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ワンダーボーイ モンスターランド』(WONDER BOY: MONSTER LAND)はウエストンが開発し、1987年8月にセガ(後のセガ・インタラクティブ)より発売されたアーケードゲーム。『ワンダーボーイ』の続編。

ワンダーボーイ モンスターランド
スーパーワンダーボーイ モンスターワールド
ジャンル アクションRPG
対応機種 アーケード[AC]
セガ・マークIII[MkIII]
開発元 ウエストン
発売元 セガ
人数 [AC]:1~2人交互プレイ
[MkIII]:1人
メディア [MkIII]:ロムカセット(2Mbit)
発売日 [AC]:1987年8月
[MkIII]:1988年1月31日
システム基板 セガ・システム2[1]
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概要編集

主人公のブック少年が悪の化身ドラゴンを倒すための冒険をくり広げるアクションRPG

4方向レバー、2ボタン(アタック、ジャンプ)によって操作する。各ラウンドの最後にいるボスキャラを倒し、落としたカギを持ってゴールに到達すればラウンドクリア(ボスキャラを倒すことでクリアとなるラウンドもある)。クリア時にはライフの残数に応じてスコアが加算されたうえ(ライフが満タンの際は1万点のボーナスも加算)、クリア時よりハート1個余分にライフが回復する。

制限時間は砂時計で表示されており、砂時計が尽きるとライフがひとつ減る。ライフが全て無くなるとゲームオーバー。1クレジット追加でコンティニュー可能だが、ラウンド11ではコンティニュー不可となる。

モンスターを倒すことでゴールドを得て、盾や鎧などの装備や魔法や回復アイテムを購入したり、キャラのセリフやゴールドやアイテムを収得時には、その都度ウインドウ画面にテキストで情報が表示されるなど、当時家庭用で人気となっていたRPG的な演出要素が盛り込まれていたのが特徴。

装備編集

ソード編集

主要武器。装備の中で唯一、店で買う事が出来ない。途中で取り逃していた場合はひとつ前の武器が出現する。

  • グラディウス - 初期装備。厳密には、最初の建物に入ると入手でき、取らないと先に進むための足場が出現しない。
  • ブロードソード - バンパイアが落とす剣。
  • グレートソード - ジャイアントコングが落とす剣。
  • エクスカリバー - びんぼうがみが落とす剣。
  • 伝説の剣 - デーモンが落とす最強の剣。デーモンで入手出来なかった場合、ラウンド10のジャイアントコング、ブルーナイトが落とす事もある。

くつ編集

売店で買える防具。移動速度、ジャンプ力が増す。

  • ぬののブーツ - 50G。ただし滑りやすく、操作性が著しく悪化する。
  • 皮のブーツ - 80G。
  • セラミックブーツ - 180G。
  • 伝説のブーツ - 380G。他のブーツでは滑る氷の床上で、ある程度の制動が効くようになる。この靴がないと行く事が出来ない場所が存在する。

シールド編集

売店で買える防具。正面からの飛び道具を弾く。高いものほど飛び道具を受けた際の被ダメージが軽減される。

  • ライトシールド - 40G。
  • ナイトシールド - 120G。
  • ハードシールド - 250G。
  • 伝説の盾 - 350G。

よろい編集

売店で買える防具。敵の体当たりによるダメージを軽減する。

  • ライトアーマー - 60G。
  • ナイトアーマー - 150G。
  • ヘビーアーマー - 100G。防御力は2番目に高いが非常に重く、操作性が著しく悪化する。
  • ハードアーマー - 360G。値段の割に防御力は高くない。
  • 伝説の鎧 - 540G。装備するとカブトも変わる。

期限付き防具編集

  • ヘルメット - 防御力2倍。数回攻撃を受けると壊れる。
  • ウイングブーツ - ジャンプボタンを押しっぱなしにするとゆっくり降下。数回ジャンプすると消える。
  • ガントレット - 攻撃力2倍。数回攻撃を当てると壊れる。
  • 不思議なマント - 一定時間敵からダメージを受けなくなり、物理的に敵キャラクターを通過する事が出来る。

道具編集

消費型ウエポン編集

売店で買える武器。爆弾以外は所持している剣と同じ攻撃力になる。

  • 爆弾 - 爆弾で前方を攻撃。攻撃力は最弱の剣である「グラディウス」と同じ。
  • 竜巻 - 竜巻で攻撃。敵に当たるか壁に当たると逆方向に移動するので、うまく使えば数回ヒットする。
  • ファイア - 炎で近い敵を狙って飛んでいく。
  • サンダー - 稲妻で、画面全体を攻撃。

その他のアイテム編集

  • 復活の薬 - グラディウスと共にもらえる初期道具。ライフが尽きると自動的に使用され、ハート5個分を回復。謎の売店で買えたり敵が落とすこともあるが2個以上持てない。
  • ハート - ハートをひとつ回復する。同時に砂時計も回復。
  • ビッグハート - ハートをすべて回復する。砂時計も回復。
  • 砂時計 - 特定の場所に必ず出現するほか、ひとつの面でハートを出しすぎると出現。砂時計のみ回復。
  • カギ - 城門をあけるのに必要。
  • 手紙 - 2面の隠し部屋で老人がキャサリンに託した文章。
  • 笛 - 4面の隠し部屋でキャサリンに手紙を渡すとくれる楽器で南の島ポロロにある宮殿に導くことができる。
  • ペンダント - 7面の宮殿で老人がナマズ大王に渡すよう託す。
  • 紋章 - 10面でナマズ大王がペンダントと引き換えに暮れる勇者の証。
  • ベル - 紋章と引き換えにドラゴン城で、正しい方向がどっちか教えてくれる(正しいとベルが鳴る)。
  • ルビー - 紋章と引き換えにドラゴンに大ダメージを与える。

ボス編集

※印付のものは倒さなくても進む事は可能。
ラウンド1「死神」
ラウンド2-A「バンパイア」※
ラウンド2-B「おばけキノコ」
ラウンド3「レッドナイト」
ラウンド4「クラーケン」
ラウンド5「ジャイアントコング」※
ラウンド6「スフィンクス」
ラウンド7-A「びんぼうがみ」※
ラウンド7-B「ブルーナイト」
ラウンド8-A「デーモン」※
ラウンド8-B「ホブゴブリン」
ラウンド9「スノーコング」
ラウンド10「シルバーナイト」
ラウンド11「ドラゴン」

ゴールド増殖技編集

マップに点在するゴールドの出現ポイントで、左右に激しくレバーを振る(通称レバガチャ)と希に収得ゴールドが65 - 68Gになる仕様があった。

敵に触れて吹っ飛ばされた時にゴールド出現位置に触れば確実に成功、魔法2個使用時でレバガチャでほぼ確実に成功、特定の剣を振るモーションで成功するなど様々な方法が存在した。

このゴールド増殖技は公式では裏技扱いであったが、ハイスコアの集計対象が全クリア時の残りゴールドで集計扱いだったところでは公然の必須技となっていた。

後の復刻版では、パッド操作でもゴールド増殖が簡単にできるように、ゴールド増殖用の専用ボタンまで設けられた。

移植作品編集

特記がないものはセガ(後のセガゲームス)発売。移植の際、登場キャラクターや世界観を全く別のものに変えた作品が複数存在するが、ゲームシステムは変わっていないので、本項ではこれらについても移植作として記載する。

ビックリマンワールド
1987年10月30日にハドソンより発売されたPCエンジン用ソフト(定価4,500円)。主人公やボスキャラやメッセージの一部が、『ビックリマン』悪魔VS天使シリーズに差し替えたキャラ変え移植。BGMの音色変更(モンスターランドより音程が低い)、ドアのノック、重ね合わせ処理、ゴールド増殖技等、一部仕様のカットはあったものの、モンスターランドの攻略がほぼそのまま通用する、発売時期を考えればかなりの移植度であった。PCエンジンのロンチタイトルでもある。
後にシリーズとして『ビックリマンワールド 激闘聖戦士』が発売されているが、こちらのゲーム内容はモンスターワールドとは全く異なりロールプレイングゲームである。
スーパーワンダーボーイ モンスターワールド
1988年1月31日発売のセガ・マークIII用ソフト(5,500円)。アーケード版と同じウエストンの製作で、ハードウェアスペックに合わせた仕様変更はあるものの、おおむねアーケード版の忠実な移植となっている。新ステージやボスキャラの追加、FMサウンドユニットへの対応など、いくつかのオリジナル要素もある。
移植にあたってタイトルに「スーパー」が加えられているのは、前作のコンシューマ移植版がSG-1000用の『ワンダーボーイ』に対してセガ・マークIII用が『スーパーワンダーボーイ』となっていた流れを汲むものである。また、タイトルが『モンスターランド』から『モンスターワールド』に変更されているが、後年のアーケード完全移植版ではオリジナルの題名そのままでリリースされている。
なお、本作を第1作として、コンシューマ機版のシリーズ作「モンスターワールドシリーズ」が派生した。
西遊記ワールド
1988年11月11日ジャレコより発売されたファミリーコンピュータ用ソフト(定価5,500円)。主人公やボスキャラだけでなく、グラフィック全般が『西遊記』の世界感のものに差し替えられている。
後に続編で『西遊記ワールドII 天上界の魔人』も発売されているが、こちらはモンスターワールドとはまったく関係のない別系統のゲームである。
新高橋名人の冒険島
2004年8月2日にハドソンよりFOMA900i向けに配信された携帯電話アプリ。2004年11月30日にはVアプリでも配信。上記『ビックリマンワールド』をベースにしてさらに『高橋名人の冒険島』シリーズのキャラクターに置き換えたものとなっている。
セガエイジス2500シリーズ Vol.29 モンスターワールド コンプリートコレクション
2007年3月8日に発売されたプレイステーション2用ソフト(定価2,500円 税別)。『ワンダーボーイ』や『モンスターワールド』関連のタイトルが全16本が収録された復刻版で、本作からはアーケード版とセガ・マークIII版が収録された。移植はエムツーが担当。
Wiiバーチャルコンソール
下記2作がダウンロード販売専用ソフトとして随時配信されたが、2019年1月31日をもって両方ともに配信・販売が終了している。
スーパーワンダーボーイ モンスターワールド
2008年12月24日より配信開始(500Wiiポイント)。ゲーム内容は前述のセガ・マークIII版と同じだが、BGMを設定で「FM音源ユニット装着時」と「PSG音源のみ(デフォルト)」に切り替えが可能。
ワンダーボーイ モンスターランド
2011年6月21日よりアーケード版が「バーチャルコンソールアーケード」で配信開始(800Wiiポイント)。アーケード版を完全移植し、キーコンフィグでは前述した#ゴールド増殖技を1ボタンで簡易再現できる設定も実装された。
セガエイジスオンライン ワンダーボーイ モンスターランド
2012年5月23日より配信開始されたダウンロード販売専用ソフト。アーケード版の完全再現の他にも海外版等のバージョン違いも収録され、様々な条件下でスコアやタイムを競う「トライアルモード」や、BGMを自由に聴ける「ジュークボックス」などの新要素も追加された。
PlayStation 3版は『セガ ビンテージコレクション』のシリーズで単品販売(617円 税込)され、Xbox 360版はアーケード版の移植と『ワンダーボーイV モンスターワールドIII』と『モンスターワールドIV』の3本を収録したモンスターワールドコレクション(1,029円 税込)として販売された。
SEGA AGES ワンダーボーイ モンスターランド
2019年5月30日よりNintendo Switch向けダウンロード販売専用ソフトとして、アーケード版の移植がされている[2]
原典そのままの「アーケードモード」(Wii版バーチャルコンソール同様、ゴールド増殖技をボタン一つで可能にする「レバガチャボタン」を使ってのプレイが可能)と、これに様々な付加要素をミックスさせるというシリーズのコンセプトに基づいたスペシャル版の2通りでプレイ可能。スペシャル版では下記の内容が実装される。
  • ゴールド増殖技が使えない「マネーハングリーモード」が新設。
  • 様々な試練を(倒さなくても先に進めるボスを真面目に倒すなど)設定したスペシャル面をクリアする事を目的にした「チャレンジモード」が新設(過去の移植作における「トライアルモード」の発展版)。

脚注編集

外部リンク編集

セガ・インタラクティブ 作品情報ページ
セガゲームス バーチャルコンソール 作品情報ページ
セガゲームス SEGA AGES 作品情報ページ