "Violin Virtuosos (Strings Backstage)", Joshua Bell, Vadim Repin, Hilary Hahn, String Letter Publishing, 2000.

プライベート 編集

  • 2001年に結婚し、2006年に長男が生まれている[3]。2010年、ボリショイ・バレエのプリンシパルでバレリーナのスヴェトラーナ・ザハーロワが妊娠とレーピンとの結婚を公表し、2011年に女児が生まれている[4][5]

脚注 編集

  1. ^ NHK Eテレ テレビでロシア語 2013年度 第15課
  2. ^ Trans-Siberian art festibal in Japan 2017スタッフ・キャスト紹介
  3. ^ インターネット・アーカイブWayback Machine
  4. ^ the arts desk.comによる報道(英語)
  5. ^ Argumentyi Fakty 2010年8月12日(ロシア語)

外部リンク 編集